the「燃費」王道ビッグバイク、ホンダ「CB1300スーパーボルドールSP」とのツーリングは走りが楽しい!

「バイクの燃費どれくらい?」ちょっと気になる人の燃費。とはいえ燃費はミズモノ。走る場所、乗り方で大きく変わります。本当のところどうなのか? ホンダ「CB1300スーパーボルドールSP」で走ってみました。

ホンダの王道ビッグバイク「CB1300スーパーボルドールSP」の燃費はどれくらい?

 気になるあのバイクの燃費を調査する。今回はホンダ「CB1300スーパーボルドールSP」です。前後にオーリンズ製サスペンション、フロントにブレンボ製モノブロックブレーキキャリパーを備えるSP仕様はどんな結果を記録するのでしょうか。

実際の燃費はどうなのか? ホンダ「CB1300スーパーボルドールSP」で高速道路を走る筆者(松井勉)

 実走調査では、「基本的に同一ルート」「流れに合わせたペース」「急加速、急減速、急発進の3急を避ける」「車載されたトリップ、燃費計を活用する」「この中で得た結果、感想を率直に述べる」という条件のもと行ないました。

流れは良いがペースの上がらない市街地、15km走って20.5km/lはご立派!

 アベレージ30km/hで移動ができれば上々の市街地。排気量1284ccの水冷直列4気筒DOHC4バルブエンジンは、排気量が醸し出す低速トルクをスムーズに生み出します。ポンポンとシフトアップをして市街地でも6速が常用できる。つまり、低い回転で走ることが苦にならない。この低い回転なのにグっと加速する力強さが魅力です。

 渋滞は無かったものの、ダラーと流れる程度に車がいる。これが逆に無駄な加減速をしないことで好結果につながったのかもしれません。信号が青、黄、赤という変わり目のタイミングで停まった時はアイドリングストップもしてみました。20km/l台ゲットに満足感ありです。

言わずもがな、高速道路の巡航はラクラク

 設定ルート、スタート&ゴール地点である千葉県の木更津を出発し、東京湾アクアライン連絡道「袖ケ浦IC」より館山道「富浦IC」までを走行。言うまでもありませんが、このクラスになると高速道路の巡航はラクラクです。

千葉県木更津エリアをスタート&ゴール地点としてホンダ「CB1300スーパーボルドールSP」でツーリング想定のルートを走り、燃費を調査

 スーパーボルドールの場合、ネイキッドをベースにフェアリング付きとしたことで格段に巡航時の風圧は快適ですが、いわゆるツアラーモデルのフェアリングと比較すると、その効果はネイキッドバイクとの中間にある印象です。また、前後に備えるオーリンズ製サスペンションの初期作動性が良く、乗り心地は快適でした。

 6速で巡航していても、アクセルさえ開ければ即座に迫力ある加速を引き出せる特性は、空冷直4エンジンを搭載する「CB1100EX」が持つ、まったりとして味わいのある走りとは異なるタイプのスポーティさが魅力です。

 迫力のある加速が楽しい。それだけにズバンと追い越しを掛けたい衝動に駆られることも事実。しかし、その誘惑と一定速で巡航していても退屈しない、良い意味でこのバイクのエンジン、車体の特性は、走行車線を巡航し続けても楽しめる分水嶺にいる存在なのかも知れません。

 高速道路では燃費22.4km/l、復路は向かい風強めで上り坂区間もあり21.9km/lという結果になりました。

まったりペースもお得意!? ビッグバイクらしい威風堂々の感

「富浦IC」から房総半島南端で折り返し、大山千枚田を経由して館山道「富津中央IC」までの下道区間を走ります。

ホンダ「CB1300スーパーボルドールSP」に乗る筆者(松井勉)。どんな速度域でも楽しめるキャラクターはツーリングシーンに最適

 コースを設定した千葉県は、県内標高の最高高度が最も低い県としておなじみです。しかしルートを設定した房総南部のエリアは丘陵地が続き、海岸線からいったん半島の内部に入ると、平坦路の割合が意外と少なく、アップダウンの連続となるエリアがあります。つまり、ツーリングルートとして楽しいシチュエーションなのです。

 そのなかを行く威風堂々たるこのバイク。まったりとしたツーリングペースでも退屈することはありません。エンジン特性、車体特性のマッチングはもちろん、全てが熟成された印象で、どんな速度域でも楽しめます。

 前半は流れが良い平坦路から、アップダウンとなだらかなカーブが連続する道で南端の海岸へ。復路は別ルートで峠越えのあるワインディングなど、低速カーブもあり、コーナリング好きなら楽しめるルートへと進みます。

 大柄で車重もヘビー級のCB1300ですが、こうした道でのハンドリングは見事です。アクセルを開けた時の排気音、コーナリングする時、がっしりと地面を掴むような曲がり方、そして大型バイクを意のままに操れている、という様々な刺激成分が心を満たします。

 燃費はツーリングルート(快走路)トータルで22.4km/l。数回トリップをゼロ(燃費計もリセットされる)に戻してデータを取りましたが、0.1か0.2km/lの違いだったので、複数回出た22.4km/lを成績とします。

この結果は満足感高し! もっと好結果も狙えるハズ

 CB1300スーパーボルドールSPは、所有感はもちろん高品質なパーツ群が走りを楽しくするモデルでした。

排気量1284ccの水冷直列4気筒エンジンを搭載するホンダ「CB1300スーパーボルドールSP」のWMTCモード値は16.8km/l

 スペックにあるデータでは、60km/h定地走行燃費(2人乗り)が26.8km/l、WMTCモード値が16.8km/lとあります。そのデータからすると、今回の市街地、高速、ツーリングでの燃費結果には納得、満足のいくものでした。ホシ4つです。

■ホンダ「CB1300スーパーボルドールSP」燃費結果
総合評価:☆☆☆☆★(ホシ4つ)
総走行距離:174.3km
市街地:20.5km/l
高速道路:22.4km/l(向かい風では21.9km/l)
快走路:22.4km/l

※ ※ ※

 ツーリング中の走りが楽しい。「CB」「ホンダ」「ビッグバイク」、この3つの言葉に親和性があるライダーなら、気になるバイクでしょう。

【了】

【画像】ホンダ「CB1300スーパーボルドールSP」の燃費はどれくらい? 走ってみた!

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Writer: 松井勉

モーターサイクル関係の取材、 執筆、プロモーション映像などを中心に活動を行なう。海外のオフロードレースへの参戦や、新型車の試乗による記事、取材リポートを多数経験。バイクの楽しさを 日々伝え続けている。

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