走る前には愛車を点検! でもドコを見れば良い?

乗る前に、これだけは毎回チェックしよう!

 現在は1日1回の運行前点検の義務は無くなりましたが、安全にバイクに乗る上で点検は必須であることに変わりはありません。そこで、日々バイクに乗る前に最低限チェックしたい点検項目が『ブタと燃料』と呼ばれるもので、これはJAF(日本自動車連盟)も推奨しています。

バイクに乗る前に毎回点検する『ブタと燃料』
バイクに乗る前に毎回点検する『ブタと燃料』

 前出の『ネンオシャ~』と比べてかなり簡素なので、これなら毎回チェックできるのではないでしょうか、というよりチェックしましょう!

・ブレーキ=ブ
・タイヤ=タ
・灯火=ト
・燃料=燃料

 バイクが動かない(エンジンがかからないなど)と困りますが、「動くけど止まらない」のは困るだけでは済まず、猛烈に危険です。まずは『ブレーキ』がキチンと効くかチェック。できればブレーキパッドの消耗具合やブレーキ液の量もチェックしましょう。

『タイヤ』は摩耗具合と釘などの異物が刺さっていないか確認。またタイヤの空気は徐々に抜けて、気温でも変化するので、1カ月に一度は空気圧をチェックしましょう。

 ヘッドライトやウインカー等の『灯火』は、従来の電球タイプの「タマ切れ」なら出先でもバイク用品店で購入して修理可能ですが、近年増えているLEDランプは要注意です。

意外と気付かないのがブレーキパッドの消耗。減ると効きが悪くなるのは当然だが、完全にパッドが無くなるとディスクローターを傷つけたり、ブレーキがロックして転倒する危険も大きい
意外と気付かないのがブレーキパッドの消耗。減ると効きが悪くなるのは当然だが、完全にパッドが無くなるとディスクローターを傷つけたり、ブレーキがロックして転倒する危険も大きい

 LEDランプは転倒などで破損しなければ点灯しなくなることは滅多にありませんが、もし点灯しなくなったらアッセンブリー交換(ヘッドライトやウインカーを丸ごと交換)になる場合が多いので、出先での修理はほぼ不可能です。

 また無灯火や方向指示器を出さないと交通違反になり、その原因が故障だとしても整備不良を問われるので要注意です。

 そして『燃料』です。近年のバイクはもれなく燃料計を装備していますが、いまだに「ガス欠」は道路上で止まってしまうトラブルの上位です。とくに高速道路を使うツーリングや、地方や山間部などを夜間に走行する前は、いま一度ガソリンの残量をチェックしましょう。

近年は残燃料であと何キロ走れるかの表示機能を持つバイクも多いが、ガソリンを入れた際にリセットするのを忘れたら意味がないので、必ず燃料計をチェック
近年は残燃料であと何キロ走れるかの表示機能を持つバイクも多いが、ガソリンを入れた際にリセットするのを忘れたら意味がないので、必ず燃料計をチェック

『ブタと燃料』でも、キチンとチェックするのはそれなりに手間に感じるかもしれません。しかし自分と周囲の安全のためには不可欠なので、義務づけられていないとはいえ「運行前点検」として日々バイクに乗る前に行うことを、強く推奨します。

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Writer: 伊藤康司

二輪専門誌『ライダースクラブ』に在籍した後(~2005年)、フリーランスの二輪ライターとして活動中。メカニズムに長け、旧車から最新テクノロジー、国内外を問わず広い守備範囲でバイクを探求。機械好きが高じてメンテナンスやカスタム、レストアにいそしみ、イベントレース等のメカニックも担当する。

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