新旧で好みが分かれる? 2025年5月発売のヤマハ「TRACER9 GT+ Y-AMT」 販売店での反響は?
ヤマハは2025年5月、大型スポーツツアラー「TRACER9 GT+」を進化させ、新機構を搭載した「TRACER9 GT+ Y-AMT」を発売しました。販売店ではどのような反響を呼んでいるのでしょうか。
大型スポーツツアラーのフラッグシップに新機構を搭載
ヤマハ発動機は、クロスプレーン・コンセプトに基づく排気量888cmの直列3気筒エンジンを搭載した大型スポーツツアラー「TRACER9 GT+(トレーサーナイン・ジーティー・プラス)」をベースに、さらなる機能強化を行った2025年モデル「TRACER9 GT+ Y-AMT」を2025年5月に発売しました。

最大の注目点は、電子制御シフト機構「Y-AMT(Yamaha Automated Manual Transmission)」の採用です。クラッチやシフト操作をアクチュエーターが担い、ATモードではオートマチック車のように走行中のシフトアップ・ダウンの自動化を実現しています。
一方で、MTモードではハンドル左のシーソー式レバーで任意に変速操作が可能で、メリハリのある走りを楽しむことができます。
また、先行車に追従する「ACC(Adaptive Cruise Control)」と連動させることで、速度変化に応じたシフト制御を自動的に行います。
これにより、高速道路や長距離走行での操作負担を大幅に軽減し、スポーツツアラーとしての快適性を高めています。
加えて安全性や利便性を高める新機能も充実しており、前方の衝突リスクを検知して2段階で警告する「FCW(Forward Collision Warning)」、坂道での停車・発進をサポートする「VHC(Vehicle Hold Control)」、後方レーダーを用いて死角をカバーする「BSD(Blind Spot Detection)」などを新たに採用しています。
カラーバリエーションはシルバー×ブラックにブルーホイールを組み合わせた「ブラック」と、シルバーホイールで洗練された印象を与える「ダークブルー」の2タイプ展開となっており、いずれもフラッグシップにふさわしい質感と存在感を備え、価格(消費税10%込み)は198万円です。
販売店では好評、旧型を好むユーザーの声も
進化を遂げた新型モデルですが、実際の販売現場での納車状況やユーザーからの反響はどのようになっているのでしょうか。
東京都内の販売店担当者は次のように話しています。
「発売当初は在庫数が絞られていたのですが、9月ごろから数が安定してきて、今発注をされますとおおよそ10日後には店頭に入ってくる、といった状況ですので、ご案内はすぐにできます。
問い合わせもそれなりにいただいており、当店ではすでに4台納車されています。そのうち3台はダークブルーですので、ダークブルーの方が人気になっている印象ですが、どちらの色も好評をいただいております。
今回の新型では機能面がアップデートされましたので、『運転がスムーズになった』という声をいただいております。
ただ、車体自体の重量は前モデルよりも大きくなっておりますので、『乗ったら心地よいけど、押し歩きをすると重い』と感じる方もいらっしゃるようです」
また、関西圏の販売店担当者は次のように話しました。
「店頭にはブラックが1台しか残っておりませんが、発注してから店に届くまでにそこまで時間は要さないかと思います。
今回の新型モデルで顔つきもかなり変わりましたので、『かっこよくなった』とのお声をいただきました。
一方で、前モデルのデザインの方を好むお客様も一定数いらっしゃいますので、そのあたりの好みは分かれるのかな、といった印象です。
サポート機能が色々と追加されましたので、乗り心地を求める方が新型モデルをご購入されることも多いのですが、一方で自分の好みを求めて旧型モデルを探していらっしゃる方も一定数いらっしゃいます」
※ ※ ※
新機構や各種電子制御システムの採用による快適性を高評価する声がある一方で、前モデルの軽快な印象を求めるユーザーも見られ、好みが分かれるようです。
とはいえ、先進技術を搭載した「TRACER9 GT+ Y-AMT」は、スポーツツアラー市場に新たな存在感を示していると言えるでしょう。





















