『小野木里奈の○○○○○日和』は、ライディングフォームは8の字走行で確認!初心者でも安心できるオフロードレッスンを体験

『小野木里奈の○○○○○日和』は、ヤマハが主催する『YRA(ヤマハ・ライディング・アカデミー)大人のバイクレッスン』に参加します。1日受けた講習を総合的に活用し、本格的なオフロードコースに出ます。初体験のオフロードで習ったテクニックを実践できるのでしょうか!

講習で教わったことを再確認! 重要なのは目線

 皆さんこんにちは!小野木里奈です! 今日はヤマハさん主催の『YPA(ヤマハ・ライディング・アカデミー)大人のバイクレッスン』のレポート、最終回でございます。いや~レッスンは1日の体験でしたが、朝から夕方までガッツリ学ぶことができたので、とても濃い1日となり、今日に至るまで数回に分けて記事を書かせていただきました。それではスタートです!

1日のレッスンを総合的に活用し、オフロードコースを走ります

 これまで学んだことを全て取り入れ、総合的に走ってみようということで、インストラクターさんに続き、コース内を参加者全員で走行します。先頭を走るインストラクターさんがこれまでに練習した立ったままの状態でバイクに跨りリーンアウトやブレーキングをしたり、Uターンなどランダムに走行します。

 一応オフロード専用コースもありますが、やはりオフロードのレッスンなのでインストラクターさんはコース以外にもデコボコ道や草むらの中も走るので、全員で必死についていきます。伝言ゲームのように、自分が間違えたライディングをしてしまうと、後ろの方が真似をしてしまうので、とにかく集中して走りました(笑)。

 その時も他のインストラクターさんは「目線に注意するように!」と呼びかけます。無我夢中になると正しい目線の位置を忘れてしまいそうになるので、常に自分に言い聞かせます。休憩時間になりバイクを降りた瞬間には、全身に無駄な力が入っていることを実感しましたね(笑)。

正しい目線の位置を忘れずに走行することが重要なポイントのひとつです

 普段のバイクの運転もそうですが、正しい姿勢でリラックスして走りたいところなのですが、オフロードとなるとデコボコ道が本当に難しく、なかなか自分自身に心の余裕が生まれません。ただ、一方でこのレッスン終わった後にアスファルトの道路を運転すると、「もしかしたら少し気持ちに余裕が生まれるのでは!」と私の中で都合良く期待しております(笑)。

8の字コースは自分のライディングフォームを見直すには最適

 それから少人数のグループに別れて色々なコースを最後走っていこうという時間になるのですが、これまで走ったデコボコ道だけでなく、8の字コースとプロのオフロード選手の方達が練習しているコースも体験という内容なのです…!

「そんな本格的なコースまで体験できるんだ!」と、ワクワクしちゃいました。8の字は教習所にもあり経験はしたことありますが、その時以来やっておりません。どのような目的で練習をしていくのでしょうか。

元ヤマハロードレースファクトリーライダーの加藤義晶インストラクター

 各グループに分け今回ご指導していただくのは、加藤義晶インストラクターと、伊集院忍インストラクターです。加藤インストラクターは、元ヤマハロードレースファクトリーライダーの全日本チャンピオンで、現在は国内だけでなく海外のYRAインストラクターとしてもご活躍されています。

元全日本レディースモトクロスライダーの伊集院忍インストラクターには、ゴーグルの付け方から教わってしまいました(笑)

 伊集院インストラクターは元全日本レディースモトクロスライダーで、今回のレッスン中ほとんどのお手本を伊集院インストラクターが見せてくださいましたが、フォームが素晴らしすぎて同じ女性としてこんなにバイクを乗りこなせることは憧れてしまいますね。お二人とも日本を代表するライダーさんです。

 お二人だけでなくこのようなすごい経歴の持ち主の方々が丁寧にレッスンしてくださるので講習の時間は勉強になることでいっぱいです。ちなみに休憩時間やレッスン終了後もインストラクターさんに自由にお話を聞けるようになっているので、参加したら積極的に質問していただくことをオススメします!

8の字はバイクを運転する上で必要なフォームを練習するのにはとても効果的と伊集院インストラクターは仰っていました

 さて、それでは私が所属するグループはまず8の字コースから体験していきます。伊集院インストラクター曰く、8の字はバイクを運転する上で必要なフォームを練習するのにとても効果的なんだとか。このコースにはその基礎を練習するための要素が沢山含まれているので、プロの方も本格的なオフロードコースを練習しつつも、自身のライディングがうまくいかなくなってきたらまずは基礎から一回やり直してみようということで、その時に8の字コースで練習するんだそうです。それくらい、8の字コースはライディングを上達させる上で非常に重要な役割を果たしてくれるんだそうです。

 前述したように教習所で少し私も8の字を経験しましたが、そんな大切なことを学べるものだったのかと驚きました。最初に加藤インストラクターがお手本を見せてくださり、それを伊集院インストラクターが説明してくださいますが、説明を聞いているとやることがたくさん含まれていて「これは今までのコースよりもめちゃくちゃ忙しいのでは?」と感じました(笑)

 発進して加速しカーブ手前でブレーキング、この時に十分に速度を落としたらアクセルを少し開きながらリーンアウトで回っていき、また加速してカーブ手前でブレーキング…のように繰り返します。ただそれぞれのスパンが短いので全ての作業をタイミングを見て素早く切り替えていく必要があります。

8の字は、侵入する前に十分に速度を落とすことでコースから外れずに回ることができます

 例えば、ブレーキングのタイミングが遅いとカーブするとき速度が十分に落とせていないことになりコースから外れて大回りになってしまいます。8の字コースを走ってから気づきましたが、これまでのコースと違い距離が短いのでちょっとでもタイミングが遅いと間に合わなくなってしまいます。それがものすごく難しい!

「なるほど、8の字コース、侮るなかれ…」って感じですね(笑)。ただ、素早く動作を沢山切り替えていく必要がありますが、その一方で広いコースよりもこれまで教わったことを短い時間の中で数をこなすことができるので「とても効率的だな」と思います。

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