晴れより雨の日が危険!? 雨の中をバイクで走る際に絶対やってはいけない事とは?
バイクで走行する際に、雨の日は通常よりも注意する点が多数あります。濡れた路面で、絶対にやってはいけないことはあるのでしょうか。
雨の日は同じ道路でも違うルールで走るつもりで運転する!
路面が雨で濡れると、タイヤのグリップ力が不安定になりやすく、スリップを起こす危険性が高まります。
特に、バイクは2本のタイヤのみで走行しており、タイヤ1本あたり「名刺1枚分」の接地面といわれるほど、道路と接している面積は少ない乗り物です。そのため、雨の日にバイクで移動する際は、普段以上に様々なことに注意する必要があります。
そこで、雨の日の走行で絶対にやってはいけないことをまとめました。

まずひとつ目は、マンホールの蓋の上で急ブレーキをかけたり、急発進や急加速をすることです。
そもそも、マンホールの蓋は晴れていても滑りやすい場所のひとつとして挙げられます。そのため、雨で濡れたマンホールの蓋の上で急ブレーキや急加速をすると、タイヤがグリップを失い転倒する可能性はさらに高まります。
なかでも、設置から時間が経ったことで表面の凹凸が無くなり、ツルツルしたマンホールの蓋は非常に危険。実は、濡れた古いマンホールの蓋は、凍結路と変わらないほどに摩擦が少ないといわれる場所でもあるのです。
したがって、雨天時にマンホールの蓋の上を走る際は、できるだけ穏やかに運転して通り抜けるようにしましょう。

ふたつ目は、横断歩道や停止線などの白線の上で急ブレーキをかける行為。
白線には、主に「K5665」という耐水性に優れた塗料が使用されているのですが、この塗料はアスファルトよりも水はけが悪いことから、雨天時は非常に滑りやすくなってしまうのです。
最近では、スリップ防止のため滑りにくい白線も普及してはいますが、ライダーからはひと目で判別することは難しいため、雨天時は白線の上で急ブレーキをかけないことが重要。また、白線の上から発進する際も、急ブレーキ同様に急加速は避けるようにしてください。

3つ目は、車間距離を詰めて走る行為です。
雨で濡れた路面でブレーキをかけると、晴れている日に比べて制動距離が約1.5倍に伸びることは教習所でも習ったと思います。
雨の日に車間距離を詰めて走ると、ブレーキをかけても制動距離が伸びてしまい、前方を走行するクルマやトラックなどに追突する危険性が高まります。そのため、雨天時は車間距離を普段よりも広く取るようにしましょう。

長く走行したことで溝が無くなり、交換時期を迎えたタイヤで走行するのも危険です。これは、通常時でももちろん危険ではありますが、タイヤの溝は路面の水を排出するためのいわば排水溝に似た役割を持っており、タイヤがスリップしないように設けられています。つまり、その溝がなくなったタイヤで濡れた道路を走行すると、スリップする可能性は格段に高くなってしまうのです。
さらに、タイヤと路面の間に水の膜ができ、ハンドルやブレーキなどが制御不能となるハイドロプレーニング現象を起こして、グリップを失い空転、転倒する危険も高まります。少しでも雨天時の危険性を減らすために、日常的なメンテナンスでタイヤの残り溝をチェックしておくようにしましょう。
また、これと同様に、新品に交換したばかりのタイヤで、雨のなかを走ることも絶対に避けてください。新品タイヤの表面には離型剤が塗られており、グリップが十分に発揮できないため、一定の距離を走る「ならし走行」や「皮むき」をする必要があります。そのためタイヤメーカーでも、初めの100kmの走行は急ブレーキや急発進、無理なコーナリングを避けるようにと警告されています。

そしてもうひとつ。晴れている日と同じように車体を傾けてカーブを曲がること(以下、バンク)も避けた方が良いでしょう。
晴れている日と同じように車体をバンクさせて曲がろうとすると、タイヤがグリップを失い、そのまま転倒してしまう可能性が高く非常に危険です。そのため、雨天時の走行ではバンクする角度を浅くして、ハンドルだけで曲がることを心がけると良いでしょう。
バイクのジャンルによってハンドルの切れ角が異なるため、普段からバンクをさせずに曲がる練習をしておくのもおススメです。
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雨天時の走行では、急カーブや急発進など、”急”がつく運転操作は絶対に避けるべきです。また、晴れている日よりも車間距離を意識した走行に加え、白線やマンホールの蓋など、滑りやすいポイントを避けて走行することも重要。
雨天時のバイク運転は、普段よりスリップの危険性が高まります。そのため、雨が降ったらバイクに乗らない選択をするのも、ひとつの手段といえるかもしれません。









