ドゥカティ現行車では唯一!? 空冷Lツインを搭載する第2世代スクランブラー「アイコン」の魅力
スポーツライディングの本質を味わえる、ドゥカティ・スクランブラー
今回、改めて思ったのは、ドゥカティの空冷Lツインの良さです。低速域のギクシャク感は薄れ、極低速も扱いやすさが向上。エンジンの回転が落ちがちな市街地やUターン、またヘアピンの立ち上がりなどでもスロットル操作に難しさがないのです。

扱いやすさを向上させつつ、スロットルを開けた際の気持ち良さや、乗って楽しい部分の作りこみをきちんと行なっているのがドゥカティで、今スクランブラーのバランスはとても良いところにあると思います。
音や鼓動もドゥカティの演出。それを全身で楽しむのがドゥカティなのだと改めて感じさせてくれます。スムーズで静寂なバイクとは対局にある1台かもしれませんね。
また、郊外に出て少しエンジンを元気よく走らせてみると、最高出力73ps/8250rpmのスペックを持つ空冷エンジンは、味わいや鼓動感だけを楽しむものではないこともよくわかります。

エンジンはどこまでもスムーズに回転を上げ、ライダーをスポーティな気分にしてくれます。ファッションバイクにとどまらないところはさすがドゥカティで、ベテランをきちんと満足させてくれるスポーツ性を持っています。
また運動性に関しても、猛烈に幅の狭いLツインが生み出す軽快性は格別。よく動くサスペンションと合わせてスポーツライディングの原点的な楽しみも味わわせてくれます。
イタリアンブランドが生み出す高いスポーツ性とファッション性、そして空冷Lツインエンジンとの共演を楽しませてくれるドゥカティの「スクランブラー」シリーズ。この着実かつ素晴らしい進化を、世代や性別、キャリアを問わず多くの人に体感していただきたいですね。
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第2世代に進化したドゥカティ・スクランブラー「アイコン」の価格(消費税10%込み)は133万3000円です。
Writer: 小川勤
1996年にエイ出版社に入社。2013年に二輪誌『ライダースクラブ』の編集長に就任し、様々なバイク誌の編集長を兼任。2020年に退社。現在はフリーランスとして二輪媒体を中心に執筆を行なっている。またイベントレースも好きで、鈴鹿4耐、菅生6耐、もて耐などにも多く参戦。現在もサーキット走行会の先導を務める。

















