3年ぶりに乗るバイクは配達用のホンダ「ジャイロキャノピー」 シュートボクシング笠原弘希選手のSTAY HOME

部分的に緊急事態宣言が解除されましたが、まだまだ、新型コロナウイルス感染拡大の影響は続いています。シュートボクシング日本スーパーフェザー級王者の笠原弘希(ひろき)選手に、試合がないこの時期にどう過ごしているか聞きました。

シュートボクシング日本スーパーフェザー級王者の笠原弘希選手のStayHome

 部分的に緊急事態宣言が解除されましたが、まだまだ、新型コロナウイルス感染拡大の影響は続いています。前回は、その影響受けているシュートボクシングの日本フェザー級1位の笠原友希選手に話を聞きました。今回はその兄で、同じく日本スーパーフェザー級王者の笠原弘希(ひろき)選手に、やはり試合がないこの時期にどう過ごしているか聞いて行きます。

シュートボクシング日本スーパーフェザー級王者の笠原弘希選手

 緊急事態宣言は39の県で解除されましたが、まだ、感染の再拡大に気をつけなくてはいけません。しかし、バイクは一人(ときたまタンデム)で乗って解放された空間を移動するもの。密集、密閉、密着のいわゆる“三密”とは最もかけ離れた存在で機動力も抜群。そんなバイクの特性を活かして、STAY HOMEの練習の合間に実家のタイ料理屋の配達を手伝っているのが、笠原弘希選手です。いつ試合が再開されるか分からない今、どんな生活を送っているのかを聞きました。

実家のタイ料理屋の配達を手伝う笠原弘希選手

――弟さんの友希選手にも聞きましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響は?

 さっき友希も言っていた通り、僕も6月に予定されていたシリーズ戦もなくなって、全部なくなってしまいました。最初はどこに照準を合わせて調整すればいいのか、全くわからないし、不安が増えていくような精神状態でしたけど、今は“いつ再開してもいいように、しっかり準備しておこう”という気持ちで体を動かしたりして過ごしています。

――それが友希君も言っていた自宅の駐車場での練習ですか?

 はい。一応、ジムが開いていたときと同じメニューで一緒にやっています。ただ、試合の日程が決まらないから、やっぱり2人とも追い込み不足というか…。でも、ほかの選手も頑張ってトレーニングしているみたいなので、気を引き締めて兄弟でやっています。

――ところで、弘希選手とバイクとの関わりは?

 普通自動二輪免許を取ってから、いろいろと乗っていました。直近はスズキのスカイウェイブに乗っていたんですけど、3年前に事故をやっちゃって…、廃車になってしまいました。

――3年前というと、もうプロとしてデビューしていた時期。怪我は大変だったのでは?

 はい、腰の骨が折れてしまっていて…。交差点で僕が直進していたところに、クルマが無理やり右折してきてぶつかってしまったんです。

――典型的な右直事故ですね。クルマだけしか運転したことがない人は、バイクの速度感がわからないですからね。やっぱり入院したんですか?

 いや、病院からは車椅子に乗って、タクシーには担いで乗せてもらって、無理やり帰ってきました(笑)。その後2週間くらいは、練習ができないことが辛かったですね。そこから少しずつ始めました。

――たった2週間で練習を再開、大丈夫だった?

 腰も少し痛かったんですけど、だんだん慣れて行きました。でも、事故のとき、肩から落ちて結構転がったものだから、右肩に痛みがあって、全く動きませんでした。それで、痛みを感じる方向にゴムチューブで負荷をかけながら動かすようにしたんです。しばらく続けたら、だいぶ動くようになりました。

――それでスカイウェイブが廃車になってしまった後が、お店の配達用のジャイロキャノピー。

スポンサーさんから提供の配達用ジャイロキャノピー

 はい、事故をやってから乗っていなかったから3年ぶりです。スポンサーさんから提供いただいたんですけど、3輪って何だか変わった感覚ですね(笑)、これで母がやっているタイ料理店のお弁当を配達しています。

――“変わった感覚”って、どんなところでしょうか?

 3年ぶりに乗っているわけですけど、キャノピーで囲われているので安心感がありますね。それに3輪なので、カーブでも安定感があって運転しやすいです。落ち着いて乗れるって感じです。以前は…、ちょっとヤンチャな乗り方もしてましたけど(笑)。

プロシュートボクサーが、タイ料理を配達してくれるかもしれない

 笠原弘希選手と友希選手のお母さんのお店から配達してもらえるタイ料理のお弁当。左から「カオマンガイ」、「ガパオライス」に「グリーンカレー」(各850円)。お店は浅草なので、近くの人は注文してみてはどうだろうか。プロシュートボクサーが、配達してくれるかもしれない。

『マイペンライ』
東京都台東区浅草4-49-8
(東武スカイツリーライン、都営浅草線、東京メトロ銀座線 浅草駅より徒歩12 分)
電話:03-6802-3988
定休日 なし
営業時間 11:30-14:00、17:30-翌3:00(L.O.2:30)
*当面の間11:00-17:00 のみランチお弁当のみ、夜の部はお休み中
単品メニュー、ランチお弁当あり、コース料理、飲み放題あり

シュートボクシング日本スーパーフェザー級王者の笠原弘希選手

■笠原弘希(かさはら ひろき)
1999年8月10日、東京生まれ。身長175cm、体重/試合時60kg、通常65kg。
24戦20勝(8KO)。シュートボクシング日本スーパーフェザー級王者、元シュートボクシング日本フェザー級王者。

 小学校4年生から父の勧めでシュートボクシングを始める。2015年6月の「SHOOT BOXING~SB30th Anniversary~act.3」に高校2年生で出場し、プロデビュー初戦を勝利で飾る。2018年9月「SHOOT BOXING」にて日本フェザー級王者となり、1年後にはこのタイトルを返還し、2019年9月に開催された「SHOOT BOXING Act.4」でスーパーフェザー級王者となって2階級制覇を遂げる。相手に打ち負けないパンチの強さには定評がある。弟は前回登場した笠原友希選手。

【画像】シュートボクシング笠原弘希選手のStayHome(10枚)

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