一体どう対処すればいい? バイクのオイル漏れ
ふと気づくと、バイクからオイルが漏れていて地面がにじんでいたなんて経験はありませんか? そんなオイル漏れの原因と対処法をご紹介します。
日常的にオイルが地面に付いていないか要確認!
ガレージや駐車場でバイクを移動した後に地面に染みが残っていたら、オイル漏れを確認する癖をつけましょう。
オイル漏れは、症状によってはすぐに修理を依頼しなければなりません。オイルが滲む程度ならまだ時間の余裕はありますが、地面にポタポタと垂れる場合は、漏れたオイルがバイクのタイヤに付着して、転倒の危険性が高まるため非常に危険です。

また、アスファルトにオイルをこぼしたまま放置すると、固まっていたアスファルトの表面が劣化して、ボロボロになることも。場合によっては、管理会社から清掃費の請求や損害賠償に発展する可能性も考えられます。加えて、エンジンオイルが漏れ続けるとオイルレベルの量が減り続け、エンジンが焼き付く危険性も高まります。
ほかにも、エンジンオイルだけでなく、フロントフォークからもオイル漏れは起こります。フロントフォークのつなぎ目からオイルが漏れている場合は、フォークオイルがディスクブレーキに付着する可能性も。ディスクブレーキにオイルが付着すると、フロントブレーキの効きに悪影響を与えるので注意してください。オイル漏れは放置しておくとさまざまな悪影響を及ぼす可能性があるため、早期に対応が必要です。
では、オイル漏れの原因には、どういったものが挙げられるのでしょうか。

オイル漏れが起きる原因で多いのは、ドレンボルトの緩みです。
エンジンオイルの排出口を締めているドレンボルトが緩んで、オイルが漏れることは珍しくありません。また、関連したものでは、ドレインワッシャー(シーリングワッシャー)の使い回しも、オイル漏れの原因のひとつに挙げられます。
ドレンワッシャーは、ドレンボルトが規定トルクで締められる過程で潰れて密閉性を保つ役割を持っています。つまり、潰れることで機能する、1回のみの使い切り消耗品であるため、何度もドレンワッシャーを使い回すと密閉性が保てなくなり、オイル漏れを起こすのです。
その他にも、オイルフィルターを取り付けている周りからも、オイル漏れは起こります。例えばカートリッジ式フィルターなら、取り付け口のオーリングに異物が挟まっている場合など。また、内蔵式のフィルターも、フィルターカバーのオーリングの取り付け位置を間違えていたり、異物を挟み込んでいたりすると、オイル漏れが起きやすいので注意してください。

さらに年式の古いバイクなら、エンジンのガスケットが劣化してエンジンオイルが漏れる場合もあります。ガスケットは、エンジンのパーツ同士の接続部に挟み込み、ボルトを締めこむことで隙間を塞ぐシール材。ガスケットが経年劣化してくると、密閉性が保てなくなりエンジンオイルが漏れだすのです。
また、年式は古くなくてもフロントフォークのオイルシールに傷がつくと、オイル漏れを起こしやすくなります。フロントフォークには、上下に動くインナーチューブとアウターパイプのふたつの部品をつなぐ箇所に、オイルシールが取り付けられており、このオイルシールでフォークオイルが漏れないように塞いでいます。しかし、インナーチューブが錆びたり、汚れがついたままフロントフォークを上下させたりするとオイルシールに傷が付き、隙間からフォークオイルが漏れだしてしまうのです。
知っておきたい! オイル漏れの対処方法
では、オイル漏れにはどのように対処すれば良いのでしょうか。

まず、規定トルクでドレンボルトを締め直し、様子を見ることが重要。トルク不足で緩んでいただけなら、規定トルクで締め付ければオイル漏れは止まります。
次にオイル交換の度に、新品のドレンワッシャーにするのも、オイル漏れを防ぐ有効な手段です。ドレンワッシャーは一度締め付けたら、凹んで潰れてしまうため、一度使用したら必ず新しいものに交換するようにしましょう。
また、エンジンの隙間を埋めているガスケットからオイルが漏れていた場合は、ガスケットを新品に交換。ここでの注意点は、ガスケットの劣化で起きているのか、エンジン部品が熱膨張するなど、歪むことで隙間ができたためなのかなど、オイル漏れの原因を探ること。
対処を間違えると、ガスケットを交換しただけではオイル漏れは直りません。
フロントフォークのオイル漏れを防ぐには、清掃が効果的。雨や砂ぼこりで汚れたら、早めに洗い流すようにしましょう。また、フロントフォークは、10000km毎に定期的なオーバーホールが推奨されています。フォークオイルとオイルシールは、その際にしっかりと新品に交換しておくと良いでしょう。
ただし、フォークオイルが漏れだしていたら、距離に関係なく修理工場でオーバーホールを依頼してください。
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オイル漏れにはさまざまな原因がありますが、放置しておくと愛車だけでなく、周囲にも影響が及ぶ可能性があるため、早めの対応が必要です。
まずは日常的にオイル漏れが起きていないか、愛車の各所を入念にチェックするようにしましょう。





