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原付一種の30km/h規制を撤廃すべきと思わせる安定感 ホンダとの協業で誕生したヤマハ「JOG」はオーバースペック!?

ヤマハが販売する原付モデル「JOG(ジョグ)」は、1983年に初代が登場して以来、多くのユーザーに親しまれてきた同社を代表するモデルです。その走行性能はどれほどのものなのでしょうか。

ホンダからOEM供給を受けて

 1983年に初代モデルが登場し、爆発的なヒットを記録したヤマハ「ジョグ」は、同メーカーを代表するモデルとして36年間ラインナップされている原付一種のスクーターです。

ホンダからのOEM供給を受け、2018年に発売されたヤマハ「ジョグ」

 ヤマハとホンダは、2016年に原付一種領域での協業に向けた業務提携について検討を開始していますが、その協業第一弾として登場したのが2018年発売のヤマハ「ジョグ」と「ビーノ」となります。

兄弟車と言っても過言ではないホンダ「タクト」。フロントマスクに違いが見られます

 そのため、ホンダ「タクト」の外観を変更させたヤマハ「ジョグ」、ホンダ「ジョルノ」の外観を変更した「ビーノ」のカタログ上のスペックは、OEM供給先であるホンダ製品と同様とされています。

原付一種の速度規制を廃止すべき! と思わせる安定感

 今回は、そんな経緯を持つ2台のうち、歴代モデル同様にクチバシのような尖ったフロント周りのデザインが与えられた「ジョグ」に試乗してみました。

ホンダ製espエンジンを搭載するヤマハ「JOG(ジョグ)」

 現行「ジョグ」では、enhanced(強化された、価値を高める) Smart(洗練された、精密で高感度な) Power(動力、エンジン)の略称から名付けられた、ホンダ製49cc水冷「espエンジン」を搭載していますが、実際に走りだせばトルクフルに加速し、わずか2秒足らずで原付一種の法定速度である30km/hに到達します。

 ちなみに私有地で行ったテストでは、ゆっくりと4秒も数えれば法定速度の倍となる60km/hほどのスピードを出すことも可能ですが、加速からコーナリング、停止とどのシチュエーションでも車体は安定しています。

 また、左手のレバーを介してリアブレーキを操作する際、前輪にもほどよく制動力を配分し、バランスよくブレーキングをサポートする「コンビブレーキ」の効果もあり、短い距離で止まることが出来ます。

容量19L(ジョグデラックスは20L)の収納スペースを備えたヤマハ「ジョグ」

 シート高に関しては705mm(ジョグデラックスは720mm)と低い設定のため、小柄な女性でも安心の足つき性を実現。加えてシート下にはヘルメットも収めることができる容量19L(ジョグデラックスは20L)のスペースも確保されています。

 その他、「ジョグ」では、500mlのペットボトルが収められるフロントインナーラックや、持ち手の太いバッグも掛けられる折りたたみ式大型フック、スタンド掛けに便利な取っ手やU字ロックの収納スペースが備わったリアキャリアなどを備えることで、近所への買い物や通勤通学に最適な一台とされています。

※ ※ ※

 コンパクトで軽量、使い勝手に優れた原付一種は、近年、販売が落ち込んでいますが、やはりそれを解消するためには30km/h規制や、煩わしい2段階右折など、原付ならではの道路交通法の改正が必要となるでしょう。そう思わせるほどに現代の「ジョグ」は安定した走行性能を見せてくれました。

【了】

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