中古タイヤでベスト更新!? 鈴鹿8耐SSTクラスのポール争いは天候と気温の先読みバトル レーシングライダー石塚健のレースレポート
SSTクラスのポールポジション争いはコンマ1秒の接戦
金曜日は予選。予選は午前と午後に分けて各ライダー2回の走行。チームのライダー3人中(2人のチームもある)、2人のベストタイムの平均が、チームの持ちタイムとして決勝グリッドのポジションに反映されるシステムです。
かなりハイレベルな今年のSSTクラスのポール争いは、予選2回目のライダーレッド(3番目に予選を走るライダー)のタイム次第となり、どうなるか予想がつかないほどの接戦となりました。

ライダーレッドを担当した自分は、ポールポジション獲得に向け、午前に行われた予選1回目のタイムをコンマ1秒でも上回る必要がありましたが、タイヤの使用本数の制限がチーム全体で7本とシビアな為、2回目の予選は前後ユーズドタイヤしか使用できない状況。
正直厳しいと思っていましたが、それ以上に「やってやる!」という気持ちの方が強かったです。
しかし、走れば走るほど当然タイヤのグリップ力は落ちていくので、1周に賭ける思いでアタックラップに入りますが、タイムは午前のタイムの0.5秒落ち。「タイヤがまったく食わない」やはりユーズドタイヤでは、新品タイヤほどのグリップ力は当然発揮されません。
タイヤの状態的にも行けてもあと一周。走行する位置取りを変えてもう一周、バイク、タイヤ、自分の限界に挑戦し、なんとか午前のタイムを0.5秒更新する、2分08秒498をマークすることができました。
「よしっ!」更新できた嬉しさはあったものの、アタックラップに自分よりペースの遅いライダーに出くわしてしまい、コンマ数秒ロスをしてしまったことや、コンマ数秒自己ベストに届かなかった悔しさもありました。
また、ライバルチームも同時にアタック中ですが、そのタイムを確認することもできていないので、ポールを獲れたかどうかは、走行直後の自分には一切わからなかったので、少しの不安も残る状況です。

その後ピットに戻ると拍手喝采!チームスタッフみんなの喜んでいる姿を見て、「これはやったか!!?」と思いました。
その後すぐに知らせが入り、2番手と僅か0.1秒差で見事ポールポジションを獲得!本当に嬉しかったです。
当然、自分ひとりが速く走ってもポールは獲れないので、今回チームメイトの村瀬健琉選手も素晴らしいタイムをマークしてくれて、クラス最速の座を掴み取れました。
これはタラレバになってしまいますが、そのアタックで新品タイヤを履いていたら?とか、他のライダーに出くわさなかったら?などと考えてしまいますが、ひとまずポールポジションを獲得できたのは、素直に嬉しかったです。
その後もナイトセッション、そして決勝日のウォームアップ走行もチームはクラストップタイム。ウィーク中のほとんどのセッションでトップタイムをマークする事ができました。
チームの士気は爆上がりし、チームワークもバッチリで、いよいよ決勝レースがスタート!と言いたいところですが、前編はここまで!
次回後編では、大波乱の鈴鹿8耐決勝レースの模様をお伝えしますので、楽しみにしていてください。
#鈴鹿8耐 QP – P1.❤️🔥
— 石塚 健 / Takeshi Ishizuka🇯🇵🏁 (@Takeshi_722) July 19, 2024
激戦のSSTクラスでポールポジションを獲得できました!
チーム皆んなの努力が一つ形になって本当に嬉しい!
気を抜かず、このまま決勝に向けて突き進んでいきます👊🏼👊🏼#FIMEWC #SST pic.twitter.com/u4Lfoxg1bZ
Writer: 石塚健
(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。 2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。









