3年ぶりの鈴鹿8耐は悔しさが残るも高パフォーマンスを発揮! レーシングライダー大久保光のレースレポート
レーシングライダーの大久保光選手が、3年ぶりに開催された鈴鹿8耐に参戦。その様子をレポートしてくれました。
悔しさが残る3年ぶりの鈴鹿8耐
相変わらず暑い日々が続きますね。夏といえば暑いですが、特に今年は異常な暑さだと思います。8月生まれな私ですが、今年の夏の暑さはどうも好きになれません。今年で20代最後の誕生日を迎えたわけですが、まずはこの暑さがある程度おさまってくれることを願うばかりです。
熱中症にも要注意ですが、しっかりとトレーニングもおこないたいので、体調には充分に気をつけていきたいと思います。
さて、そんな暑い夏ですが、日本のロードレース界での夏といえば鈴鹿8耐ということで、今回は8月上旬におこなわれました世界耐久選手権第3戦、日本ラウンド「鈴鹿8耐」について書きたいと思います。

以前も紹介させていただいた通り、鈴鹿8耐にはEVA 01 WEBIKE TRCKSTR KAWASAKIから参戦致しました。マシンはもちろんカワサキ「ZX-10R」です!
今回の鈴鹿8耐のフリー走行は火曜日、水曜日に多くの走行時間が用意されていて、世界耐久のレギュラーチームに寄り添うスケジュールとなっていました。
しかし、悲しいことに多くの世界耐久チームが今回の鈴鹿8耐への参戦を辞退。いくつかの、仲の良いチームに聞いてみたところ、コロナの影響によるビザの問題とロシアによる一方的なウクライナへの侵略行為による影響で、運搬コストが通常の2倍から3倍となってしまっていることが、辞退を余儀なくされた原因みたいです。
しかしチャンピオンシップを戦っているチーム、ファクトリー系チームは鈴鹿に来ており、私達のチームで第3ライダーを務めたエルワン・ニゴン選手も、ヨーロッパではヤマハ系のチームで走っていますが、今回そのチームが鈴鹿に来ないということで、私達のチームの第3ライダーとして共に戦ってくれることとなりました。

本来ならば月曜日に顔合わせ、火曜日から一緒に走行となる予定でしたが、火曜日、水曜日の走行は主に第2ライダーの佐野優人選手とエルワン・ニゴン選手で走行。私は諸事情により、予定よりも1週間帰国を遅らせなければならなくなり、成田空港に水曜日の朝に到着し、そのまま鈴鹿へ向かう流れ。午後からの走行に合流することができ、なんとか最終調整をすることができました。
木曜日は走行がなかったのでしっかりと休息を取り、金曜日の予選に臨みます。予選へは、トップテントライアルへの進出を目標に、挑みました。

予選は各ライダー2回あるのですが、天候が不安定だったこともあり、1回目からしっかりと好タイムを出せるように取り組みました。私自身、最終的にはチームベストタイムを1.2秒更新した2分7秒602をマークすることができ、チームメイトの佐野選手も好タイムを記録。3人のうち2人の平均タイムが予選順位となるため、10番手でトップテントライアルに進出することができました。
しかし、土曜日におこなわれる予定だったトップテントライアルは天候の影響により40分間の計時予選に変更。本来ならばライダーが1周のタイムアタックをおこなってグリッド順を決めるという予選方式でしたが、こればかりは仕方ありません。
計時予選となったトップテントライアルではうまくタイムを縮めることができず、最終的に予選はそのままの順位である10番手となりました。

予想とは裏腹に決勝は天気が良く、とても暑くなりました。私はスタートライダーを務めましたが、スタート時にエンジンが掛からず30番手あたりまで後退。しかしアベレージタイムが良かったため、最初のピットインまでに10番手まで順位を上げることができました。
その後も、トラブルもなく順調に順位を上げていき2回目の私の走行になった時に悲劇が起こります。突然エンジンが吹けなくなり、緊急ピットイン。その後もピットアウトとピットインを繰り返しましたが、最後までマシンが直ることはなく、チェッカーは受けたものの規定周回数に達っすることができず、未完走扱で今年の鈴鹿8耐は終わりました。
ここまでの流れが良かっただけに、非常に悔しい結果となってしまいましたが、ライダーとしてのパフォーマンスはしっかりとアピールできたのではないかと思います。この悔しい気持ちを残りのMotoEワールドカップにぶつけていきたいと思います。
最後になりましたがスポンサーの皆様、ファンの皆様、応援ありがとうございました。
















