美味しいアジフライを求めて走る旅 鎌倉市『キッチンオンザライス材木座』は地元の雰囲気にマッチした美味しい食堂だった
アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえるお店を紹介します。鎌倉市の『kitchen on the rice zaimokuza』を訪れました。
脂の乗った特大サイズのアジと「まぐろ丼」に挑む!?
美味しいアジフライを求めて走る旅、愛車のホンダ「CT110」で神奈川県鎌倉市材木座にやってきた筆者(増井貴光)です。逗子方面から海岸線の国道134号ではなく、逗子の小坪や逗子マリーナから鎌倉に抜ける道を走って材木座に到着です。日曜日だったこともあってビーチには人が多く、とくにウインドサーフィンを楽しむ人がいっぱいでした。

ビーチの材木座海岸から国道134号を挟んで一本裏の道の一角に、オシャレな店が何軒か並んでいます。その内のひとつ、カフェかな? という雰囲気の店を覗いてみると、どうやら食堂のようです。「kitchen on the rice zaimokuza(キッチンオンザライス材木座)」という店名で、サーフボードに丼が乗っている看板が良い感じです。
店頭のメニューボードを見ると、アジフライがあるではないですか! 店内も良い雰囲気です。この日は暑くもなく寒くもない、良い陽気なので店外のテーブルでランチとします。
スタッフに訊くと、「アジフライ(1枚・サラダ付)」(770円)は単品になるので「白ごはんセット(みそ汁・漬物付)」(420円)と合わせれば定食になるとのこと。
これだ! と思いつつもメニューを見ると「まぐろ丼」(1580円)に、相模湾の特産品「釜揚げしらす丼」(1250円)、「炙り鮪ラーメン」(1300円)も気になる……。さらに「ON THE RICE 定食」(1580円)なるものもあります。これはどれにするか悩みます。
という訳で、またスタッフに訊いてみると、イチオシメニューは「まぐろ丼」だということで久しぶりにダブルオーダー、「アジフライ」と「まぐろ丼」をお願いしました。朝から何も食べていないので空腹なのだ! と自分に言い訳をする筆者でした。

それほど待つこともなく「アジフライ」と「まぐろ丼」がやってきました。ここでかなり焦る筆者です。「アジフライ」が想像以上に大きく、厚みもあるのです。一品料理にあったので油断しました。
「まぐろ丼」の鮪の量もかなりあります。これは「アジフライ」と「白ごはんセット」にすべきだったか……と、焦っていてもどうにもならないので特大アジフライに挑みます!
お皿には開きのアジフライが1枚に付け合わせでキャベツとニンジンのサラダ、何度も言いますが、とにかくデカいアジフライです。箸で持ち上げるとズシリと重みを感じます。揚げ色は濃くもなく薄くもなく、粗目のパン粉がサクっと良い歯応えです。そしてフワッと食感の身は厚みがスゴイ……。
久しぶりに、かなりの強敵に出会った心境です。相模湾産の地物ということですが、こんなに大きなアジが獲れるとは。しかも脂の乗った美味しいアジです。ソースをかけてワシワシ食べます。
半身を食べたところで「まぐろ丼」にチェンジ。キラキラと魅力的な光を放つ鮪はづけにしてあるのでそのまま食べます。場所的に三浦で水揚げされた鮪かと思いきや、宮城県の塩釜漁港の鮪だそうです。こちらも新鮮で旨い! づけの味はやや薄め、醤油を足しても良さそうですが、アジフライがあるのでそのままいきます。

鮪を全て食べ終わり、ごはんを少し残してアジフライに戻ります。再びワシワシと半身に挑みます。丼のごはんという心強い援軍と一緒に攻め、合間にサラダのマヨネーズを口に入れて味変しながら、なんとか完食しました。
実際のところ、美味しかったのでそれほど苦ではなかったのですが、食べ終わると強烈な満腹感。バイクに乗るのが辛いレベルで店を後にし、すぐ近くの「光明寺」を見学に行きました。
歩いても1分程度の場所にある光明寺は、鎌倉時代に浄土宗の大本山で創立された、800年の歴史あるお寺です。立派な門の前で写真を撮り、駐車場のある境内に回ります。残念ながら修理工事中で大殿(本堂)は見ることができませんでした。奥には蓮池の美しい庭園もあります。鎌倉時代から近世までは、山門から材木座の砂浜が見えたそうです。映画で「シン・ゴジラ」が上陸した場所でもあります。
材木座海岸に戻り、光明寺と縁のある「和賀江島(わかえじま)」を見に行きます。和賀江島は伊豆などから海路で運ばれてきた材木を荷下ろしするため、1232年に巨大な石を積んで築かれた人工島で、現存する日本最古の築港遺跡です。鎌倉幕府の遠影の一端を担っていたのでしょう。

鎌倉には神社仏閣など史跡がたくさんあります。それに美味しいアジフライもまだまだ見つかりそうなので、また訪れたいと思います。まだ腹イッパイ状態ですが、愛車の「CT110」でのんびり帰ります。
■kitchen on the rice zaimokuza
所在地:神奈川県鎌倉市材木座6-14-2
営業時間:12時~21時(金曜~月曜のみ営業)
※営業時間、休日は変更となる場合があります。

Writer: 増井貴光
旅をライフワークにバイク専門誌などで活躍するカメラマンでコラムニスト。国内だけでなく、アメリカでランドスピードレースやドラッグレースの撮影を続けている。著書としてユタ州ボンネビルで最高速に挑戦するライダーを撮影した写真集『bonneville』と、ルート66を実際に走って撮影した『movin’on』がある。また撮影だけでなく、イベント等の企画・運営にも携わるなどその活動は幅広い。愛車はハーレーFLTRXS、ホンダXR250とCT110














