ディスクブレーキに謎のカバー!その役割とは?
バイクのディスクブレーキ部分に、カバーがついているのを目にすることがあります。では、そのカバーには、どのような役割があるのでしょうか。
Moto GPのマシンにも!?謎の「カバー」その役割とは
バイクの最重要部品のひとつであるブレーキ。時代の流れとともにブレーキの構造は進化し続け、現在では、両側からパッドで専用の円盤を挟むことによって制動する「ディスクブレーキ」が主流になっています。
そんなディスクブレーキを採用しているオフロードバイクや、Moto GPのマシンを見てみると、時々前輪のブレーキディスクの部分にカバーがついていることに気がつきます。

このカバーには、どのような役割があるのでしょうか。
オフロードバイクにおけるカバーの役割は、泥や小石の巻き込み等からディスクブレーキを保護すること。オフロードバイクはその名の通り未舗装路を走行するため、舗装路では考えられないような汚れがディスクブレーキに付着することがあります。
そうした汚れはブレーキ性能の低下やパッドの摩耗を招くほか、ブレーキディスクの変形に繋がることも。
また、未舗装の急斜面や、岩場のような地形を、限られた時間の中でいかに足をつかず、正確に走り抜けられるかを競う「トライアル」という競技で使用されるトライアルバイクのディスクブレーキにもカバーはついています。
このカバーには、一般的なオフロードバイクのカバーと同様、泥や小石の巻き込みを防ぎ「ディスクブレーキを守る」役割があります。ただしそれだけではなく、加えて「ディスクブレーキから人を守る」という役割も同時に担っています。

トライアルという競技には、競技者の近くに立ち、路面の状況や残り時間などを知らせる「マインダー」と呼ばれる付き添い人がいます。競技者がバランスを崩して急斜面から転落しそうになった時にマシンを支えるのも彼らの仕事のひとつ。
その際、鋭利なブレーキディスクが露出していると手を怪我してしまう恐れがあり、大変危険。こうした背景もあり、トライアルバイクのディスクブレーキにはカバーが取り付けられているのです。









