人生初のツーリングで、驚愕のレストルームに出会った!? ~木下隆之の、またがっちゃいましたVol.161~

レーシングドライバーの木下隆之さん(筆者)は、ツーリングで訪れたカフェのバイクへの愛情に虜になってしまったと言います。どういうことなのでしょうか?

ライダーウェルカムな、ステキなカフェに感激

 リターンライダーである僕(筆者:木下隆之)が、人生初のロングツーリングで立ち寄ったカフェが最高過ぎた。ライダーの間では有名な店らしいが、ツーリングデビューの僕にとっては、バイクへの愛情が濃すぎる演出に一発で虜になってしまったのだ。

千葉県南房総市白浜にある「BLUTO’S CAFE(ブルートズ・カフェ)」に立ち寄った筆者(木下隆之)
千葉県南房総市白浜にある「BLUTO’S CAFE(ブルートズ・カフェ)」に立ち寄った筆者(木下隆之)

 千葉県南房総市白浜にある「BLUTO’S CAFE(ブルートズ・カフェ)」、「白浜クラブ」とも言うらしい。形態はオーベルジュだから、食事が充実していて宿泊もできる。ツーリングの拠点にしても良いし、腹を満たすための立ち寄りにも都合が良い。ライダーのためのヘルメットラックなど、歓迎ムード満点なのだ。

 驚かされたのは、MotoGPライダー中上貴晶選手が愛用していたバイクやスーツが展示されていることだ。とくにトイレがヤバい。そろそろ出発かなと、用を足そうと踏み込んだら、そこは6畳ほどもある広大なレストスペース。いきなり真紅のドゥカティが出迎える。お洒落なレザージャケットとパンツがセットで吊り下げられている。片隅に小さな便器を確認してようやく、そこがレストルームであることを確信したほど。

 宿泊のための部屋はどれもポップなカラーで演出されていて、どれひとつとして同じデザインは無い。それも興味があったが、やはりレストルームの印象が強過ぎる。

 しかし、高価で魅力的なドゥカティを見ながらサクサクと用を足せるほど肝が据わっていないもので、出るものもなかなか出なかった……。

レストルームとは思えない「BLUTO’S CAFE(ブルートズ・カフェ)」の演出
レストルームとは思えない「BLUTO’S CAFE(ブルートズ・カフェ)」の演出

 東京近郊から南房総は遠くない。フェリーの船旅も入れて、東京湾をぐるりと大回りしても日帰りツーリングの距離だし、圧縮したければ、東京湾アクアラインを渡っても良い。もちろん宿泊して、プチトリップを楽しんでも良い。

 人生初のツーリングがステキな体験となった。一度は訪ねてみて欲しい。

【画像】「BLUTO’S CAFE」を見る(7枚)

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Writer: 木下隆之

1960年5月5日生まれ。明治学院大学卒業後、出版社編集部勤務し独立。プロレーシングドライバーとして全日本選手権レースで優勝するなど国内外のトップカテゴリーで活躍。スーパー耐久レースでは5度のチャンピオン獲得。最多勝記録更新中。ニュルブルクリンク24時間レースでも優勝。自動車評論家としても活動。日本カーオブザイヤー選考委員。日本ボートオブザイヤー選考委員。

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