暗くなってからでは遅すぎる!? 自転車のライトはいつ点けるのが正解?
「自転車の無灯火は交通違反」は、いまや常識ですが、実際のところいつ点灯すればルールを守っていることになるのでしょうか?
ゆとりをもって、早めの点灯を
季節によって日照時間の長さは異なり、すぐに真っ暗になってしまう時期や、うっすらと明るい時間が夕方に続く時期もあります。周囲が暗い状況(夜間)で自転車が道路を走る際はライトを点灯しなければいけませんが、うっかり忘れてしまうこともあるのではないでしょうか。

暗くなると自動で点灯するオートライト機能付きの自転車に乗っていればまず問題はありませんが、手動でのオン/オフが必要なライトは「まだそれほど暗くないから」と、薄暗い道路を無灯火で走ってしまうこともあると思います。
道路交通法では無灯火での走行は禁止されており「夜間は必ず前照灯をつける」ことが定められています。違反すると5万円以下の罰金が科せられるほか、万が一、事故を起こしてしまった場合は過失割合や損害賠償額が変わってしまうケースもあります。
では、いつ点けるのが正解なのでしょうか? 法律の規定では「日没時から日出時までの時間」を夜間と設定していますが、それも日によって時間も明るさもマチマチです。
オートライトの場合は、日没後の暗闇はもちろん、地下道や薄暗い駐輪場などでもパッと点灯してくれます。これは、ライト付近に照度を計測するセンサーがついていて、一定の暗さになるとライトが点灯する設定になっているからです。
ということは、「一定の暗さ」の基準がわかれば、正しい点灯タイミングを知ることができるのではないでしょうか。オートライトが点灯するのはどの程度の照度になったときなのか、いくつかの自転車メーカーに問い合わせてみたところ、残念ながら明確な数字のデータは持ち合わせていないとのこと。
ただ、強調して説明があったのは「日没時の明るさ」であるということでした。ちなみに、一般的に晴れた日の日没時の明るさは300ルクス程度だと言われています。
さて、ここで参考にしたいのがクルマです。ご存じの通り、2020年以降の新型車にはオートライトが標準装備されています。そしてその点灯タイミングは1000ルクスだそうです。
JAFの実験によると、基準となっている1000ルクスは信号や他のクルマのブレーキランプなどの点灯が目立ち始める時の明るさで、まさに暗くなり始めるタイミングなのだとか。
道路上の照度は天候に左右されますし、西日に向かって走っているときなど、日が差し込んでいる道路では明るく感じていても実際には照度が落ちていることもあるようです。そのため、暗くなってからではなく、暗くなり始めるタイミングで、前もって点灯できるよう設定されているようです。
そういった事情を考慮すると、手動での点灯タイミングは季節を問わず、夕方の明るいうちに行なったほうがベターだと言えるでしょう。





