新たに加わったカワサキ「W800 CAFE(ダブル800 カフェ)」は、新型の持ち味を存分に発揮する新感覚モデル

カワサキの新型「W800 CAFE(ダブル800 カフェ)」は、ビキニカウル&ローハンドルのカフェレーサースタイルが特徴です。乗り味もスポーティでコーナリングを楽しめます。

新型のスポーティさを強調する“カフェ”

 新登場の「W800 CAFE(ダブル800 カフェ」は、運動性能を高めた新型の持ち味を存分に引き出せるスポーティなモデルとなっています。ビキニカウルがセットされた実車を目の当たりにすると、見るからに走りを意識していることがわかります。

カワサキ新型「W800 CAFE(ダブル800 カフェ)」に乗る筆者(青木タカオ)

 クラブマンスタイルのM字形状ハンドルバーが備わって、乗車姿勢は上体がやや前傾するアグレシッブなものになっています。

 シートもシングルシートをイメージさせる段付きのものとなり、跨った瞬間にスポーツマインドをかき立てられます。指針式のオーソドックスなデュアルメーターもパネルの内側をホワイトにし、軽快感を演出しています。

 360度クランクの空冷バーチカルツインエンジンや前後18インチ化(先代はフロント19インチ)した足まわりなど、同時発売の「W800 STREET(ダブル800 ストリート)」と基本構成は共通としていますが、走りの印象はだいぶ異なります。

イン側にお尻をずらすアグレシッブな走りにも対応

「ストリート」は万人受けするゆったりとしたハンドリングで、これまでWシリーズに乗ってきた人にも「変わらなくてよかった」と感じさせるものです。

 一方「カフェ」は、現代的なステアリングフィーリングで、コーナーではイン側にお尻をずらして積極的に荷重をかけるような、スポーツバイク的な乗り方も楽しめます。「W」の新しい世界観を発見させてくれるのです。

 こうしたスポーツ志向のモデルも選べて、乗ってみても「エキサイティングで面白い!!」と感じさせてくれるのは、新型W800が走りのポテンシャルを高めているからこそだと思います。

カワサキ新型「W800 CAFE(ダブル800 カフェ)」

 ベベルギア駆動の空冷並列2気筒SOHC4バルブエンジンは、ボア×ストロークや773ccの排気量こそ変わらないものの、最高出力を4PS向上させて52psに。最大トルク発生回転数も2500から4800rpmに上げ、低速域での力強さをそのままに中高回転もトルクフルに感じ、スロットルを大きく開けて伸び上がり感も楽しみたくなるのでした。

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