ハーレー新型「ロードグライド」に感じる 高い完成度と『お得感』

ライバルはやはり「BMW Motorrad」

 近年のハーレーダビッドソンの動向を見ると、2021年に登場したアドベンチャーモデル「パンアメリカ」や昨年に発売された「X350」「X500」からも分かるとおり、アメリカン・クルーザーだけではなく、ユーザーに様々な選択肢を与える総合バイクメーカー的な方向にシフトしつつあるように感じます。そしてその先に見据えるライバルとしてあるのがBMW Motorradなのではないでしょうか。

新型ロードグライドに乗る筆者(渡辺まこと)。走り自体はスムースで車体の大きさに慣れさえすれば、かなり扱いやすい印象です
新型ロードグライドに乗る筆者(渡辺まこと)。走り自体はスムースで車体の大きさに慣れさえすれば、かなり扱いやすい印象です

 奇しくもBMW Motorradはハーレーのソフテイル的な機構のリアまわりを備えた「R18」や、それをバガースタイルとした「R18B」、「R18 Transcontinental」などをラインナップしていますが、きっと狙うのはハーレーの市場であり、ファン層です。

 そうした目線で2024年の新型ロードグライドを見ると、「バイク」としての完成度は多くのユーザーから高い評価を受けるBMW Motorradと比較しても遜色ないレベルです。

 ちなみに新型ロードグライドはCVOモデルの562万9800円と比較すると369万3800円とリーズナブルな設定になっており、新デザインでも2023年モデルからお値段据え置きです。

 もちろん、CVOモデルとレギュラーモデルでは排気量(CVOは121キュービックインチ/1977cc)やフロントフォーク、リアサスペンション、ブレーキ、ホイールやスピーカー、ペイントワークなど装備に違いがあり、それ相応の価格差となるのは仕方ないのですが、それでもLEDランプを備えたニューフェアリングとタッチパネル・スクリーンを備える新型ロードグライドは、かなりのお得感があります。

 バイクとしての完成度を考えても多くのライダーにオススメできる1台です。

【画像】全面進化したハーレー「ロードグライド」を画像で見る(19枚)

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Writer: 渡辺まこと

ハーレーや国産バイクなど、様々な車両をベースにアメリカン・テイストのカスタムを施した「CHOPPER」(チョッパー)をメインに扱う雑誌「CHOPPER Journal」(チョッパージャーナル)編集長。カスタム車に限らず、幅広いバイクに対して深い知識を持つベテラン編集者。

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