スマート社会の運び屋アディバ「VX-2」 郵政仕様CT110の電動版となるか!?

ピザなど食べ物のデリバリー、あるいは郵便配達、働く電動バイクとして開発されたのが、ADIVA(アディバ)の最新作「VX-2」です。大きなリアボックスを標準装備するだけでなく、足もとにも大型収納スペースがあり、サイズを超えた積載能力を誇っています。

同一モデルながら原付2種か1種かを選べる

 ADIVA(アディバ)は1996年にイタリアで生まれた都市型バイクブランドで、今回試乗する「VX-2」は小型の2輪EVです。同社は電動バイクに積極的で、軽二輪枠の大型スクーター「VX-1」や屋根付き3輪モデル「AD-Cargo」「AD1-E」を製造しています。

ADIVA「VX-2」を試乗する筆者(青木タカオ)

 いずれもブラシレスDCモーターが駆動輪に内蔵された、いわゆるインホイールモーターを採用。「VX-2」ではモーター出力が2つ設定され、定格出力0.6kW(原付1種=エンジン車なら排気量50ccに相当)と1kW(原付2種=エンジン車なら排気量125cc以下に相当)が、運転者の所有する免許などで選べます。今回は1kWモデルに試乗しました。

 足まわりは前後13インチで、フロントだけでなくリアにもディスク式ブレーキが備わっています。回生ブレーキが強力で、アクセルグリップを前方向に回すとエンジンブレーキのように制動力を発揮し、慣れると前後ブレーキを使わなくとも、これだけで停まることができるほどよく効くのです。これは、一度使ったら病みつきになります。

 そして回生ブレーキを使うと、メーターパネルのバッテリー残量が増えることがあるので、嬉しくなってついつい多用しがちになってしまうのでした。

 回生ブレーキを効かせるように、停車時にアクセルグリップを前方向へ回すと車体が後退し、取り回し時にとても便利です。アディバでは「マルチファンクションスロットル」と呼び、加速、減速、後退をスロットルだけで操作可能としています。

EVスポーツとしても通用する加速性能

 アクセルを開けたときの加速力は、ビジネスバイクとは思えぬ力強さで、フロントが持ち上がりそうなほどにパワフル。スポーツモデルとしても通用するほど強烈なものです。

鋭い加速で使い勝手に優れたADIVA「VX-2」

 あっという間に最高速度70km/hに達し、スピードリミッターが効きます。原2モデルは最高出力6kW(8.158PS)、原1モデルは最高出力4kW(5.438PS)、最高速度50km/hとなっています。

 2.2kWh 48Vリチウムイオンバッテリーは脱着可能で、車両から外して家庭用の100V電源から充電可能です。2?5時間ほどでフルチャージでき、航続可能距離は50km程度が目安。バッテリーはシート下にありますが、予備バッテリーを積むスペースも用意されています。

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