北海道のニュルブルクリンク? 通称「ニュルサトウ」とは ~木下隆之の、またがっちゃいましたVol.203~
レーシングドライバーの木下隆之さん(筆者)は、北海道のドライビングロード、通称「ニュルサトウ」をツーリングしたいと言います。どういうことなのでしょうか?
素晴らしい景色と涼を求めて、北海道を走りたい
地球温暖化の影響で、猛暑日が常態化しています。気象庁では気温35度を超える日を猛暑日と定義していますが、そろそろ猛暑日よりさらに暑い日を定義しなければなれません。それほど日本は暑くなっています。酷暑日も猛暑日と同じ気温35度以上とされているようです。

となれば、夏の休暇に北海道ツーリングを計画したくなるのは道理です。毎年多くのライダーが、雄大な大地での爽やかなツーリングを求めて集まります。
北海道もかつてのような「ヒンヤリする夏」ではないようですが、それでも湿度は低いですから、内地(本州)よりは快適に違いありません。そもそも景色が素晴らしい。道も爽やかです。「北海道一周ツーリング」を計画しているライダーも少なくないはずです。
じつは僕(筆者:木下隆之)が計画しているのは、「日本のニュルブルクリンク」を噂されている「ニュルサトウ」を走ることです。
北海道・標津町「そば処福住本店」の店主である佐藤さんは、スポーツカー乗りとして名の知れた存在です。佐藤さんが頻繁にドライブするドライビングロードが、通称「ニュルサトウ」です。
僕がトーヨータイヤGRスープラGT4で戦いを挑んでいるのは、ドイツのニュルブルクリンクです。世界屈指の過激なコースとして有名ですが、一方で、クルマやバイクのテストコースとしても注目されています。
適度なアップダウンがあり、高速コーナーが主体であることから開発に適しているのです。そのコースと同様に、ニュルサトウにも適度なアップタウンがあり、テスト走行に最適だと言います。それが命名の由来です。
北海道・標津町は道東にあり、知床半島や根室岬も遠くありません。日本固有の領土、北方四島も見えるのでしょうか。内陸に向かえば阿寒摩周国立公園も近いようです。北上すればサロマ湖など、風光明媚な自然がたくさんあります。
ドイツのニュルブルクリンクは、目を瞑っても走れるほど周回しています。今年もすでに3度のレースに参戦し、さらにこれから2度の渡独が予定されています。自称「日本一のニュルブルクリンクマイスター」を標榜していますが、いまだに「ニュルサトウ」は走ったことがありません。
これはツーリングせねばなりません。涼を求めて「ニュルサトウ」ツーリング、素敵な2023年の夏になりそうです。皆さんもいかがでしょうか。
Writer: 木下隆之
1960年5月5日生まれ。明治学院大学卒業後、出版社編集部勤務し独立。プロレーシングドライバーとして全日本選手権レースで優勝するなど国内外のトップカテゴリーで活躍。スーパー耐久レースでは5度のチャンピオン獲得。最多勝記録更新中。ニュルブルクリンク24時間レースでも優勝。自動車評論家としても活動。日本カーオブザイヤー選考委員。日本ボートオブザイヤー選考委員。






