電動パワーでキビキビ走る原付二種スクーターVmoto 「F01」 近藤スパ太郎の試乗レポート
電動モビリティに造詣の深い近藤スパ太郎さんがVmoto の電動バイク「F01」についてのインプレをお伝えします。
欧米で人気の「F01」が日本上陸!
こんにちは! 電動モビリティに興味津々の近藤スパ太郎です。今電動モビリティは過渡期で、最新技術や最新機能を投入した個性豊かな車両が次から次へと登場して目が離せません。

Vmotoは、オーストラリア発の電動バイクブランドで、中国に生産拠点があります。現在65を超える国と地域で販売され、日本ではXEAM(ジーム/本社:福岡県福岡市)が輸入販売を行なっています。
シャープなデザインの「F01(エフゼロワン)」は、今年の東京モーターサイクルショーでお披露目されました。60Vのインホイールモーターをリヤホイールに装備し、シート下にバッテリーが有ります。

原付二種としては大きい車体で、フロントタイヤが16インチと大きい理由も、ヨーロッパ地域での石畳の路面での走りやすさを追求したためだそうです。Vmoto人気が高い欧米向けに開発された背景がある様です。
肉厚で大きなフラットシートですが、内腿が当たる部分がシェイプされ、足つき性が良く、身長172cmのボクは両足がベッタリ。ステップボードも広く、フレームを含めて横幅が約48cmもあり、靴のサイズ28cmのボクでも足の自由度が高く快適です。これらも欧米仕様の恩恵でしょうかね。
パワフルで走りが楽しい
走行モードは3つあり、左の手元スイッチで最高速度35km/hのエコ、45km/hのノーマル、77km/hのスポーツを走行中に切り替えが可能です。

先ずはエコモードで走ってみます。スロットルを一気に全開すると、最高速度まで一瞬で加速する性能に驚愕! 沢山の電動バイクに試乗しているボクですが、こんなに加速が良いエコモードは初めてです。もちろん優しいスロットル操作をすれば優しい走りをし、電動バイク初心者にも扱いやすい設計です。
エコでも十分に楽しい加速力ですが35km/h以上は出ないため、幹線道路ではノーマルかスポーツがメインモードとなります。ノーマルに切り替えると加速力がさらに増し、スポーツではさらに増し増しに! スポーツでの加速感は2ストバイクを上回るかも?

また走行中のモーター音はほとんど聞こえず、とても静かな走りです。聞こえるのは風を切る音やタイヤノイズ。コーナーを少し攻めると、タイヤの「キュルキュルキュル!」という路面をグリップ音が聞こえます。人の会話や鳥の声も聞こえ、静かな電動バイクならではの特別な世界感があります。
前後にディスクブレーキを装備し、高速域からのブレーキ性能も良く、車両の重心バランスやサスペンションとのマッチングも良いため、コーナリングも安心感があります。

便利な機能としては、後進モードがあり、駐輪場から出す時や狭い場所での切り替えしが楽々でした。
メーターパネルの左下には、1AのUSBポートもあります。メカニカルキーとリモコンキーがあり、リモコンキーでは電源やセキュリティのON・OFFが出来ます。セキュリティON状態で振動を感知すると、アラームが鳴ってホイールをロック。音が鳴りやむとホイールロックも解除されます。
一充電で最大77kmの航続距離を実現
カタログ表記の「一充電航続距離:77km」は、体重55kgのライダーが平均時速45km/hで走行したXEAMの実測値だそうです。 原付二種としてはかなり走る車両です。

バッテリーは脱着可能ですが約20kgと重く、シートの前側にある充電口にプラグインでの充電が基本となりそうです。専用充電器で約10h~11hでフルチャージ。10時間は長いなぁ~と思いますが、航続距離を優先したバイクだから、まぁ仕方ないか!

そうそう、大きくて重い機材バックを背負ったカメラマンを後ろに乗せて、タンデム走行したのですが、低重心設計と力強いトルク特性のモーターの恩恵もあり、タンデムの低速走行でも安定した走行が可能でした。フラットで長めのシートと、後方には大きなキャリアが標準装備され、「後ろも広くて乗りやすいですよ!」と、カメラマンからも高評価でした。
電動原付二種には軽量&コンパクトな電動スクーターも有りますが、航続距離が短くなります。「F01」はもっと距離を走りたい人、スポーツ性能を楽しみたい方にお薦めの電動スポーツスクーターですね!
■VMOTO F01 価格・主要諸元

価格(消費税10%込)39万8810円 (2024年12月1日までの限定価格)
●全長×全幅×全高:1940×730×1160mm
●シート高:790mm
●ホイールベース:1327mm
●車体重量:110kg
●原動機:Vmoto製インホイールモーター
●定格出力:1kW
●最大出力:4.7kW
●最高速度:77km/h
●一充電航続距離:77km(※1)
●登坂能力:14度
●駆動用バッテリー:リチウムイオン電池
●バッテリー電圧/容量/充電時間:60V/45Ah(2.7kWh)/約10h~11h
●ブレーキ:F・R/油圧式ディスクブレーキ(CBS)
●タイヤサイズ:F90/80–16インチ/R90/90–14インチ)
●カラー:5色展開
※1 55Kgのライダーが平均時速45km/hで走行したXEAM実測値

Writer: 近藤スパ太郎
タレント/プロデューサー。ハーレーでルート66を全走破してアメリカ大陸横断。ロシアンラリー二輪部門出場、チベットチョモランマツーリングなど芸能界きってのバイク好き。芸名はバイク好きでも知られていた伊丹十三監督から、映画「スーパーの女」に出演した際に命名された。
環境番組のパーソナリティを担当して以来、電動モビリティや環境を配慮した次世代モビリティ、環境問題にも興味津々。
俳優・MC・リポーターのほかWeb メディアSPANGSS や、芸能・制作プロダクションSPANCHOOS の代表も務める。

















