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長いフロントフォークのカスタムバイクはなぜ生まれた? アメリカン・カスタムの象徴“チョッパー”の進化の過程とは

米国で生まれた“Chopper”というカスタムバイクは、1950年代に登場して以来、様々な進化を遂げ現在に紡がれています。

1950年代から進化を続けるアメリカン・カスタムの象徴「Chopper」

 Chopper(チョッパー)というカルチャーは、1950年代当時の血気盛んな若者たちが始めたといっても間違いないでしょう。

“MAIL BOX”や“CALIFORNIA CRUISER”などのトライクも製作し、ホイールの数に関係なく様々な作品を残したEd“Big Daddy”Roth。1932年-2001年。(写真提供MOONEYES)

 その黎明期ではハーレーの小排気量モデルであるハマー(前身のモデルS型は1947年から生産)や1946年~1965年まで生産された小型バイク“マスタング”のタンク、英国ワッセル社のピーナツタンクなどをハーレーに取り付け、フェンダーもスリムな英国車のセンターリブタイプやフォードなどクルマのスペアタイヤを収納するカバーなど加工して、それぞれの愛車に取り付け……といった手法がストリートから自然発生的に始まり、Chopperというカルチャーが華開いていったといっても過言ではありません。
 
 当時の若者たちがそうした改造に手を染めるようになった理由として、今も語られるのが「車重がヘビーなハーレーを軽量化する」という目的と「愛車をスタイリッシュにする」というものが挙げられます。
 
 ヘッドライトやテールランプなどの保安部品も当時、ハーレーで採用されていたGUIDE製のスポットライトやベイツ社製のコンパクトなライトに交換し、テールは英国のルーカス社製ランプや他車種のものへと変更。

 タンクやフェンダー、保安部品などに英国車のものが多く使用された流れから考えても、「第二次大戦の帰還兵たちが欧州で目にした車両のスリムなスタイルを取り入れ……」という説話は、あながち的外れではないのかもしれません。

 そうした中、何故、フロントフォークが延長され多くの人が思い描くであろう姿の典型的なChopperが生まれたのかという疑問が沸き起こるでしょうが、これに関しては面白い説が文献として残っています。

 Chopperというカルチャーが盛り上がりを見せた1967年、グラスファイバーを使ったホットロッド(カスタムカーのひとつのジャンル)製作で名を馳せ、玩具メーカーのREBEL社と契約した際に企画した模型で世界的なヒットを生み出したEd“Big Daddy”Roth(エド・ロス)が、その利益を投入しRoth Publicationを設立します。

 後にエド・ロスは世界初のChopper専門誌である“Choppers Magazine”を発行するのですが、そのページを飾った一枚の写真がロングフォーク・チョッパーの始まりと言われています。

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