バイクの警告灯が点灯!その対処法とは

油圧警告灯やFIランプ、バイクは排気量やモデルによって警告灯の数も種類も異なります。乗り換えようと思ったら警告灯の数に驚くかもしれません。それぞれの警告灯の対処法とはどのようなものでしょうか。

警告灯が点灯する理由とは

 前提として全てのバイクが同じ警告灯を備えているわけではありません。排気量やモデルによって警告灯の数は変わります。特にキャブ車からインジェクション車に乗り換えたら、同じスーパースポーツバイクでも警告灯の数の違いに驚くでしょう。水温警告灯や油圧警告灯、ABSランプなどそれぞれ違う警告灯の対処法とはどのようなものでしょうか。

バイクのメーターには、計器類の他にも警告灯が点灯します

 まず警告灯が点灯する理由は、おおまかに2つあります。実際にバイクに異常が起き始めているのをセンサーが検知して知らせるために点灯している。もう1つはセンサーの故障です。加えてバイクに異常が起きていたとしても、原因が直接的ではなく、間接的に警告灯を点灯させている場合もあり、FIランプが点いたからインジェクションに異常が出ているとは限りません。

 しかし、放置すると走行不能になったり、エンジンが焼き切れたりする可能性があるため、必ず何らかの対処をしましょう。放置した結果、修理代が高額になり最悪は廃車になる可能性もあります。

 まず警告灯の点灯が本当にバイクの異常なのか。それともセンサーの誤作動か判断しましょう。知識や経験が十分になくても警告灯の一部はチェックが簡単にできます。センサー故障だと判断がつきやすいのは燃料残量警告灯、速度警告灯でしょう。例えば、給油したばかりで燃料残量警告灯が点く。速度が低速のままなのに速度警告灯が点くとなれば、これはセンサー誤作動、故障の可能性が高いと言えます。

 しかし、警告灯が点いてバイクに何らかの問題が起きていると感じるのであれば、すぐに点検と修理が必要です。

 余談ですが、警告灯の球切れ、LED切れにも注意しましょう。エンジン始動のとき、キーを差し込み回すとセルボタンを押す前に警告灯が一斉に点灯します。このとき全部の警告灯が点灯しているのを毎回確認しましょう。球切れを起こしていては異常をセンサーが検知できても警告灯が点灯しません。

警告灯が点灯した際の対処法とは

 警告灯が点いたときの対処方法は種類で違います。ある程度の知識や専用器具などを持っている人は自力で解決してしまいますが、分からない場合は点検を販売店に依頼しましょう。

警告灯が点灯してからエンジンが始動できない場合もあります

 それぞれの警告灯の種類(エンジン、水温、油圧など)ごとに簡単な対処方法をご説明しますが、まず警告灯が点いてからエンジンが始動できる場合とできない場合があります。できない場合は自分で解決しようとせずに販売店や修理工場に連絡をしてレッカーと点検を依頼しましょう。

 エンジン警告灯、別名でFIランプと呼ぶ時もあり、警告灯のデザインもバイクで異なります。役割はエンジンを電子制御しているバイクのコンピューターユニットが異常を感知すると点灯するランプ。バイクによってはエラーコードや点滅をして異常を種類ごとに分けて知らせてくれます。

 対処方法はエラーコードの意味が分かる場合は、そのエラーコードに従ってバイクの状態を確認してみましょう。エラーコードの確認には専用器具が必要な場合もあり、販売店でないとどんなエラーコードが出ているか判断できないときもあります。

 カプラ外れや配線が断線、マフラーをカスタムパーツに交換してもエンジン警告灯が点灯するときがあります。 理由が1つとは限らず点検項目が複雑になるため、もしわからないときは無理をせずに販売店で点検を依頼しましょう。

 水温警告灯が点灯したら、ラジエターの冷却水の水温が異常な温度になっていると知らせています。対処法は走行中であれば、駐車してアイドリング状態でラジエターのファンが回るかどうか確認しましょう。もしファンが回らなければ、販売店で修理とファンの交換を依頼してください。加えて、エンジンが冷えているときに冷却水の量と状態を確認しましょう。冷却水は2~3年おきに交換が推奨されています。

 油圧警告灯はエンジンオイルの油圧低下のときに点灯し、多くの場合はエンジンオイル量の低下で点灯すると言えるでしょう。まずはエンジンオイル量を確認し、オイル量が十分であるなら、オイルポンプの故障の可能性があります。オイルが足りないときはオイルの補充か交換をしましょう。

 速度警告灯は排気量50cc未満の原付限定に付いている警告灯です。公道の速度制限が30㎞と制限され、既定速度をオーバーすると点灯して速度超過を知らせます。

 もし警告灯が速度超過以外で点くようなら、スピードメーターやメーターケーブル、スピードセンサーなどで故障が考えられます。メーターがアナログ式で、ある程度の修理に関する知識があるときはスピードメーターにつながるケーブルの取り付けナットの緩みや内部のケーブル(インナーケーブル)の動作確認するのも1つの手段です。

CBR1000RR-R/SP メーター表示

 ABS搭載のバイクにはABSの警告灯があります。ABSの警告灯が点いたら、素人判断はせずに、そのまま点検を依頼しましょう。ブレーキーが十分に機能しない場合もあるため、走行も避けましょう。

 最後にセキュリティインジケーターが点灯したときの対処法です。後付けのセキュリティーではなく、標準装備されているセキュリティインジケーターはバルブの球切れやシステム障害などを知らせる機能が搭載されているモデルがあります。エラーコードの解読できるのであれば該当する箇所を簡単に点検してみましょう。

 バイクの付属品である説明書には警告灯の対処方法やエラーコードの解読方法が細かく載っていたりします。突然点灯した警告灯に慌てないようにしっかり目を通しておくとよいのではないでしょうか。

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 バイクの異常を知らせる警告灯。しかし、センサーの故障や警告灯とは関係ないと思っていたバッテリー交換や配線の劣化、バルブ切れ、カスタムパーツの交換でも反応して、警告灯が点灯するのは珍しくありません。

 修理や点検を依頼するときに警告灯が点いた前後の状況をしっかり説明できると作業時間が短縮できる可能性があります。

【了】

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