路面温度60度って6月なのに暑すぎない!? 鈴鹿8耐公式テストは暑さと赤旗に翻弄されるも絶好調!レーシングライダー石塚健のレースレポート
国内外で活躍するレーシングライダーの石塚健選手が、参加した鈴鹿サーキットで行われたEWC第3戦 、鈴鹿8時間レースの公式テストをレポートしてくれました。
公式テストも絶好調の「Kaedear-RAC41-Honda」
皆さんこんにちは! レーシングライダーの石塚健です。
今回は6月18日、19日に三重県 鈴鹿サーキットで行われた、2025年 FIM 世界耐久選手権 コカ・コーラ 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会に先駆けた公式テストに参加してきましたので、そちらのレポートをしていきます。
前週に続き、2週連続のテストとなりましたが、今回は公式テストということで、8耐に参戦するほぼ全チーム(海外チームは参加しないチームあり)が鈴鹿に集結。
僕らのチームメイトであるケビン選手とクリス選手も来日し、本格的なテストとなりました。
2日間で行われた公式テストはグループをAとBに分けられての走行。初日は45分が2本と75分が1本、夜にナイトプラクティス50分が行われました。
すでに真夏と言えるような強い日差しが照りつけていて、走行がスタートする頃の気温は30度超え。路面温度も60度前後と、気候もまさに本番さながらの環境。
先週のテストで話題になったスケルトンカウルですが、今回からは本番仕様のカラーリングでの走行ということで、沢山の関係者やライダーから「スケルトンが良かったなー」といじられましたが、遂にマシンのデザインもお披露目となりました。

ケビン選手とクリス選手はチームのバイクは初乗り。最初の数周は僕が前を走る形でランデブー走行をおこない、ライン取りやリズム取りのサポートを実施。
2人は昨年の鈴鹿8耐にも他チームから参戦しており、今年で2回目の鈴鹿だったので、限られた時間の中でも経験がある分すんなりと走れていたので、その点は安心することができました。
まずはテスト項目として、ピットインしてはシフトやブレーキレバーのポジションを合わせ、徐々にバイクのセットアップを行うという1日。確認事項もしっかりと進み、充実したテスト初日となりました。
走行後にはチームでミーティングを行い、バイクの方向性や次のセッションプランを話し合います。
そんな流れでテスト初日は、SSTクラスで3番手タイム。かなり僅差な上にアベレージタイムも安定していて、ここまではかなり順調です。
ちなみに夕食はケビンとクリスの希望で回転寿司。タブレットで注文をしたらレーンからテーブルに届くという機能に、「ジャパニーズテクノロジー!」と大はしゃぎで、とても楽しそうでした。

テスト2日目も猛暑日のなか、9時半よりセッションがスタート。午前中に80分の走行1本、午後に90分の走行1本の、合わせて2本のセッションが行われました。
他チームの転倒による赤旗中断もあり、すべてのプランを満足に行うことはできませんでしたが、ライダーそれぞれがロングランやタイムアタック、燃費テストなどテスト項目を順調に消化することができたので、アクシデントは全チームイコールなのでヨシとします。
2日間のテストは最終的に、3人共転倒することなく終えられて良かったです。現状本番に向けての準備が沢山ある中で、メカニックの余計な仕事を増やすことなく終えられたのは大きく、一安心です(笑)。
今回のベストタイムは2分08秒279とほぼ自己ベストで走れましたが、トップが2分08秒249だったので少々悔しい気持ち。これで8耐本番までの走行は全て終了で、後はレースウィークを待つのみです。
結成初年度のチームとしても、シェイクダウンからここまでの流れを考えると、とても上出来だと思いますが、ここまで来たら目指すはもちろん優勝です。
ライダー、チーム共々レースウィークにはもうワンステップレベルアップできるよう、頑張って準備していこうと思います!
それでは8月1日から3日に、鈴鹿サーキットでお会いしましょう! Kaedear-RAC41-Hondaの応援を、よろしくお願いします!
Writer: 石塚健
(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。 2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。









