バイクのニュートラルってなんで1速と2速の間にあるのか?
教習車を始めとした多くのバイクでは、ニュートラルは1速と2速の間に設けられています。信号待ちの際など、ニュートラルに入れにくく苦労した経験のある人も多いでしょう。では、なぜニュートラルはこのような位置に設けられているのでしょうか。
多くのバイクではニュートラルが変な位置に!これってどうして?
マニュアル車のバイクに初めて乗った際、多くの人が戸惑うことになるのがニュートラルの位置です。ニュートラルの入れ方は教習所でも一番初めに習う操作のひとつですが、なかなかニュートラルに入れることができず、苦戦したことがある人も少なくないのではないでしょうか。

教習車を含むほとんどのバイクでは、ニュートラルは1速と2速の間に設けられています。しかし、普段通りに1速からギアを上げる、2速からギアを下げる操作をしただけではニュートラルに入ることはありません。
そのため、ニュートラルに入れる際は、シフトペダルを1速から非常に小さい力で蹴り上げるか、2速から非常に小さい力で踏みおろす必要があります。
長い信号待ちの際など、クラッチを握りっぱなしで停車するのが大変な時、ニュートラルを積極的に活用するという人も多いでしょう。もっとニュートラルを入れやすい構造にして欲しいと思う人も多いかもしれません。では、なぜニュートラルはこのような位置にあるのでしょうか。
ニュートラルがこのような位置にあるのは、走行中などに誤ってニュートラルに入ってしまうことを防ぐためです。
例えば3速→2速→1速とギアを落としていった先にニュートラルがある構造の場合、一気にシフトダウンをすると誤ってニュートラルに入ってしまう可能性があります。そうすると、急にエンジンブレーキが効かなくなったり、エンジンを空ぶかしさせてしまうことも。
そのため通常の操作をしている限りは入りにくく、かつ発進停止の際に使いやすいという理由で1速と2速の間にニュートラルが設けられているのです。

こうしたニュートラルの配置方法は「ボトムニュートラル」と呼ばれており、基本的にはロータリー式ミッションのバイクで採用されています。
ボトムニュートラルの最大の利点は、停車時にニュートラルに入れやすいこと。1速と2速の間にニュートラルがあるバイクの場合、ニュートラルに入れるには左足の繊細な操作が必要になります。実際に、信号待ちの際などにニュートラルに入れようとして、苦労した経験のある人も多いでしょう。
一方、ボトムニュートラルの場合は、1速からさらにギアを落とすだけでニュートラルに入れることができます。また、ロータリー式ミッションであれば、トップギアからさらにギアを上げる操作をすることでニュートラルに入れることも可能です。
こうした特徴があるボトムニュートラルは、発進と停止を繰り返すビジネスバイクと非常に相性がよくなっています。反対に、頻繁な発進・停止が想定されていない一般的なスポーツバイクやクルーザーなどでは、1速と2速の間にニュートラルのある通常の配置方法が採用されています。

かつてはカワサキ「500SS マッハIII」のようなスポーツバイクでもボトムニュートラルが採用されていましたが、現在ではほとんど見られなくなっています。
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バイクのニュートラルが1速と2速の間にあるのは、走行中不用意にニュートラルに入ってしまうことを防ぐためでした。なお、発進や停止の機会が多く、ニュートラルの多用が想定されるビジネスバイク等では、1速の下にニュートラルが設けられていることもあるようです。









