また盗まれた!防犯登録ちゃんとしてる? 知っておきたい自転車盗難対策

自転車に乗る人の代表的な悩みといえば「盗難」でしょう。最近は普通自転車だけでなく、スポーツタイプの高級自転車の盗難も多発しているようです。なかには鍵をかけていたにもかかわらず盗まれたといったケースもあり、盗難対策にはこれまで以上に気を使わなければいけない時代となってきています。

自転車盗難に欠かせない対策法とは?

 近頃は通勤通学のための自転車だけでなく、趣味としてロードバイクやマウンテンバイクなどのスポーツサイクルを購入する人も多くなっています。普通の自転車よりも少し値の張るスポーツサイクルに乗っている人ほど防犯意識が高い傾向にあるようですが、どんなに気をつけていても、一度うっかり鍵をかけ忘れてしまうだけで、だれでも盗難にあう可能性がでてきます。

鍵だけでは盗難被害に遭う可能性があるので、補助錠も追加しましょう

 警視庁のデータによると、都内の「自転車盗難」の発生件数が、平成27年に51,094件あったものが、令和元年には31,937件まで減少しているのがわかります。盗難発生場所で最も多かったのが「住宅」の43.3%で、次いで「駐車場・駐輪場」の25.8%、「道路上」の24.2%となっています。

 また、盗難被害の57.6%に関しては無施錠の状態で被害にあっており、住宅で保管している自転車では防犯意識が低いことがわかります。さらに、近年は盗まれた自転車は犯人の交通手段として使用されるだけでなく、転売やひったくりなどの犯罪に利用されるケースも増加しているようです。

 そこで、日頃から防犯対策をしっかりしておくことが重要です。まず、自転車から離れるときはわずかな時間でも必ず施錠をする習慣をつけましょう。盗難を繰り返す犯人の手口として、ターゲットを影から監視し、持ち主が自転車から離れたスキを見て盗むということもあるようです。

 次に、付属の鍵だけでなく補助錠を追加しましょう。付属の鍵だけでは簡単に壊されてしまう可能性があるので、厳重注意し二重にして鍵をかけておくことが大切です。また、防犯性能が高い鍵に交換するのも効果的です。さらに、盗難防止に配慮された駐輪場を利用するのも良いでしょう。

 最後に、最も重要なのが「自転車防犯登録」です。自転車を購入した際に必ずしておきましょう。前述した防犯対策をしても盗難されてしまった…という場合に大活躍してくれます。

防犯登録は必ずしなければいけないの?

 自転車には、盗難防止と被害回復に期待できる「防犯登録」といった制度があります。街中を走る多くの似ている自転車のなかから、盗難届が出ている自転車を探し出したり、窃盗犯に登録済であることをアピールし盗難のリスクを軽減するといった狙いがあります。

「防犯登録」は、盗難のリスク軽減と被害回復に期待できます

 実店舗にて自転車を購入する際に店側で登録してくれるのが一般的ですが、現代ではネットショッピングで自転車を購入する人も増えています。ネットで購入した自転車や他人から譲り受けた自転車に関しては、自分で防犯登録の手続きをする必要があります。

 しかし、登録を忘れたり面倒だからといってそのまま放置してしまう人もいるでしょう。ですが「自転車の安全利用の促進及び自転車等駐車対策の総合的推進に関する法律」によって、保有する自転車の防犯登録は義務となっているので、自転車購入時には必ず防犯登録を行うようにしましょう。

 防犯登録と言っても、バイクやクルマなどの登録ほど難しくはありません。自転車防犯登録所の看板を掲示してある防犯登録所にて、簡単に手続きすることができます。おもな場所としては、自転車店・スーパー・ホームセンターなど、身近な場所での登録が可能です。

 登録時に必要なものとして、「自転車本体」「身分証明書(運転免許所・保険証など)」「防犯登録料500円(非課税)」の3つがあれば、当日でも手続きが可能となります。また、購入した際の販売証明書や保証書などがあれば、よりスムーズに手続きが可能となります。

 しかし、防犯登録には有効期限が存在しています。登録した日の翌年から10年間となっており、同じ自転車に10年以上乗り続ける場合は新規登録をしなければいけないので、長年乗り続けている人は注意が必要です。また、東京都内における防犯登録料に関しては、令和2年10月1日より660円に値上がりすることが決まっています。未登録の人は早めに登録を済ませておきましょう。

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 自転車の盗難は施錠忘れといった、気のゆるみから起きる場合が多いようです。それに、鍵をかけていなかったために盗難保険が保障されなかったり、防犯登録をしていないために保険の加入すらできなかったといった事例もあります。

 まずは自分でできる防犯対策をしっかりし、離れる際は必ず施錠する習慣を身に着けることが盗難にあわないための前提となります。また、ネットで自転車を購入する際は、防犯登録が義務であることを忘れずに、必ず登録を済ませてから街に繰り出しましょう。

【了】

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