世界最大クラスの自転車メーカー「MERIDA(メリダ)」の主力3機種がフルモデルチェンジ
世界屈指の規模を誇る、台湾に本社を置く自転車メーカー「MERIDA(メリダ)」は、2023年モデルとしてSHIMANO製の新型コンポーネントを搭載した異なるタイプのロードバイク3モデルを新発売しました。
新型コンポーネントを採用した、異なるタイプの3モデル
世界屈指の規模を誇る、台湾に本社を置く自転車メーカー「MERIDA(メリダ)」は、豊富なラインナップの自社ブランドを展開し、幅広い層のサイクリストに支持されています。またメジャーブランドのフレームをOEM生産するなど、自転車業界で大きな存在感を放っています。

2023年モデルでは、昨年6月に発表されたSHIMANO製ロードバイク用コンポーネント「105 Di2」という普及型の電動コンポーネントを搭載した3機種が新発売となりました。
「105 Di2」は、プロサイクリストが主に用いる「DURA-ACE(デュラエース)」や「ULTEGRA(アルテグラ)」といった上位グレードの性能を受け継ぎ、電動式変速システムの恩恵をより広い層のサイクリストに提供するものです。
新発売となった3モデルは、上り、下り、平坦を問わずライディングを楽しめるオールラウンドモデル「SCULTURA 6000(スクルトゥーラ)」、クラシックレースのパリ〜ルーベをも制する快適性を兼ね備えたエアロロードモデル「REACTO 6000(リアクト)」、ロードバイクに乗ることを楽しめるエンデュランスモデル「SCULTURA ENDURANCE 6000(スクルトゥーラ・エンデュランス)」といった異なる3タイプです。
第5世代に進化したオールラウンドモデル「スクルトゥーラ6000」
新型「スクルトゥーラ」は第5世代へとモデルチェンジを果たしたSCULTURA CF3フレームに105 Di2を採用したミドルグレードモデルです。快適性を高めたカーボンフレームやスムーズな変速が魅力のDi2システム、700×28Cタイヤにより、上りも下りも平坦もストレスフリーなライディングを提供します。

セミワイヤレスのDi2システムや、メリダ独自のヘッドセットを通じたブレーキホースのフレーム内蔵により、シンプルなハンドル周りを実現しました。また、ホイール、ハンドルバーなどはオリジナルパーツを採用し、高品質ながら低価格化に貢献しています。
サイズは5種類(XXS~L)、カラーバリエーションは「ホワイト×ガンメタルグレイ」と「メタリックブラック×シルバー」の2色設定で、価格は52万8000円(消費税10%込み)です。
空気抵抗を抑えたフレーム形状、エアロロード「リアクト6000」
風圧の影響を受けにくい流線型フレームの新型エアロロードモデル「リアクト」は、上位モデルのエアロ性能を受け継ぎながらコストパフォーマンスを両立した第4世代REACTO CF3フレームに105 Di2を採用したミドルグレードモデルです。

コンポーネントのケーブル類やブレーキホースのフレーム内蔵により、風の影響を最小限に抑え、シンプルなハンドル周りとエアロロードとしての空力性能の両立を実現しています。
サイズは5種類(XXS~L)、カラーバリエーションは「シルクバーガンディレッド×ブラック」と「グロッシーブラック×マットブラック」の2色設定で、価格は55万円(消費税10%込み)です。
長距離走行が得意な「スクルトゥーラ・エンデュランス6000」
ギアレシオ1:1を実現する前後34Tギアを採用した新型105 Di2を搭載し、エンデュランスライドに適した「スクルトゥーラ」のエンデュランスモデルは、長距離でのライディングで卓越した快適性を実現するCF3カーボンフレーム&フォークや、ワイドな700×32Cタイヤ、カスタマイズによりワンハンド変速が可能な新型105 Di2のコンビネーションにより、快適ながらスピード感のあるロングライドを可能としました。

サイズは5種類(XXS~L)、カラーバリエーションは「バーガンディレッド×ブラック」と「シルクダークシルバー×ブラック」の2色設定で、価格は52万8000円(消費税10%込み)です。
Writer: 山本健一
サイクルジャーナリスト(人力バイクのほう)。ジャーナリスト歴20年、自転車競技歴25年の公私ともに自転車漬け生活を送る。新作バイクレビューアー、国内外レースイベントやショーの取材、イベントディレクターなど、活動は多岐にわたる。






