誰でも二輪免許が取れるワケじゃない!? 教習所入所前の「事前審査」とは

教習所の事前審査の内容とは?

 では、二輪教習の事前審査では、いったいどのようなテストがおこなわれるのでしょうか。

事前審査では、バイクで8の字を描くようなイメージで押して歩き、転倒しないで安全に取り回す事ができるかを確認する
事前審査では、バイクで8の字を描くようなイメージで押して歩き、転倒しないで安全に取り回す事ができるかを確認する

 基本的に、事前審査のチェック項目は4つ。

 まずひとつ目のチェック項目として、「足つき」が挙げられます。バイクにまたがって、両足が地面について車体をしっかり支えられるかがポイントで、両足がべったり地面につくのが理想ですが、両足のつま先だけやバイクを少し傾けて片足だけで支えるだけでもOKです。

 両足が地面に届かない、または届いてもギリギリだと、信号待ちで停止したときなどにフラフラとバランスを崩して立ちゴケしてしまう可能性が高くなります。そのため身長が低い女性で両足が地面につかない場合は、お尻を少しずらして左足だけで車体を支える練習をしておくと良いでしょう。

 次にチェックするのが「取り回し」。バイクを8の字を描くようなイメージで押して歩き、転倒しないで安全に取り回す事ができるかを確認します。

 バイクの取り回しは、駐輪場で出し入れする際や方向を転換する場合などに必要となるため、エンジンを止めた状態で前進と後退ができるか、危険な状況でブレーキを使ってすぐ止められるかがポイントです。

「センタースタンド」を正しく扱えるかどうかも事前審査でのチェック項目
「センタースタンド」を正しく扱えるかどうかも事前審査でのチェック項目

 3つ目のチェック項目は「センタースタンド」を正しく扱えるかどうか。具体的には、センタースタンドをかけるだけでなく、元に戻すところまでクリアしなければなりません。

 元に戻す際は両手でハンドルを持って、反動を利用しながら車体を前に押し出してスタンドを外します。スタンドが解除されたら右手にあるレバーで前輪ブレーキをかけ、車体を安定させましょう。

 そして事前審査で最大の難関となるのが「引き起こし」。教習中にバランスを崩して転倒した場合、基本的に自分の力だけでバイクを起こさなければなりません。そのため、重いバイクを安全に引き起こすことができるかがチェックされます。バイクを引き起こす際は、まず倒れている方向にハンドルをめいっぱい切ります。

 次に、バイクの横の位置から片手でハンドル、もう片方の手でシートカウルの下やグラブバーなど、持ちやすくて力が入れやすい場所をつかむことが重要です。

 その後、身体をバイクに密着させながら、足の力を使って反対側に頭を投げ出すイメージで一気に引き起こします。この時、シフトペダルが届くようであれば、タイヤが回ってしまわないように、1速にいれておくと車体が動かず起こしやすくなります。腕の力ではなく、身体でバイクを押すイメージで足の力を使うのが引き起こしのコツです。

 ちなみに事前審査の4項目の内、ひとつでもクリアできなければ教習所の入所が認められません。しかし、もし不合格になっても、基本的には何回でもチャレンジできるようできるので、大半の人が入所可能。

 とくにバイクの免許取得を目指している小柄な女性の場合は、重いバイクを扱う事前審査で挫折しがちですが、諦めずにチャレンジすると良いでしょう。

【画像】バイクの免許取得を目指して教習所に入所する際の関門「事前審査」を画像で見る(10枚)

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