熱中症対策グッズを手に入れて酷暑を乗り切る!! ~ツーリング時の熱中症対策Vol.4~

炎天下のツーリングで熱中症は気になるところ。熱中症予防は如何にすればよいのでしょうか?事前の予防方法から休息時の対処方法、バイク用ギアまで解説します。

『熱中症対策ギア』

 冬は寒風に悩まされ、夏は灼熱の中を走る…。バイクは楽な乗り物ではありません。特に夏場は熱中症対策が必要になってきます。これまでは、熱中症になると体に起こることやその対応、そして予防のための行動について説明してきました。今回は身につけるギアでの対策を考えていきたいと思います。

【ヘルメット】
 安全のためには欠かせない装備です。しかし、難点は熱がこもって、蒸れてしまうこと。ヘルメットを脱いだら、汗で髪の毛がベトベトという経験は、どのライダーも経験しているはずです。そこで、各社から安全性を損なわず、内部の湿気を効果的に排出するベンチレーションシステムを備えたヘルメットが発売されていますので、そういった種類を選ぶことが肝心です。

OGK KABUTO「KAMUI-III」シリーズ

 中でも、OGK KABUTOの「KAMUI-III」シリーズなどは、エアベンチレーションだけでなく、紫外線と熱線遮蔽素材を使用したシールドを採用。太陽光の侵入による内部の温度上昇を軽減する機能も備えています。また、帽体内部には「クールマックス」素材が使用されており、汗を素早く吸収、ベンチレーションからの気流で水分を外部に排出させます。その際、気化熱が奪われるので、ヘルメット内部を冷却/乾燥させる効果が期待できるのです。

【ジャケット】
 ジャケットは、近年主流になってきている、メッシュジャケットを着用しましょう。

アルパインスターズ「T-GP R v2 AIR JACKET」

 アルパインスターズの「T-GP R v2 AIR JACKET」は、胸部と背面、そして袖部分にメッシュパネルを備えたマルチファブリックのシェル構造を採用しています。それにより、走行風で体を冷却する仕組みになっています。

【パンツ】
 上記のジャケットと連結できるのが、「A-10 AIR v2 PANTS」です。

アルパインスターズ「A-10 AIR v2 PANTS」

 メッシュパネルを採用しているに加えて、4方向に伸びるストレッチパネルを配置しているので、動きやすさも抜群です。

【グローブ】
 通気性と保護を両立したメッシュグローブを使うと、「手が汗でベトベト…」という不快感を軽減できます。

RSタイチの「RST442ラプターメッシュグローブ」

 例えば、RSタイチの「RST442ラプターメッシュグローブ」であれば、メッシュ素材の通気性の良さがもたらす快適さと、ミドルカフとカーボンプロテクターの採用によって、安全性の高さを両立させています。

【冷却ベスト】
 アウターにはこれまで解説してきたようなものを着用し、インナーには高熱になる場所で作業をする人々が使うような、「冷却ベスト」と着用するというのも一つの方法です。安価なものなら、保冷剤を胸や背中のポケットに入れて直接体を冷やすベスト型のものから、ファンを回転させて風邪を送り込み、汗を蒸発させて乾かすタイプまで各種販売されています。ネットなどで検索して、自分のスタイルに合ったタイプを選ぶといいでしょう。

【インナー】
 バイクブランドからも専用のものが出ていますが、吸湿発汗性、速乾性に優れた素材で作られた、スポーツ用のものを応用するというのも一つの方法です。
 筆者のおすすめは、アンダーアーマーの「UAヒートギア」や、アディダスの「アルファスキン」です。どちらも体に密着させるコンプレッションウェアですが、着ているのを忘れるほど。夏の暑い時期でも汗を素早く吸収して、ドライな感覚をもたらしてくれます。ほかのメーカーも同様の機能を持ったものを販売しています。

【キャメルバッグ】
 バイクでは走行中に水分補給することが難しいものです。しかし、ツーリング中はどんどん水分が失われていきます。そこで、乗車中に水分補給できる工夫をしてみましょう。

背負うタイプのウォーターバッグ「キャメルバッグ」

 役に立つのが、トレールランナーやマウンテンバイカーなどが使用している「キャメルバッグ」です。簡単に言うと、背負うタイプのウォーターバッグで、ノズルの先端を軽く噛んで吸うだけで水が出てきます。ノズルの先をヘルメットのチンガードのあたりで脱着できるように工夫すれば、走行中で片手を離さずに水分補給ができます。

 熱中症の恐れがあると言っても、夏はやっぱりバイクにとって走りやすい季節。十分な対策をして、心地よいツーリングを楽しんでください。

【了】

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