エイプリルフールのフェイクニュースとして拡散され、バイク業界に旋風を巻き起こした伝説のシングルロードレーサー「ロードボンバー」とは?
当時のスタイルを次世代へ受け継がれるヘリテイジへ…
立役者となったロード・ボンバーIX改ですが、’80年代に開催されたシングルレースにも参戦。改造を繰り返し、変わり果てた姿となり、不動状態で20年以上も保管されていたそう。
その後、SRのカスタムショップとして知られた「スラクストン」(現在閉店)の手によって、’78年当時の姿が再現されました。
現在、東京都東久留米市にあるバイクショップ「9-GATE(ナインゲート)」が所有し、今も当時と変わらない姿で存在しています。
「オリジナルフレームで、ナンバープレートを取得できないので公道が走れません。レースでもレギュレーションに合わないので参加できないんです。オブジェとなってしまっていますが、歴史のあるバイクなので、そのままの姿で保管しています」

走らせられないことを残念そうに語る代表の細井啓介さん。ヤマハのSR400、SR500などをメインに国内外のバイクのメンテナンスやカスタムを手掛ける人気店で、幅広い年齢層のバイクファンに支持されています。
「お客様は30~40代が中心ですが、10代~20代の若いユーザーまで来店します。当時を知らない世代なので、この車両を見た若い子から『カッコいいSRですね』ってよく言われます。実際、乗ってみても普通にSRのように乗れちゃいます」

ロード・ボンバーが登場した時にバイクに乗っていた世代はもう60代以上。リアルタイムで体験している人が少なくなった今、当時のスタイルを残すことを大切に思っているのだそう。
「レーサーはワークスマシンでもない限り、そのままの姿で残っていることはほとんどありません。公道でもレースでも走れないと、維持するのは難しいでしょう。でも、ロード・ボンバーはジャパニーズカフェスタイルを広めた元祖的な存在だと思っています」

当時を知らない世代や多くの人にもっと見てほしいという細井さん。現在、いつでも見ることができるように店内で保管、展示しているのだそう。
「現在、参加できるレギュレーションのレースがないのですが、もしエキシビジョンで参加させてもらえる機会があったら、ぜひ走っている姿も見てほしいと思っています」

















