【MotoGP第7戦ドイツGP】Moto2小椋藍選手、改善を感じた14位
MotoGP第7戦ドイツGPが、2023年6月16日から18日にかけてドイツのザクセンリンクで行なわれました。Moto2クラスに参戦する小椋藍選手(#79/イデミツ・ホンダ・チームアジア)は決勝レースを14位でゴールしました。
前戦よりひとつ順位を上げての14位
MotoGP第7戦の舞台、ザクセンリンクはドイツ東部に位置するドレスデンから西に約100kmの場所にあるサーキットです。右コーナー3に対して左コーナーは10と極端に左コーナーが多く、左回りのレイアウトになっています。1周は3,671mと、MotoGPが開催されるサーキットのなかでもコンパクト。パドックも広くはないため、チームのトレーラーやホスピタリティはふたつのパドックに分けて配置されています。

Moto2クラスに参戦する小椋藍選手(#79/イデミツ・ホンダ・チームアジア)は、ドイツGPの3回のプラクティスで総合21番手となり、予選はQ1から挑みました。Q1では6番手。このためQ2への進出を逃します。
Q2は3回のプラクティス上位14番手までとQ1の上位4番手までの、合計18人のライダーによって争われるため、Q1を突破できなかった時点で、決勝レースを7列目以降からスタートすることが決まってしまうのです。小椋選手は20番手で、後方7列目スタートとなりました。ただ、小椋選手自身としては金曜日よりも良くなったと感じていたようです。

決勝レースでは6周目に15番手、その後14番手に浮上。そして14位でゴールしました。
「今日のレースは、ある程度予想していたペースだったんですけど、序盤に(ポジションを)落としすぎたこともありましたし、(前を)追いかけようとするにはかなりのギャップになっていました。自分にも追いつけるようなペースはなかったので、そのままゴールになってしまいました」
小椋選手はMotoGP.comのインタビューで、レースについてそう語ります。

結果としては、前戦イタリアGPよりひとつ順位を上げての14位。ただ、このふたつのレースは、小椋選手にとって違っていました。イタリアGP後は「今日のレースは全くだめでした」と言い切っていましたが、ドイツGPの14位は、前向きな要素を含んでいたようです。
「ムジェロに比べるとバイクの感じは良かったので、次、良いレースにしていけるように頑張っていければなと思います」

チャンピオンシップのランキング2位を獲得し、チャンピオン争いの一角を担うライダーとして活躍した2022年シーズンを考えれば、今季はまだ表彰台、優勝争いに加わるところまで調子を上げていないのが現状です。ランキングも18番手。苦戦は続いていると言えるかもしれません。とは言え、前向きな小椋選手の言葉に、次戦への期待が膨らみます。
MotoGP第8戦オランダGPは、6月23日から25日にかけて、オランダのTT・サーキット・アッセンで行なわれます。
■Moto2クラスとは……
Moto2クラスはトライアンフ「ストリートトリプルRS」の3気筒765ccエンジンをベースに開発されたオフィシャルエンジンと、シャシーコンストラクターが製作したオリジナルシャシーを組み合わせたマシンによって争われる。2021年8月、トライアンフによるエンジン供給は2024年まで延長された。タイヤはダンロップのワンメイク。クラスとしてはMotoGPクラスとMoto3クラスの中間に位置する。
Writer: 伊藤英里
モータースポーツジャーナリスト、ライター。主に二輪関連記事やレース記事を雑誌やウエブ媒体に寄稿している。小柄・ビギナーライダーに寄り添った二輪インプレッション記事を手掛けるほか、MotoGP、電動バイクレースMotoE取材に足を運ぶ。




