最寄駅から歩いて5分!? 市街地に隣接する奇跡のオフロードコースがあった

土埃や騒音(排気音)など、地域住民への配慮から市街地より遠い場所に整備されることが多いオフロードコースですが、大阪のオフロードコース『プラザ阪下』は最寄り駅から徒歩5分という、市街地に隣接する奇跡的な立地が特徴です。

市街地に隣接する本格オフロードコース!?

 初めて訪れる人は、その光景に驚くこと間違いありません。大阪府河内長野のオフロードコース『プラザ阪下』は、南海高野線「河内長野駅」から徒歩数分という、市街地に隣接する奇跡的な立地なのです。しかも、かつては全日本モトクロス選手権が開催され、現在でも「JNCC」など全国規模の大会が毎年開催される本格的なオフロードコースです。

眼下には河内長野市街地が一望できる信じられないロケーション。コース上から「河内長野駅」のホームまで見える

 かつて宿場町として栄えた河内長野は、駅から少し歩くと風情のある商店街や、今でも古民家のような趣のある宿が存在します。そんな河内長野駅から歩いて数分のところに、オフロードコース『プラザ阪下』はあります。

 コースの代表によれば、設立は昭和62年くらい、かつて野原だったそうですが、トライアル出身の元オフロードイベンターがバイクで走り「ここにオフロードコースを作って欲しい!」と直訴されたのがきっかけだそうです。

 現在ほどバイクの排気音や巻き上げられる土埃などの環境問題に過敏ではなかった時代とはいえ、すでにこの時点で市街地からとても近いオフロードコースは誕生したのでした。

 その後、街の開発は進み、数年前には麓にマンションが建ちました。当然住民からの反発や苦情が心配されるところですが……じつは問題になっていないそうです。もちろんプラザ阪下では独自の基準で音量規制を設けるなど、環境問題には配慮していますが、マンションの住民曰く「電車の音の方がうるさいから、気にならない」とのこと。

日本を代表するクロスカントリーレース『JNCC』の開幕戦の会場としてもおなじみのプラザ阪下。全国から多くのライダーが集まる

 それでも過去にコース運営の危機はありました。それは税金の問題です。河内長野市は企業が非常に少なく、税金収入の面で住宅地にしたいという市の意向もあり、2007年に存続の危機に立たされました。

 また、同じく大阪府にあるオフローコースも存続の危機に立たされたこともあり、多くのライダーや関係者の危機意識が高まりました。そうして集まった署名、嘆願書により、コース再開へと繋がったのです。

 その後は全国規模で盛り上がりを見せてきたJNCC(オフロードのクロスカントリーレース)の開幕戦として毎年開催されるなど、その人気と評価を揺るぎないものにしてきました。

 関西独特の山砂系の良質な土質や、市街地とは思えないほどの雄大なロケーションと開放感も魅力となっており、キッズライダーやビギナーから、トップライダーにも愛されるコースとして運営活動中です。

【了】

【画像】市街地から徒歩で行ける奇跡のオフロードコース『プラザ阪下』

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