ママチャリはNG?自転車を運べる千葉のサイクルトレイン「B.B.BASE」とは?

千葉県に自転車を持ち込める電車があるのをご存じでしょうか?サイクリストにはありがたいこのサービスは「B.B.BASE」と呼ばれ、鉄道と自転車の新しい旅を目的としています。今回は、鉄道会社だけではなく地域一体となってサイクリストをサポートしてくれる「B.B.BASE」の楽しみ方を紹介していきます。

愛車と電車で旅ができる「B.B.BASE」とは?

 JR東日本千葉支社が運営している「BOSO BICYCLE BASE」、通称「B.B.BASE」は、普段から愛用している自転車と一緒に旅をすることができる夢のサイクルトレインです。これまでの自転車旅といえば、分解して目的地まで運んだり、宅配便で配達する必要がありましたが「B.B.BASE」は自転車を分解することなく車内に持ち込めるサイクリスト専用の電車となっています。

JR東日本千葉支社が運営している「BOSO BICYCLE BASE(通称:B.B.BASE)」

 6両編成の車両には、全席自由席の99座席が用意されています。なお、トイレや洗面所などがある4号車には、広々としたフリースペースが設けられており、自由に使うことができます。

 また、車内の床面にはビンディングシューズを履いていても滑りにくいように、凹凸のついたゴムの床が採用されています。さらに、車内は禁煙、各座席に設置されたテーブルにはスマホなどを充電できるようにコンセントを完備しており、サイクリストが快適に旅を楽しめるような空間が用意されています。

 では「B.B.BASE」の具体的な利用方法を説明していきましょう。

「B.B.BASE」は、電車を使用するサービスですが、乗車券を購入するのではなくツアーに近いサービスのため事前予約が必要となります。インターネットであれば最短出発日前日の18時まで予約ができ、びゅープラザでは前日の営業時間内まで申込みを済ませておかなければ利用できません。

「B.B.BASE」が出発する乗車ホームは両国駅にあり、普段は使用されることのない「幻の3番線」を専用の入り口として使用します。両国駅と房総半島を結ぶ電車は「内房」「外房」「佐原」「銚子」の4つのコースがあり、イベントや気分に合わせて選ぶことができます。ただし、各コースの出発日程については毎週末に週替わりで運行されているので、事前に確認しておくのがポイントです。

 駅のロータリー付近の地面に入口方向を示すガイドがあり、ガイドに沿って行くと3番線まで案内してくれる仕組みとなっています。また、段差がないため自転車でもスムーズに専用ゲートまで移動できます。

自転車を固定するサイクルロックが設置されています

 乗車したらまずはサイクルラックに自転車をしっかりと固定しましょう。ラックの使用手順は次のとおりです。まずフックを引きガイドフレームを手前に引き出します。次に前輪をガイドフレームに乗せ、前輪・後輪の順にラックの中に納めます。最後に自転車のフレームをベルトで固定すれば完了です。

 ただし、前・後輪の泥除け、後輪を囲うスタンド、ブロックパターンのタイヤ、3つ以上のタイヤを装着時した自転車は搭載ができません。たとえば、ママチャリに関しては前後に泥除けがあるタイプが一般的で、さらに両立スタンドが取り付けられているためサイクルラックには搭載ができないとのことです。

 なお、重量が15kg以上ある電動アシスト自転車などや、タイヤ幅が50mmよりも広いマウンテンバイクなどもサイクルラックの搭載はNGとなります。しかし、万が一サイクルラックに載せられない自転車であった場合でも、車内には直接持ち込むこともできるようなので、事前にクルーの方に相談してみると良いでしょう。

 また、自転車をもっていなくても両国駅隣の「B.B.BASEバイシクルステーション」にてスポーツバイクをレンタルすることも可能です。初心者の方には専門スタッフがレクチャーしてくれるので、初めての人も安心して気軽に使用することができます。

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 自転車を解体することなく電車に持ち込める「B.B.BASE」は、サイクリストにとっては夢のような電車です。JR関東バスにも「B.B.BASE」と大きく刻まれたラッピングバスが用意されており、千葉県のみならず各地域でもアピールされ広がりを見せています。

自転車をそのまま車内に持ち込める「B.B.BASE」

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により運行が中止されていましたが、7月より運転が再開されるそうです。防止対策をしっかりと行いながら、愛車との旅を楽しみましょう。

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