『小野木里奈の○○○○○日和』 写真の撮られ方をモータージャーナリストの松井勉さんに質問しました!
今回の『小野木里奈の○○○○○日和』は、モータージャーナリストの松井勉さんにバイクを運転しているときの姿を格好良く写真に撮られるためのコツをお聞きしました。
バイクに乗る姿をカッコよく撮られるには!?
お仕事でバイクに乗る機会が増えてきましたが、毎度悩んでしまうことが写真の撮られ方なんです(笑)。頑張って運転していても普通に乗っているだけでは、中々格好良く撮られることって難しいんですよね。これまで公開されている写真も何回も撮って頂いたおかげで、何とか基準に達したものを選んで頂いていました(笑)。
撮影のたびにそのような悩みがあったので、今回はベテランライダーでありモータージャーナリストの松井勉さん(以下:松井)に質問してみました!

私:バイクを運転しているときに、格好良く写真に撮られるためにコツはありますか?
松井さん「体勢なども大事ですが、まずはカメラマンさんがいる位置を意識しましょう。そこから撮る位置と背景を想像するんです。
これまで私は自分の運転姿勢ばかり気にしていたのですが、まず必要なのはカメラマンさんの位置とそこでどういう角度でシャッターを狙っているかをチェックする必要があったんです。また、松井さんによると撮られる背景も心掛けることが大切なんだそうです。画角に収まる範囲に障害物が映らないタイミングなど、撮られるポイントを見定めるためにも、松井さんは走行中必ず意識するんだとか。凄すぎます!!
松井:それらを事前に考えておくことで、カーブの瞬間を撮られる時、バイクを倒すのはここ!というポイントを推測することができるんですよ。

そうすると、写真を撮られるための運転の方法は、普段の運転の方法と意識する点が少し異なることがわかりました。私は写真を撮られる時は、顎を引くことやへっぴり腰にならないようにするなど、自分の運転姿勢のことばかり考えていました。でもそれだけでは良い写真を撮ることはできないということが、松井さんのお話を聞いていくうちに気づかされました。
また、カメラマンの位置を確認した後、それに対してバイクの向ける角度やラインどりを考えながら運転すると、写真に撮られた時にバイクがベタッと平面的に写されずに、立体的に躍動感がある写真を撮ることができるんだそうです。頭では理解できても、実現するにはまだまだ初心者の私には修行が必要でした(笑)!
松井さん:小野木さんはお仕事でお芝居をするのですよね?
私:はい!やらせて頂いています!
松井:女優というお仕事も監督さんにお芝居を求められることがあるように、この仕事もバイクが生き生きとする瞬間を写真に求められます。僕たちもその職業と同じように、求められる写真を撮るために、たくさん現場で経験を重ねることでこの感覚を鍛えられました。
私はここでお芝居のお仕事との共通点を発見できるとは考えていませんでした。たしかに求められるものを表現するために、経験や知識を駆使して周囲に応えようとすることは似ていると思いました。
松井さんのようなベテランライダーの方々は、バイクが素敵に撮られるためにそのバイクならではの魅力を引き出す瞬間をいかに見つけるかを現場で試行錯誤しているんですね。

バイクはやっぱり格好良い乗り物。私自身もバイクの免許を取ろうと決めたとき、バイクに乗っているライダーの姿が格好良いと思えたからです。たしかに当時見ていたバイクに乗ったライダーの写真も、バイク単体での写真よりずっと格好良さが引き出されていたように感じます。
これから同世代の方々へさらにバイクに関心を持ってもらうためにも、私も経験を積んで素敵な写真を公開できるよう、松井さんのアドバイスを活かして一生懸命取り組んでいきたいと思いました。かつての私のように、写真を見て格好良いバイクに乗ってみたい!と興味を持ってもらえたら嬉しいですよね。
あとは、徐々に素敵な写真を公開できるようになったら、男性に比べて小柄な女の子でも、「こうやってバイクをスマートに乗りこなせるんだ」ということもどんどん発信していきたいです。
松井さん、ありがとうございました!