2022年に印象に残ったバイクベスト3を発表!〜小野木里奈の○○○○○日和〜

『小野木里奈の○○○○○日和』は、2022年に試乗して気に入ったバイク3台をピックアップしてみます。あらゆる形のバイクに試乗した結果、最も印象に残ったのはあのバイク!

2022年の締めくくりに印象に残ったバイクベスト3を発表

 皆さん、こんにちは!小野木里奈です。今日の記事は2022年の締めくくりとして、私が試乗して気に入ったバイク、ベスト3を発表します!個人的な趣味や感想からなので、あくまでも参考程度に読んでいただければと思います。それでは、いってみましょう!

試乗して気に入ったバイク、ベスト3を発表
試乗して気に入ったバイク、ベスト3を発表

 第3位は、ホンダ『CB650R』です。高級感のあるカラーリングや4本のエキゾーストパイプがマフラーに向かって流れる形は、まるで川の流れのように美しく思わず眺めてしまったほど。車両重量は201kgと少々重めですが、シートがくびれていて足回りも少々細身だったので、跨ったときに私(=身長160cm)でも支えやすかったことも嬉しいポイントでした!

徐々に加速をしていくと楽しさが増すホンダ『CB650R』
徐々に加速をしていくと楽しさが増すホンダ『CB650R』

 走り心地は、スタート時は優しめの発進ですが、徐々に加速をしていくと急にグイっとスピードが上がった感覚がありました。この感覚は、高速道路を走行している時に感じて、その時の走りがとても楽しかったのを覚えています。

 続いて、第2位は、ハーレーダビッドソン『Fat Boy114(ファットボーイ)』です。このバイクは、私が個人的にイメージするハーレーを象徴するかのようなスタイル。『Fat Boy(太った男の子)』という名の通り、車体はとてもボリューミーです。

『Fat Boy114(ファットボーイ)』は、名前も一度聞いたら忘れられない
『Fat Boy114(ファットボーイ)』は、名前も一度聞いたら忘れられない

 この名前も一度聞いたら忘れられないほど、ユニークでこの外観とともにインパクトがありますよね。フロントから見てみても、タイヤは太くヘッドライトも大きくて、どっしりとしています。そのため、車両重量は、317kgととても重いので取り回しについては、小柄なライダーや初心者ライダーにとってやはり苦労するかと思います。でもこの迫力のある車体は、私は個人的にたまらないですし、シート高が675mmということから両足でしっかり支えることができます。

走行してみると、刺激的なエンジンの鼓動や車体の重みは感じるのですが、驚くほどにバランスが安定している
走行してみると、刺激的なエンジンの鼓動や車体の重みは感じるのですが、驚くほどにバランスが安定している

 惚れ込んでしまった瞬間は、エンジンをかけた時です。全身に響かせるエンジン音と車両の振動が走る前の私をワクワクさせてくれて、スタート前からものすごいパワーを持っているバイクだと実感させてくれました。実際に走行してみると、刺激的なエンジンの鼓動や車体の重みは感じるのですが、驚くほどにバランスが安定していて、コーナリングも苦がないことに驚かされました。クルーザータイプに乗り慣れていない私でも、リラックスして運転できたことも、この見た目からギャップに魅了されてしまいました。

 それでは、今年の第1位を発表します!2022年のお気に入りバイク第1位は、ホンダ『NT1100』です!

運転姿勢もライダーがリラックスできる状態をキープできることも嬉しい『NT1100』
運転姿勢もライダーがリラックスできる状態をキープできることも嬉しい『NT1100』

 私がこれまで試乗したバイクの中でもスポーツツアラーなバイクはこの車両が初めてだったのです。最初、見慣れない見た目と大きい車体から、「重そうだし乗りこなすことが難しそう…」ということが正直な感想でした。シート高も820mmなので、私(=身長160cm)にとって、両足のつま先がやっと着く程度でした。一方、車両重量は248kgと重めだったことにも関わらず、バランスが取りやすくて私でも支えやすかったのです。

『NT1100』は、「DCT(=Dual Clutch Transmission)」が搭載されているので、クラッチ操作がありません。自動でギアチェンジもしてくれるので加速に応じてライダーがシフト操作をする手間がないのです。そして、驚いた瞬間は高速道路を走行していた時です。今まで、高速道路では風や振動を車体とともに全身が影響されて、どうしても緊張感が抜けず怖さがありました。

スクリーンやディフレクターが充実していて、高速道路走行時でも風から全身を守ってくれて負担が大きく軽減します
スクリーンやディフレクターが充実していて、高速道路走行時でも風から全身を守ってくれて負担が大きく軽減します

『NT1100』は、スクリーンやディフレクターが充実していて、前方や手元、足元を風から守ってくれるので全身への負担が大きく軽減します。最初にこのバイクを見た時はディフレクターも目立つ大きさではなかったので、ここまでピンポイントで風から手足を守ってくれることに驚きました。これまで何度も走行した東京湾アクアラインでも、以前は四方八方から風に煽られ、まっすぐ走ることに力を注いでいました。

『NT1100』に試乗した時は、全身への負担も少なく、車体のバランスも安定して走ることができたので、初めて落ち着いて景色を堪能しながら運転することができました。DCTのおかげで、ギアチェンジも自動でスムーズですし、1000ccクラスなのでパワーもあります。さらに、運転姿勢もライダーがリラックスできる状態をキープできることも嬉しいポイントでした。長距離ツーリングに憧れていましたが、慣れていないので疲労との戦いでもあるしなぁ、と思ってためらっていましたが、「この『NT1100』なら私でも長距離ツーリングに挑戦することができるかも!」、と思えるバイクでした。

2022年の私が試乗したお気に入りバイクベスト3の発表でした!
2022年の私が試乗したお気に入りバイクベスト3の発表でした!

 以上が、2022年の私が試乗したお気に入りバイクベスト3の発表でした! 今年もありがたいことにたくさんのバイクに試乗させていただきました。2023年も若い世代の方やまだバイクに興味を持っていない方にバイクの魅力を伝えられるよう、毎週月曜日に発信していきます!

 来年もどうぞよろしくお願いいたします!

小野木 里奈 Rina Onogi

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Writer: 小野木里奈

女優。両親の影響で幼い頃にはバイクに憧れを持ち、23歳で大型バイクの免許を取得。いつか自分もお気に入りのバイクを見つけて、友達とツーリングに行くのが夢。初心者の立場で感じたことを素直に発信する。

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