日本のカスタムバイクの最高峰が集結 YOKOHAMAホットロッドカスタムショーでチャンピオンに輝いた歴代マシンたち

バイク出展153台を数えた2003年は茨城のチップモーターサイクルがベストを獲得。立体的な装飾が施されたタンクやスイングアームの造形など、今見ても色褪せない個性が与えられています
タンクに描かれたスキャロップやオールドモーターであるナックルに現代的なエッセンスを取り入れた点など、まさにホットロッドらしいテイストで仕上げられたケンズファクトリーによる一台が2004年のベスト。ちなみにこの年からエントリーも200台を突破
エントリーが300台を数えた2005年はサス付きの国産チョッパーというカテゴリーを切り拓いたといっても過言でないブラットスタイルのヤマハXS650がベストを獲得。現在、ブラットスタイルは日本とアメリカ、二店舗で業務を展開しています
この年からエントリーが400台を突破したHCSで頂点となったのはヒデ・モーターサイクルの“Mod Chopper II”。ハーレーのアイアンスポーツをベースに、ボードトラッカー的なスタイルが与えられたこの一台はハーレー・ダビッドソン ItalyのCEOが所有しています
HCS初の2年連続でのベストとなったヒデ・モーターサイクルによる“Mod Chopper III”は車名のとおり前年のマシンを進化させた仕様が与えられた一台。12年経った今見ても、些かも古さを感じさせないスタイルと完成度の高さは流石
2008年、夏に米国で開催された“LAカレンダーショー”でベストラジカルに輝いたケンズによる“Velvet Fang”はHCSでも頂点を獲得。125cu-inのパトリックレーシング製モーターにマグナチャージャー製ブロアーを組み合わせた仕様は“ホットロッド・ショー”の頂点に相応しいものです
2006年にカスタムバイクの世界一を決めるコンテストである“AMDワールドチャンピオンシップ”にてハーレーのサイドバルブをベースにした“Chicara Art”で頂点に輝いたチカラモーターサイクルが、この年はメグロをベースにした“Chicara Art III”でHCSのベストを獲得。ディテールを徹底的に造り込んだフィニッシュは、まさに世界レベルです
この年からパシフィコ横浜、全面での開催となり、エントリーも650台を数えたHCSですが、その中でベストとなったのが三重県のヴァーチュオーゾによるアイアンスポーツ・チョッパー。オーソドックスなシルエットながら細部の造り込みに唸らされる一台です
この時代、既に日本を代表するアメリカン・カスタムカルチャーの祭典として定着した感もあるHCSで頂点に輝いたのは滋賀のカスタムワークス・ゾンが創業10周年を記念して製作したアニバーサリー・カスタム。各部の造り込みやプロアーム(片持ち)化されたリア周りなど、同店らしさを感じさせるマシンとなっています
各部をラグ風に仕上げたワンオフ(一品もの)・フレームにS&Sナックルモーターを搭載したチェリーズカンパニーによる“Freiherr”が2012年のチャンピオン。スタイルと走りを高次元で両立する姿勢は同店らしさを感じるものです
チョッパーとレーサーの要素を見事に融合させたチェリーズカンパニーによる“LEFTY BOND”が2013年のHCSのベスト。この一台によって同店は2年連続で頂点を獲得し、地位を確立。各部の造り込みはもちろん、車両全体のシルエットも秀逸です
2013年もチェリーズカンパニーがベスト・オブ・ショーを獲得したHCS。この“Chronos”によって同店は未だ破られていない三連覇を果たします。オリジナルのガーダーフォークや美しい曲線のフレーム、細部の造り込みなど、まさに王者の風格が漂う一台です
細部に施された卓越したメタルワークが評価を受け、2015年はアウトキャストが頂点を獲得。シルエット自体はオーソドックスなチョッパーだが、明確なカタチで高い技術力を見せることもHCSで評価を受けるポイントでしょう。ビルダーの念が伝わる一台です
過去を振り返ってもハーレー・ダビッドソン・ベースのカスタムが主流といえるHCSで、欧州車をベースにしたマシンで初の頂点に輝いたのが広島の平和モーターサイクル。この“Master Peace”は、毎年、HCSでテーマを変えて開催される“スポットライト”でもベストを獲得。この年、合わせて四冠を獲得しました
ヒデモ、チェリーズに続き二年連続でベスト・オブ・ショーとなった広島の平和モーターサイクルは、2017年もトライアンフで頂点を獲得。この“Dirty Pigeon”は海外のカスタムショーにもゲストとして招待され、高い評価を受けています。フレームワークにも注目したい一台です
2018年のYOKOHAMA HCSでは、BMW Motorradが当時、世界未発表のプロトタイプ・エンジンを供給し、カスタムワークス・ゾンによってフルスクラッチ・ビルドされた“DEPARTED R18”が頂点に輝きました。日本のカスタムシーンが世界から注目を集め、評価される証といえる出来事がキッカケとなり生み出されたこの一台であるが、ベストとなった理由は、あくまでも純然たるクリエイティビティ(創造性)とスタイルのバランス。この車両も欧州や米国などの多くのショーでゲストとして出展を果たします
2018年の開催時には1万5000人近くの来場者が押し寄せたYOKOHAMA HCS。約650台のバイクが展示されました
HCSでモーターサイクル・エントリーがスタートした2002年にベストとなったのが老舗のモーターサイクルズDEN。パウコ製フレームにナロースプリンガーという車体にナックルヘッドを搭載した典型的なチョッパーです。この年の出展台数は100台弱
2019年12月1日に神奈川県横浜市のパシフィコ横浜にて開催されるYOKOHAMA HOTROD CUSTOM SHOW2019。9月12日に行われたWeb上でのモーターサイクル・エントリーは驚くことに僅か30分で定数オーバー。海外からのゲストも多数来日し、益々の盛り上がりが期待されるイベントです。ちなみに2014年からバイクでの来場は禁止なので、訪れる際には公共機関の電車やバスを使用するのが原則。会場の外は“SHIZUKANI”が基本です

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