美味しいアジフライを求めて走る旅 「横浜市の台所」近くで見つけた食事処『かねせい』から海苔問屋へ!?
アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえるお店を紹介します。横浜市中央卸売市場近くの『かねせい』を訪れました。
市場直送の食材が魅力、リーズナブルに頂ける食事処
美味しいアジフライを求めて走る旅、筆者(増井貴光)が愛車のホンダ「CT110」に乗ってやってきたのは、神奈川県横浜市にある横浜市中央卸売市場です。

大さん橋から象の鼻パーク、赤れんが倉庫、みなとみらいを通過して、「ノース」と呼ばれる瑞穂埠頭(みずほふとう)までのルートは、とくに交通量の少ない深夜は夜景の中を気持ちよく走れる、筆者のお気に入りの道です。
その途中にある横浜市中央卸売市場は横浜市の台所として、水産物や青果などを扱っています。みなとみらいやコットンハーバーなど再開発された地区に囲まれていますが、市場から東神奈川方面は、昔ながらの横浜の光景が残っている地域でもあります。
朝メシ抜きで走って来たから腹がへってきたぞと、昼メシにはちょっと早い時間に場内の食堂を何件か覗いてみますが、アジフライは無いようです。美味しそうな刺身の誘惑にまたしても浮気心がザワつきますが、ミッション遂行のため市場から走り出します。そういえば第一京浜(国道15号)に向かう途中にも食堂が何件かあったはず。

走ること1分ほど、うろ覚えの場所にありました! 店頭のメニューに「アジフライ定食」も並ぶ「かねせい」で、何も考えずにささっと「アジフライ定食」をオーダーしました。
壁に貼ってあるメニュー写真を見ると、まるで何かを訴えてくるようです。オススメメニューを訊くと、海鮮丼よりちょっと豪華な「かねせい丼」だとか。マグロにイクラ、カツオ、サーモン、エビなどが盛られて1290円とは、かなりお得ではないでしょうか。
さらに、1日10食限定の「市場の宝石箱」は、なんとワンコインの500円! バラチラシ的な丼で美味しそうです。追加オーダーするべきか悩んでしまいます。
表の看板に24時間営業とありますが、お店のお姉さんに訊いてみると、現在は平日朝10時から夜10時まで、休日は朝7時から営業中だそうです。朝食メニューもあるようなので、朝メシを食べに一走りするのも良さそうです。

そして「アジフライ定食」(950円)がやってきました。半身のアジフライが3枚、かなり大きめです。付け合わせはサラダにタルタルとマスタード。小鉢は南蛮漬け。ご飯、みそ汁、漬物がセットの定食です。
まずはアジフライからいただきます。箸を入れると揚げたてのサクサクとした感触が良く、身は良い塩梅にフワッとした食感です。下味は薄めの塩味、脂の乗ったアジの風味が口の中に広がります。さすが市場のすぐ近くのお店だけあります。半身ですがかなり大きく厚みもあり、これは3枚食べるとかなり腹一杯になりそうな予感です。
まずはそのまま、次はタルタル、最後はソースとマスタード……と食べ進めます。予想通り、かなりのボリュームですが美味しくいただきました。「市場の宝石箱」を追加しなくて正解でした。
お店を出て市場方面に戻りますが、一本裏の道に入ってみました。踏切があり、遮断機が降りたので電車が通過するのを待ちます。線路を走ってきたのは貨物列車でした。かなり長い連結でずいぶん待たされますが、通過していく貨車を見ているのも楽しいです。

踏切を渡ると、そこにあったのは今回第2の目的地、海苔問屋の「蔦金商店」です。創業明治27年(1894年)、全国各地の海苔を扱う歴史のある問屋です。タレントの出川哲朗さんの実家で、現在はお兄さんが代表を務めています。筆者の先輩の同級生でもあるので、ご挨拶を兼ねて海苔を購入してきました。
さて、お腹はイッパイ、お土産も無事にゲットしたので、横浜を後に「CT110」を走らせて帰ります。
■かねせい
所在地:神奈川県横浜市神奈川区栄町13-16
営業時間:10時~22時、休日は7時から(不定休)
※営業時間、休日は変更となる場合がります

Writer: 増井貴光
旅をライフワークにバイク専門誌などで活躍するカメラマンでコラムニスト。国内だけでなく、アメリカでランドスピードレースやドラッグレースの撮影を続けている。著書としてユタ州ボンネビルで最高速に挑戦するライダーを撮影した写真集『bonneville』と、ルート66を実際に走って撮影した『movin’on』がある。また撮影だけでなく、イベント等の企画・運営にも携わるなどその活動は幅広い。愛車はハーレーFLTRXS、ホンダXR250とCT110















