電動化に向け道交法も一部改正!! 電動バイクにも「普通」と「大型」の区分ができる

自動車業界の電動化に向け、道路交通法にも変化が見られます。定格出力0.6キロワット超の電動バイクは「普通自動二輪車」扱いでしたが、今後は「普通」と「大型」に区分されるようです。

電動バイクに「普通」と「大型」の区分ができる

 警察庁交通局は、「道路交通法施行令の一部を改正する政令」等に対する意見の募集(パブリック・コメント)結果から、「定格出力が20.00キロワットを超える原動機を有する自動二輪車の区分を、普通自動二輪車から大型自動二輪車に改める」という案を検討し、施工すると公表しました。

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 意見の募集は2019年7月22日から同年8月20日までの期間、総務省行政管理局が運営する総合的な行政情報ポータルサイト「e-Gov(イーガブ)電子政府の総合窓口」の意見提出フォームや電子メール、FAX、郵送などにより行なわれ、195件の意見が集まりました。

 現在、定格出力0.60キロワットを超える電動自動二輪車は全て普通自動二輪車に区分されていますが、大型の電動自動二輪車が登場していることから、定格出力が20.00キロワットを超える電動自動二輪車を大型自動二輪車とし、普通自動二輪車と大型自動二輪車を「定格出力」により区分する、というものです。

 さまざまな意見を踏まえ今回の結果となった理由について、警察庁交通局は以下のように公表します。

「現行の道路交通法施行規則では、電動自動二輪車について、定格出力により大型自動二輪車と普通自動二輪車を区別しておらず、定格出力が0.60キロワットを超える電動自動二輪車は全て普通自動二輪車として区分しています。

 今後、大型の電動自動二輪車が流通することが見込まれること等を踏まえ、今回、普通自動二輪車と大型自動二輪車を定格出力によっても区分することとし、大型の電動自動二輪車を運転しようとする者についても、大型二輪免許を受けなければならないこととしたものです」

 電動バイクの区分を、EUの基準である「最高出力」ではなく「定格出力」としたことについては以下のように公表しています。

「EU等の諸外国においては、電動自動二輪車が最高出力等により区分されているものと承知していますが、我が国においては、電動自動二輪車が定格出力により区分されていることを踏まえ、今回の改正においても、定格出力による区分としました」

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 また、「普通」と「大型」の境目が定格出力が20.00キロワット超とすることについては「現在流通している自動二輪車を参考にするなどして検討を行い、また、普通二輪免許で運転することができる車両のうち最も大きい総排気量0.400リットルの車両の運転特性は、定格出力が20.00キロワット程度の電動自動二輪車と同程度であると考えられるため、今回の改正内容のとおりとなりました」と公表しています。

※ ※ ※

 時勢に合わせ、守るべきルールも変化していくのは歓迎すべきことではないでしょうか。なお「施行期日は令和元年12月1日を予定」とのことです。

【了】

海外では盛んな電動化の波に日本はどう対処するのか?

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