開通前にしか見られない貴重な光景!? 東名高速「綾瀬スマートIC」でアンベールを待つ無地の看板

高速道路のインターチェンジにはETC専用のスマートインターチェンジがあり、低コストで設置が可能、地域の活性化にもつながるという理由から、近年積極的に設置されています。供用開始を2021年夏ごろに控えた、東名高速道路「綾瀬スマートIC」付近の様子はどうなっているのでしょうか。

バイクで通りかかったら無地の看板、シートに覆われた案内標識が……

 高速道路のインターチェンジ(IC)には、ETC専用の出入口であるスマートインターチェンジがあります。低コストで設置が可能、地域の活性化にもつながるという理由から、近年積極的に設置されています。供用開始を2021年夏ごろに控えた東名高速道路「綾瀬スマートIC」付近には、開通前にしか見られない光景がありました。

「綾瀬スマートIC」付近の神奈川県道42号には、開通後に備えた道路案内標識がすでに設置されている。これは一般道用のもので、文字はまだラッピングで隠されている

 東名高速道路の「横浜町田IC」と「厚木IC」の間は約15km離れており、この間に位置する神奈川県綾瀬市や座間市、大和市、藤沢市北部などは両ICにアクセスしにくい状況にあります。それを解消し、周辺地域の活性化や「横浜町田IC」から「海老名JCT」間の渋滞の緩和なども期待されているのが「綾瀬スマートIC」です。

 場所は東名高速の「綾瀬バス停」付近で、高速と交わる県道42号(藤沢座間厚木線)と接続されます。住所でいえば綾瀬市小園、県道42号の「寺小橋南側」交差点一帯です。

 バイクで現地を訪れたのは2020年12月末。工事中の現場は長らく白いパネルで覆われ、県道42号側からは中を見ることが難しかったのですが、このほど訪れた際にはかなりの部分がフェンスに置き換えられ、外から見えるようになっていました。

 中を覗くと、IC本体の大きな構造物はあらかた完成している様子で、ランプウェイは舗装直前の状態です。また、各種ETC関連の設備、出入り口のゲートバー、看板などがすでに設置されているのが見て取れました。通常のICの工事はかなり大規模で広い面積を要するイメージですが、スマートICは「この程度の規模の工事だけで上下線に出入りできるようになるの?」というぐらいコンパクトにまとまっているのが印象的です。

県道から入り口に向かうランプウェイは舗装直前。ETCアンテナや看板類は設置済み

 周囲に目を移すと、工事に伴って高速バスの「綾瀬バス停」が仮移設されていたり、高速道路の側道にあたる市道が拡幅されて新しくなっているなど、開通に向けて着々と、さまざまな工事が進んでいるのがわかります。

 その中でも興味深かったのが、県道42号に設置された道路情報版や案内標識看板です。開通前ということもあり、まだ何も表示されていない青や緑の板が設置されています。ところが近寄ってよく見てみると、うっすらと「ETC専用」「名古屋方面」などの文字が浮き出ていました。

 看板は文字情報の入ったものがすでに設置されているものの、同色のシートを張り付けて外見上は無地の看板にしてあります。おそらく開通直前にアンベール、標識看板として機能するのでしょう。

 この標識看板をはじめ“開通前の今しか見られない光景”は貴重なもので、その変化を定点観測的に見ていると楽しいものです。また開通後に「あの時見た道はこんな風になったのか」と“ビフォーアフター”を比べてみるのも面白いものです。

【了】

【画像】開通前の東名「綾瀬スマートIC」付近を見る(9枚)

画像ギャラリー

Writer: 野岸“ねぎ”泰之(ライター)

30年以上バイク雑誌等に執筆しているフリーライター。ツーリング記事を中心に、近年はWebメディアで新車インプレッションやアイテムレビューも多数執筆。バイクツーリング&アウトドアを楽しむ『HUB倶楽部』運営メンバーの1人。全都道府県をバイクで走破しており、オーストラリア、タイ、中国など海外でのツーリング経験も持つ。バイクはスペックよりも実際の使い勝手や公道での走りが気になるキャンプツーリング好き。

最新記事