安全に走行する為に特性をおさらい! クルマとバイクの違いとは
クルマとバイク、それぞれのブレーキ性能の特徴とは
カーブではバイクは、スピードが上がるにつれてクルマよりも外側に膨れやすい傾向があります。
これについては、JAFがバイクとクルマの特性について比較検証したテストをおこなっており、まず半径40mのカーブで排気量の異なる3車種のバイクとワゴンタイプのクルマそれぞれが、一定速度で走ったときの軌跡を調査。
その結果、時速40kmではクルマよりも小回りでしたが、時速60km以上になるとクルマよりも外側に膨らむ傾向がみられました。

クルマは4本のタイヤでグリップするうえ、ESC(横滑り防止装置)などの電子制御装置が搭載されているおかげで、外側に膨らむのを抑えられています。
一方のバイクは、2本のタイヤだけでグリップ力を維持しなければならないため、高速になるほど遠心力に耐えられなくなり、外側に膨らみやすくなるという訳。
なお、バイクはカーブで曲がり切れずガードレールや壁などに衝突する単独事故も多いため、カーブの手前でしっかりと減速することが重要です。
さらにJAFは、同じバイクとクルマを使って制動距離についての比較検証もおこなっており、まずドライ路面とウェット路面それぞれの制動距離を検証。
40km/h、60km/h、80km/h、100km/hの4つのスピードでテストし、スタート地点から一定の速度で走行。赤いパイロンを通過したらフルブレーキをかけて、それぞれの制動距離を測定しました。

その結果、40km/hでの制動距離はドライ路面ではクルマが最長。ウェット路面では125ccのバイクがもっとも短く、その他はほぼ同等となっています。
一方で、速度60km/h以上になると、路面状況に関係なくすべての速度でクルマよりもバイクのほうが、制動距離が長くなりました。
車両重量がバイクよりもはるかに重いクルマのほうが、制動距離が長くなりそうなイメージがあるかもしれませんが、検証結果によると、スピードが速くなるにつれてバイクのほうが、制動距離が長くなる傾向にあるようです。
なお近年は、バイクの制動システムにABS(アンチロックブレーキシステム)または、CBS(コンバインドブレーキシステム)の装着が義務化されています。
たしかに、昔のモデルに比べてバイクのブレーキ性能は向上していますが、それらのシステムを過信せず、常に車間距離を十分にとって走行することが重要です。









