バイクのクルーズコントロールって何?クルマのクルーズコントロールとの違いは
ツアラーなどの一部のバイクにはクルーズコントロール機能が搭載されていますが、どのような機能なのでしょうか。また、クルマのクルーズコントロールとの間に違いはあるのでしょうか。
クルーズコントロールはツーリングを快適にする便利装備!
普段高速道路をクルマで走る人にとっては、クルーズコントロールは馴染み深いものかもしれません。しかしバイクでクルーズコントロール機能を搭載しているモデルは多いとは言えず、大型のツアラー等一部のモデルにとどまっています。

では、バイクにおけるクルーズコントロールはどのようなものなのでしょうか。また、クルマのクルーズコントロールと比較した時、違いはあるのでしょうか。
バイクのクルーズコントロールは、スロットルを操作せずともあらかじめ設定しておいた速度を維持して走行することを可能にしたシステムであり、クルマの基本的なクルーズコントロールと設計思想は同じです。
長時間走る際に右手でアクセルを開けっぱなしにしているのは、相当疲れるものです。また、通常一定の速度を維持するためには上り坂などでアクセルをさらに開けたり、下り坂ではブレーキをかけたりする必要がありますが、クルーズコントロール搭載車の場合はそれらの操作も自動でおこないます。

バイクにおいて採用されているクルーズコントロールの多くはこのように速度を保つだけのものですが、実はこの発想自体はかなり昔からある初歩的なものであり、クルマにおいては1950年代後半から量産車に採用されてきたものでした。
現在クルマの方で主流になっているACC(アダプティブクルーズコントロール)と、昔からあるこの通常のクルーズコントロールを比べてしまうと、どうしても通常のクルーズコントロールの方を不便に感じてしまうかもしれません。
クルマで主流のACCは(Adaptive=適応できる)と名前にある通り、前を走るクルマに合わせて速度を一定に保つ機能です。国土交通省の公開している情報によると2017年度に生産されたクルマのうち、47.5%がこのACCを搭載しています。

しかしこのACCを搭載しているバイクは、国内メーカーだとカワサキ「ニンジャH2 SX」シリーズとヤマハ「TRACER 9 GT+」のみ。国外メーカーにも目を向ければさらに数車種はありますが、依然として採用車種が少ないことには変わりありません。

ACCを採用する車種が少ない理由のひとつとしては、開発されてからまだ火が浅いことが考えられます。量産車として世界で初めてバイク用のACCを採用したのは2021年に発売されたドゥカティ「ムルティストラーダV4S」であり、まだ2年ほどしか経過していません。時間の経過とともに、今後ますますバイクでもACCの採用が拡大していくでしょう。
このように現在進化の真っ只中であるバイクのクルーズコントロールですが、新車の状態では搭載されていない自分のバイクにもつけたいと思う人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、ACCではないクルーズコントロールなら後付け可能な車種はあるものの、費用の面からもあまり現実的ではありません。ただし、さらに簡易的なアナログのアイテム「スロットルアシスト」を使うことで、クルーズコントロールに近いような効果を味わうことは可能です。

スロットルアシストをスロットルに取り付けたら、好みの速度で巡航できるくらいの開度までスロットルを開け、ちょうどよいところでスロットルアシストをブレーキレバーに引っ掛けます。そうすることで常にアクセルが一定の開き具合で開いている状態になり、平地であればほぼ一定の速度で走り続けることができます。
スロットルアシストの固定力は、手を離しても戻ることはないものの、減速したい時は手でひねれば簡単にスロットルを戻すことができる、ちょうどよい強さになっています。お値段もお手頃なので、気軽に試してみるとよいでしょう。
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バイクにおけるクルーズコントロールは、基本的にクルマのそれと同じく速度を一定に保つものです。しかし前車追従機能のついたACCの普及はクルマと比べて遅れており、今後の更なる普及が望まれています。









