まるで大きな「ツーリングセロー」!? 新型「ヒマラヤ」にじっくり乗って実感

ロイヤルエンフィールド初の大型アドベンチャーモデル「HIMALAYAN(ヒマラヤ)」は、2021年に日本初上陸し、モデル名の由来となるヒマラヤの道を進むために開発され、2024年型で大幅刷新されました。新型は日本の道ではどうなのか? 様々なシーンを走ってみました。

求められたのは、タフな道を進むためのチカラ

 新しい「HIMALAYAN 450(ヒマラヤ450)」(2024年型)に乗りました。数日間このバイクで走り、どこを走っても楽しめたので、これはオススメなバイクです。

ロイヤルエンフィールド新型「HIMALAYAN」(2024年型)に試乗する筆者(松井勉)
ロイヤルエンフィールド新型「HIMALAYAN」(2024年型)に試乗する筆者(松井勉)

 先代の「ヒマラヤ」は、2016年に新登場した排気量411ccの空冷単気筒を搭載したツーリングバイクです。バーチカルシリンダーで、容量15Lの燃料タンクやフェアリング、リアキャリアの装備など、乗った誰をも笑顔にするようなバイクでした。

 そもそもこのバイク、インドのライダー達が憧れる冒険ツーリングである、道路で越える最高峰の峠、ヒマラヤのカルドゥン・ラを目指すために造られたと言います。海抜5359m。片道でも数日を費やし、空気は薄く、雨が降れば道が川になり、舗装路と未舗装が入り交じるタフな行程です。そこを目指すライダー全てが乗りやすいバイクを目指したのが、この「ヒマラヤ」だったのです。

 そのため、エンジン特性はマイルドで最高出力は18kW、最大トルク値は32N.mとなり、5速のミッションを駆使すれば行けない場所は無いかも、と思わせる、例えるなら大きなヤマハの「ツーリングセロー」のようなバイクでした。

 ロイヤルエンフィールドの技術者達は考えました。誰でもヒマラヤに行ける「乗りやすいバイクコンセプト」は世界共通なはずだ、と。新型もキープコンセプトで行こう。そして世界から集まるモアパワーと移動の快適さ、というような部分にも応えようと。

 そこで、乗りやすさをそのままに、出力やハンドリング性能を向上させつつ、サイズや重量はキープして独自のポジショニングは踏襲。じつは乗りやすさを生むエンジン特性や重量面で、これ以上でもこれ以下でもないと言うのです。

新型「ヒマラヤ」では、排気量452ccの水冷単気筒DOHC4バルブを新開発し、フレームやサスペンションなど全てが刷新された
新型「ヒマラヤ」では、排気量452ccの水冷単気筒DOHC4バルブを新開発し、フレームやサスペンションなど全てが刷新された

 新型「ヒマラヤ450」のエンジンはコンパクトな水冷単気筒DOHC4バルブとなり、最高出力は29.4kW、最大トルクは40N.mと大きくパワーアップ。リアのサスペンションストロークを20mmアップして前後とも200mmのサスペンショントラベルを確保。フロントには倒立フォークを採用し、リアショックの機能も上がっています。ダブルクレードルからツインスパーとなったフレームにより、車体レイアウトや剛性バランスに様々なメリットを得ています。

 シート高は2段調整式となり、825/845mmから選べます。先代は800mmでしたが、車体がスリムなため足つき感は上々。オプションで805mmに設定できるローシートも用意されています。車体重量は4kg軽い195kgに納めています。

 試乗車のタイヤはブリヂストンAX41を履いていたので、舗装路でのハンドリングや乗り心地はオリジナルではありませんでしたが、テストはこのタイヤで行ないました。フロント90/90-21、リアは初代の120/90-17から140/80-17とワイド化。これによりタイヤの選択肢が拡大しているのは嬉しいニュースです。

 また、新型ではチューブ仕様とチューブレス仕様が用意され、価格(消費税10%込み)はそれぞれ88万円/89万9800円。この価格、ほとんど先代と横並び。このご時世に嬉しい限りです。

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