デザイン? 規格? 何を基準に選んでる? ヘルメットメーカーに聞いたそれぞれのブランドのこだわりポイントとは

毎月の8日がつく日は『高梨はづきのきおくきろく。』。バイク女子の高梨はづきさんが最近気になる、最新のヘルメット事情をレポートしてくれました。

まずは有名どころ!日本を代表する3メーカー

 皆さんこんにちは、バイク女子の高梨はづきです。

 本日はバイクに乗る際の必須アイテム、ヘルメットについてお届けしていくよ!いつもより倍くらい文字量多いけど、是非お付き合いください!
 
 街中ですれ違うバイク乗りの方達を見ていると、やはり所有するバイクと雰囲気が合うようにヘルメットを選んでいる人が多いのかなぁと思うけど、みんなはどんな基準でヘルメット選んでいるのかな?

 各メーカー、いろんなデザインや機能の製品を出していて奥が深いヘルメットの世界。デザインや形は違っても、厳格な安全基準をクリアしているものがほとんどで、どれを選んでも安心な感じはするよね。

 安全基準をクリアしなければならない制約の中で、各メーカーはデザインや機能性といった独自性を持っていて、ヘルメットひとつとっても、こんなところにまでこだわりがあるのかと驚くこともあるんだよ。

 東京モーターサイクルショーで各ブースを回って、最新作の話を聞いてきたので、お届けするね!

 今年3月に東京ビックサイトで行われた「東京モーターサイクルショー2025」では、例年同様、いろんなメーカーが出展していたよ。

 新製品や試作モデルなど、見て聞いて触って試してチェック出来ちゃうのが、モーターサイクルショーの醍醐味のひとつ。ヘルメットも例外なく、「知りたい」「見てみたい」「被って試してみたい」を一気に叶えられたので、みんなにもお裾分けしていくね!

アライブースでヘルメットを試着するバイク女子の高梨はづきさん
アライブースでヘルメットを試着するバイク女子の高梨はづきさん

 まず最初に向かったのは「ARAI(アライ) 」ブース。わたしが普段愛用しているヘルメットもアライのヘルメットで、「アストロGX」というモデルなんだけど、とにかく使っていて安心するヘルメットっていうことに尽きるかな。

 日本のヘルメットメーカーではもっとも歴史の長い老舗アライ。帽体の特徴として丸く滑らかな設計で、万が一の衝撃からライダーを守ってくれるよ。

 丸みから飛び出ている角部パーツは、ぶつかったり擦ったりした時の衝撃で外れるようになっていて、衝撃を「逃す」「受け流す」ことで頭部へのダメージが最小限になるように計算されているんだって。

 突起物が取れないとそのパーツがフックとなってダメージを負う可能性があるから、合理的な考え方のヘルメットなんだ。

 工場は日本国内の自社工場で、仕上げや検査だけでなく、製造も職人の手作業で行われているので、とにかく品質へのこだわりがすごい。

 ラインナップも少数に絞って開発しているのが特徴。世界でもっとも厳しいとされるSNELL規格をクリアすることはもちろんのこと、規格に囚われない現実の安全性を追求しているんだって。

 多くのプロレーサーが愛用するヘルメットとして高い信頼性があり、とにかく安全第一で造っているヘルメットなんだ。

 そんなアライのフルフェイスヘルメットは、全てのモデルがMFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)公認でSNELL規格を通っているから、どれを選んでも高品質だね!

 さて、そんなアライのブースで気になったヘルメットが「TXストラーダ」。ツアークロスVのバイザーを外したようなデザインで、ツアークロスVにはバイザーが付いているから、オフロードバイクに乗っている人が手に取りやすいデザインだったけど、バイザーを取ったデザインにすることで、オンロードのスポーツバイクやストリートバイクにも似合うようになったところがポイント。

 そもそもツアークロスVのヘルメットを持っている人がバイザーを取って使用している例が多くあったとのことで、それであればバイザーを取った状態で少し安く提供できるようにしようってなったみたい。

 そういった経緯で発表されたにも関わらず、なんと後からバイザーを取り付けることも出来る2way仕様という太っ腹っぷり。オンもオフも乗る人は大注目のモデルで、発売が待ち遠しい!

SHOEIは、安全性はもちろんのこと、人気キャラクターとのコラボレーションなども積極的に行なっていて、遊び心のあるメーカーという印象
SHOEIは、安全性はもちろんのこと、人気キャラクターとのコラボレーションなども積極的に行なっていて、遊び心のあるメーカーという印象

 次に向かったのは「SHOEI(ショウエイ)」ブース。SHOEIのヘルメットは、世界でもっとも愛用されているメーカーのひとつなんだけど、とにかくいろんな人のニーズに合うように多種多様なラインナップが用意されているのが特徴のひとつだよ。

 安全性はもちろんのこと、人気キャラクターとのコラボレーションなども積極的に行なっていて、遊び心のあるメーカーという印象。

 日本国内の自社工場にある独自の風洞実験設備によってヘルメット全体の静粛性を徹底追求し、走行時の風切り音を軽減しているよ。

 まさに機能性のSHOEIといった感じだね。その証拠に、航空自衛隊でもSHOEIのヘルメットが採用されるほど、高い安全性と静音性を両立させているんだとか。

 日本人の頭にフィットするように造られているから、被っていて頭が痛くなることも少ないかもしれないね。

 そんなSHOEIのブースで気になったヘルメットは「X-Fifteen」。スポーツ系のバイクにはピッタリのデザインで、ショウエイのラインナップの中ではダントツで空力性能に特化して設計されたフルフェイスヘルメットなんだよ。

 時速350km/hを超える風洞実験に基づいてデザインされていて、高速走行時の安定性抜群なんだって。バイクに乗っていてヘルメットに受ける走行風によって頭が持っていかれることってたまにあるけど、これを防ぐことができるのは嬉しいよね。

 わたしはサーキットを走ったことはないけど、もし走れる機会があったら、このヘルメットを被って乗ってみたいなと思わせてくれたよ。

OGK-KABUTOの『AEROBLADE 6』モデルのカーボンヘルメットを説明してくれたスタッフと一緒に
OGK-KABUTOの『AEROBLADE 6』モデルのカーボンヘルメットを説明してくれたスタッフと一緒に

 続いて「OGK KABUTO(オージーケーカブト)」。日本三大ヘルメットメーカーの一角でもあるオージーケーカブトは、バイクヘルメット需要はもちろんのこと、自転車用のヘルメットの需要も高いメーカー。

 最近、自転車のヘルメット着用が努力義務として追加されたこともあって、バイクに乗らない人でも名前を知っているメーカーなんじゃないかな。

 なによりオリンピックの自転車競技にも使われていたりと、ロードバイクに乗る人で知らない人はいないはず。

 そんなオージーケーカブトの特徴は、なんといっても価格帯。海外生産で製造コストが抑えられている分、他社メーカーよりも比較的安価なモデルが多くラインナップされていて、とにかくコスパが良い!

 もちろんヘルメットの安全規格もクリアしていて、サイズのバリエーションも豊富なんだよね。

 ミニマムなXSサイズから特大サイズのXXXLまで幅広く対応しているから、被れないなんてことが起きにくいんだって。

 素材は金属を使用しておらず、ほぼすべてのパーツが樹脂で作られているので、帽体は軽く、長時間の走行も疲れにくい設計になっているよ。

 機能性はもちろんのことデザインはスタイリッシュでコンパクトなモデルが多く、ファッションとしても楽しめるのが特徴だね。

 わたしがオージーケーカブトのヘルメットで一番気になったのは「RYUKI」シリーズ!

 一見ただのフルフェイスの形なのだけど、シールドと口元がガバッと上に上げられるようになったシステムヘルメットで、かなり便利そう。

 喉が渇いたりしても、いちいちヘルメットを脱がずに飲み物を飲むことができるし、デザインはもとより機能面を気にするライダーにとって、特に恩恵を感じられるんじゃないかな。

 シールドにはUV&IRカット加工が施されていて、赤外線(IR)を74%、紫外線(UV)を99%カットすることでヘルメット内部への熱伝導を抑えてくれるし、日焼けが気になる女性ライダーの味方だね!

 シールド内部には日差しを遮断するインナーサンシェードも付いていて、こんなに高機能なのに低価格で買えちゃうのは嬉しすぎる!

 そのほか、男女共に人気なのは「SHUMA(シューマ)」シリーズで、通気性が良くとにかく軽くて長時間走行するライダーはもちろん、首の筋力に自信のない女性には特に人気のモデルだそう。

 さらに、ヘルメットのデザインで”女性らしい”と感じたのは、女性向けにデザインされた「AEROBLADE-6 (エアロブレード)」のELFI DARK(エルフィーダーク)。

 人気のカラーで、見る角度を変えると色が変わる塗装が施されているからデザインが綺麗なのが、魅力的だったよ。

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