ホンダ「ジャイロ e:」発売 電動ビジネスバイク シリーズ第2弾が登場
ホンダは、ビジネス用電動三輪スクーター「ジャイロ e:(ジャイロ イー)」を、法人向けに発売します。どのような特徴があるのでしょうか。
クリーンで安定した走行性を実現するビジネス向け電動三輪
ホンダは、3月25日にビジネス用電動三輪スクーター「ジャイロ e:(ジャイロ イー)」を、法人向けに発売します。

三輪の安定感とバイクの持つ軽快な操縦性を兼ね備えた車体に、交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack(モバイルパワーパック)」を採用したジャイロ e:は、「毎日の配送をより便利で安心なものに ビジネスe:スリーター(三輪車)」をコンセプトに開発されたモデルです。
ジャイロ e:では、ホンダがかつて製造していたガソリンエンジン搭載の「ジャイロ アップ」と同様に、地面と平行で荷くずれしにくく、低床で荷物の積み降ろしやすさに配慮した大型の荷台が後輪の上部に独立して備えられているため、荷物運搬時の低速走行や旋回時でも安心感のある走りを実現しています。
走行時にCO2排出のない「クリーン」で「静か」な電動モビリティーならではの優れた環境性能に加え、低回転からトルクのあるモーターの特性を活かし、荷物の積載時でも力強くスムーズな発進性能と登坂性能を発揮するジャイロ e:は、、高効率を追求した駆動電流の制御技術とあいまって、一充電あたりの走行距離は72km(30km/h定地走行テスト値)を実現。

動力用電源には、電動ビジネスバイク シリーズ第一弾として販売されている「ベンリィ e:」と共通のHonda Mobile Power Packを2個使用しており、充電済みのHonda Mobile Power Packに交換することで充電されるのを待つことなく走行することが可能となっています。
なお、ジャイロ e:の価格(消費税10%込)は55万円、販売計画台数(国内・年間)は1500台となっています。
先駆けて販売されているベンリィ e:においては、日本郵便が導入し、2020 年度末には東京都内における郵便配達業務用二輪車の2 割を電動化すると発表されていますが、ジャイロ e:がどのような業種で採用され普及していくのかにも注目したいところです。
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