走行わずか3000kmの極上解体車発見! エンジンを降ろすなら荷台を「吊り上げる」のが正解!? トランポもリフレッシュしよう!! Vol.8
以前はハイエースでしたが、現在は、軽ワゴンのサンバーディアスで「軽トランポ生活!!」を楽しんでいる私です。しかし、軽ワンボックスは大型モデルの積載が大変で、不向きだと判断しましたので「軽トラ」を追加導入しました。しかし、この軽トラが「訳あり車」で、ちゃんと走らせるためには、いろいろな出来事がありました……。純血スバルのサンバー、EN07系エンジン搭載モデルが生産中止になってすでに10数年。長く乗り続けるには、スペアパーツの確保も重要になります。そんなことを考えていたら……
欲しい時に見つからないのが補修部品、それが旧車の常
軽トラサンバーのポテンシャルが「ハンパじゃなく凄い!!」と初めて知ったのは、平成に入って間もない頃だったと記憶しています。「知り合いの運送屋さんが、スーパーチャージャー付きの軽トラを導入したので乗せてもらったら、もの凄いパワフルなんですよ!!」。あの当時は、本当なのっ? といった感じでした。
「軽トラなのに4気筒+スーパーチャージャーってことは、凄い装備だよね!! そりゃ憧れるなぁ~」なんてお話を、しきりにした記憶があります。

あの日以来、ぼくの頭の片隅には「4気筒サンバー+スーパーチャージャー」がありました。
100系ハイエースファミリーの新車や中古車、合わせて6台乗り継ぎましたが、200系とは縁が無く、次のトランポとして購入決意したのはサンバーバンでした。維持費=ランニングコストを考えたら、やっぱり軽自動車は魅力的です。しかしサンバーシリーズは、リアエンジンだから荷台が高くて、バイクの積載には不向き、との意見もあります。
しかし、乗ってみて、その走りの本質を知ってしまうと、驚かれる方が数多いと思います。とにかく素晴らしい軽トラなんです。ちょっとだけローダウン=シャコタン仕様にすれば、少しはバイクの載せ降ろしも楽になるのでは!? などとも考えました。
色々検討した結果、軽トラでも軽バンでもなく、軽ワゴンのスバルサンバー、中期型の後期モデル!? を購入しました。今でもそのサンバーワゴンは所有してますが、トランポとして使っているのは、原付二種クラス以下を運搬する時と決めています。
仕事柄、大型バイクを運びたいことがあります。そんな時にはやっぱり「軽トラがいいなぁ!!」なんて想いが強くなりました。そんな矢先に、ぼくの軽トラサンバーとしては先代となる「水没サンバー」のお話を頂き、この連載リポートの通りに(Vol.1~是非ご覧ください)、日々仕上げてコンディション良く走るようになりました。しかし、ぼくにとっては極めて重要な「エアコン装備の重要性」を再認識したことで、年式を遡りながらも、エアコン付きの前期TT1に乗り換えることにしました。
実走行3000kmの解体車発見!!
バイク仲間で、水没サンバーの現オーナーさんから「解体部品屋さんで走行浅のTT2を見つけましたよ!!」との電話を頂きました。

詳しいお話しを聞くと、実走行は何と3000kmで、新車購入以来、一度も継続車検を取得していない車両らしい……。とのお話しも。
そんな情報を聞いてしまうと、スペアエンジンとして購入したくなってしまうのが、旧車好きの性と言えましょう……。早速、連絡をもらった仲間にお願いして、中古自動車部品商さんに交渉していただきました。すると「必要な部品を外したら、その他は返してください」といった、簡単な約束事で交渉成立。しかも価格は格安でした。

バイク仲間にお願いして、クレーン付きトラックで作業場前まで運んでいただきました。
ぼくとしては、エアコン付きTT1のスペアエンジンにしようと考えたのと、今後、何かあったときのために、エンジン本体をストックしておこうとも考えました。20数年前に交わした会話から始まり、今となっては、純血スバルサンバー(EN07系4気筒エンジン搭載モデル)の熱烈なファンになってしまいました。

今後も、軽トラサンバーライフを、広く深く、生涯の友として、楽しんでいきたいと考えています。
Writer: たぐちかつみ
フリーランスライター。バイクも作る国内自動車メーカーの生産技術開発部門を経てから大人向けのバイク専門誌「クラブマン」誌へ合流。同誌のメンテナンスコーナーが縁で、1995年春には「モト・メンテナンス」誌を創刊し編集長を務めた。同誌休刊後の2019年秋からは、内外出版社にて「モトメカニック」誌を創刊。現在も同誌編集長を務めている。











