『小野木里奈の○○○○○日和』 ヤマハ「MT-07」と「MT-25」の違いと魅力を探求!

『小野木里奈の○○○○○日和』は、ヤマハの「MT-07」と以前試乗した「MT-25」を比べてみます。デザインやポジションなど気になるところを順にご紹介します。

MTシリーズのフロントまわりは、昆虫がコンセプト!?

 皆さんこんにちは、小野木里奈です。前回の記事でヤマハの「MT-07」に試乗しましたが、以前、「MT-25」にも試乗したことがあったので、今回はMTシリーズ2車種のバイクに試乗したことについてでございます。それではスタート!

ヤマハ「MT-07」と「MT-25」を私なりに紐解きます

 ちなみに2021年2月に試乗したMT-25は、2020年モデルのバイクで、2021年4月に発売された2021年モデルのMT-25ではありませんので、ご了承ください。ざっくりと分けてしまうと、同じ名前の車種の中型バイクと大型バイクとの比較ということになります。

 どちらのMTもフロント部分を正面からみると、虫みたいな顔をしているような印象は共通しています。全体的なサイズ感はあまり変わらなかった印象です。中型クラスのMT-25は、タンク周りがボリューミーだったのがインパクトあり、両足をついた時に、タンクのボリュームある幅で、下を向いても足が見えないくらいでしたから (笑)

MTシリーズのフロントマスクは、まるで虫のようなデザイン(MT-07/ MT-25)

 MT-25はパッと見ても、大型バイクなんじゃないかと思わせる迫力のあるビジュアルでした。一方で、私が試乗したMT-07は、全体的にダークグレーで統一されていることと、フロント周りのデザインがMT-25よりもさらに虫のよう!まさにこちらはカミキリムシ (笑)

シート高がある「MT-07」のスリムなタンクが好みです

 さて、足つきを比べてみましょう! 少しMT-07の方がシートが高いですね。シート高は、MT-25→780mm、MT-07→805mmとなっております。私は身長160cmなのですが、MT-07の方は、両足で着いたときに爪先立ちになってしまいました。ただ、私の身長上、大抵のバイクはこのようになってしまうので、だんだんこの現象に慣れてきました (笑) 片足で着くようでしたら、全然足つきがよくなりますし。シート高は高いけど、私はタンクがスリムな方が好みなので、好みはMT-07寄りですね。

 車重は、MT-25→169kg、MT-07→184kgとなっており、約15kgの差です。ただ、MT-07も、私でも取り回すことができたので、この重さでも問題はありません。どちらも車体のサイズが大きく見えるので、「重さがもっとあるのかな」と想像していたので思っていたよりも軽いと思ってしまったんですよね。最近は、このクラスの重さのバイクでも1人で押し運びができるようになってきました。まだまだスムーズとは言い難いですが…(笑)

MT-25とMT-07の走行比較

 続きまして、発進時の比較でございます。エンジンをかけた時の音は大型バイクならではのMT-07の方が力強い音ではありますが、MT-25も負けていないくらいの迫力のある音だった印象があります。むしろ、私の場合、何も知らされないでこの音を聞いたら「え?250ccだったの?力強い音だったから全然わからなかった」と言ってそうです(笑)

圧倒的に最初のパワーはMT-07の方がポンッと車体が押されたように力が加わり、繊細なアクセルコントロールを要求されます

 それでは走ってみたらどうでしたでしょうか。やはり、圧倒的に最初のパワーはMT-07の方がポンッと車体が押されたように力が加わるのでより繊細なアクセルの加減が問われます。一方でMT-25は、正直いうとパワーは思っていたよりもありませんが、初心者の方が感覚がわからずにアクセルをガバッと開けてしまった際にも、スピードが出過ぎず滑らかな加速になる感じがするので、その点は安心できると思います。

ボリュームのあるタンクのMT-25は、走行中はバイクとの一体感を味わえます

 MT-25のタンクはボリューミーでも走ってみたら全然その点は気にならず、このタンクを抱えるようなライディングフォームで一体感を楽しめる感覚があります。一方、MT-07はスーパースポーツのようなスポーティーな走りはしつつも、運転姿勢はネイキッドのような上体が起き上がっているフォームなので長距離運転でも無理なく楽しめます。

 あとはシート高が少し違うだけで、同じMTシリーズでも景色が違って見える感覚があったような気がします。車を乗っていてもそうですが、車高の高さが異なるだけで同じ道を通っても景色が違って見えることがありますよね。そういう観点でいうと、MT-07の方が、運転姿勢も含めて少し目線の高さが高くなります。MT-25は、タンクをガバッと体で覆っているように、バイクと合体していながら走っていると、大袈裟ですが地面を這っているような体感もあります。

比較してみた結果、私はどちらかというとMT-07の方が好み

 今回比較してみた結果、私はどちらかというとMT-07の方が好みかな、と個人的に思いました。足つきや重さだけでいうとMT-25の方がいいのですが、停車中や取り回しをしているときがMT-07の方が扱いやすかったということです。やはり、ボリューミーなタンクは迫力があって格好いいけど、私が扱うにはこのサイズが大きすぎたような気もしたからです。

 同じMTシリーズでも、ビジュアルや走行している時の感覚など、違ったものになるのが面白いですよね。今回のMT-25は、2020年型と比較させていただきましたが、2021年型とはどう変わったのか、いつか機会があったら体験してみたいなぁとも思います。

他のMTシリーズも試乗してみたくなっています

 同じMTシリーズで中型バイクと大型バイクなら、中型のパワーが小さくて大型のパワーがあると間違ってはないですが、それだけでは語ることができない違いがたくさんあることを改めて痛感させられました。こんなふうにまた、同じ車種のシリーズで排気量別で乗り比べもしていきたいですね。

小野木里奈YouTubeチャンネル『時速ONOキロメートル』

【了】

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Writer: 小野木里奈

女優。両親の影響で幼い頃にはバイクに憧れを持ち、23歳で大型バイクの免許を取得。いつか自分もお気に入りのバイクを見つけて、友達とツーリングに行くのが夢。初心者の立場で感じたことを素直に発信する。

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