バイク用ドライブレコーダーにはどんな種類がある?

最近では、クルマだけでなくバイクに取り付けるバイク用ドライブレコーダーの種類も増えました。では、どういった種類のものがラインナップされているのでしょうか。

バイク用ドライブレコーダーの種類を一挙紹介!

 バイク用のドライブレコーダーを取り付けると、事故などの際に証拠として映像が残せるというメリットがあります。警察や保険会社に事故の瞬間をとらえた映像を提出できれば、もらい事故など明らかに相手に過失がある場合に、納得のいく過失割合で事故処理をしてもらえる可能性が高まるのです。

バイク用のドライブレコーダーの分離型カメラ
バイク用のドライブレコーダーの分離型カメラ

 また、最近ニュースなどで取り上げられ社会問題になっている、あおり運転にも有効です。加えて、相手がドライブレコーダーが取り付けてあることに気付けば、あおり運転をやめることもあり危険な運転の抑止にもつながります。

 では現在、 どういった種類のバイク用ドライブレコーダーがラインナップしているのでしょうか。

 バイク用ドライブレコーダーは大きく分けて、本体とカメラが別々の「分離型」と、カメラと本体が一体になった「一体型」があります。

 分離型はカメラをカウルなどのボディに、本体はシート下などに装着するタイプです。例えば、キジマ製の「1080J」のように、デュアルカメラを採用し、前後同時に録画できるモデルも販売されています。そしてカメラ一体型は、主にヘルメットやハンドルに取り付けて使用します。例えばヘルメットに取り付けるタイプでは、白バイにも採用されているドライブマン製の「BS-9b」、ハンドルに取り付けるタイプには、AKEEYO製の「AKY-610L」などが挙げられます。

リンクフロー製の「FITT360 PB」
リンクフロー製の「FITT360 PB」

 その他にも、リンクフロー製の「FITT360 PB」のように、ライダーの首にかけるだけで使用できるドライブレコーダーも登場しました。フロント両サイドとリアの3つのカメラで、360度全方位をカバーできる点が注目を集めているようです。ちなみに、バイク用のドライブレコーダーには、車体に取り付けてバイクのバッテリーに接続するタイプと、バッテリーが本体に内蔵されているタイプの2種類もあります。

 まずバイクのバッテリーに取り付けるタイプは、エンジンを掛けるとバッテリーから給電される仕組みです。そのため、バッテリー切れの心配がなく、ツーリングなど長時間の運転のほか、通勤通学などで毎日バイクに乗る人に向いているといえます。

ドライブレコーダーを取り付ける際には、専門的な知識や技術が必要
ドライブレコーダーを取り付ける際には、専門的な知識や技術が必要

しかし、バイクのバッテリーに直接接続するため、取り付ける際は専門的な知識や技術が必要です。取り付けに自信がない人は、バイクショップなどに設置を依頼したほうが確実かもしれません。

 そしてバッテリーが内蔵されているタイプは、配線が不要でヘルメットやハンドルなどに設置すればすぐに使うことができます。ただし、バッテリーが切れると撮影されなくなるため、こまめにバッテリーの残量を確認したり充電する手間がかかる点には注意が必要です。

 では、バイク用のドライブレコーダーを選ぶ際はどういった点に注意すれば良いのでしょうか。

バイク用のドライブレコーダーは、防水・防塵性能および耐衝撃性の高いものを選ぶ必要があります
バイク用のドライブレコーダーは、防水・防塵性能および耐衝撃性の高いものを選ぶ必要があります

 バイク用のドライブレコーダーは車外に設置するほか、エンジンなどの振動を受けやすいため、防水・防塵性能および耐衝撃性の高いものを選ぶ必要があります。防水・防塵の保護性能は「IPコード」と呼ばれる表示で確認でき、防塵性は0から6の7等級、防水性は0から8の9等級で表されます。

 例えば、「IP56」と表記されていれば、その製品は5級の防塵性能と6級の防水性能を備えていることを示しています。バイク用のドライブレコーダーは風雨での走行も考えて、最低でもIP55以上の性能があると安心です。

証拠映像を鮮明に撮影するのに重要なのが画質
証拠映像を鮮明に撮影するのに重要なのが画質

 また、特に重要なのが画質です。事故やあおり運転にあった際に、証拠映像を鮮明に撮影できなければ意味がありません。ポイントは、相手のナンバーがはっきりと撮影できるフルHD(1920×1080)、画素数200万画素以上のものを選ぶことです。加えて、撮影の範囲を示す「画角」は、なるべく広いものを選ぶようにします。画角は、水平・垂直・対角の3つで表されます。特に重要になるのが左右の範囲を表した「水平画角」で、この数値が大きいほど左右の広い範囲を撮影できます。横方向からの事故にも対応するため、110度以上ある広角レンズを搭載したモデルを選ぶと良いといえます。

 その他にも、WDR・HDRが搭載されているモデルは、トンネルの出入口の急な明かりの変化で起きる映像の飛びを防止できるほか、夜間でも綺麗に撮影することができます。

 ちなみに、ドライブレコーダーの録画機能には、主に「常時録画」と「Gセンサー録画」があります。

 まず常時録画は、エンジンをONにすると自動的に録画がスタートし、エンジンをOFFにすれば自動的に録画が終了する仕組みです。エンジンを掛ければ録画が開始されるため、うっかり録画し忘れてしまうミスを防ぐことができます。

「ループ録画機能」がついたものは、録画中にSDカードの容量が一杯になった場合、自動的に古いデータに上書きしてくれます
「ループ録画機能」がついたものは、録画中にSDカードの容量が一杯になった場合、自動的に古いデータに上書きしてくれます

 また、「ループ録画機能」がついたものは、録画中にSDカードの容量が一杯になった場合、自動的に古いデータに上書きしてくれます。そのため、新しい映像を残しながら、容量を気にすることなく常に録画をしつづけてくれる便利な機能です。

 そしてGセンサー録画は、衝突や急ブレーキなどの強い衝撃をセンサーが感知した際、その前後数十秒の映像を自動で記録媒体に保存します。Gセンサーがあれば、事故などの重要な証拠映像を確実に残しておくことができます。

 このように、一口にバイク用ドライブレコーダーといっても、仕様は多種多様です。従来の録画機能に加え、駐車監視機能やGPS機能などの便利な機能が備わったモデルも販売されているので、もしもの時に備えて購入を検討してみるのも良さそうです。

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 ドライブレコーダーといえばクルマのイメージが大きいかもしれませんが、あおり運転が社会問題となった昨今、バイク用ドライブレコーダーも徐々にその種類を増やしています。装着しておけば、事故やトラブルに巻き込まれたときの証拠になるため、この機会に購入を検討してみるのも良いかもしれません。

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