モトクロス界のオリンピック!? 「モトクロス・オブ・ネイションズ」の日本代表メンバー決定!

2019年9月28日と29日に、オランダ・アッセンで「MONSTER ENERGY FIM MOTOCROSS OF NATIONS(モンスターエナジー・エフアイエム・モトクロス・オブ・ネイションズ)」が開催されます。大会に向けて9月2日、東京都内で日本代表メンバーが発表されました。

「モトクロス・オブ・ネイションズ」とはどんな大会?

 モトクロス(MOTOCROSS)は未舗装の周回コースで速さを競うモーターサイクルレースのひとつで、ヨーロッパや北米では古くから人気のモータースポーツです。

2018年のアメリカ大会では、最多優勝(22回)を狙うアメリカが2014年から連覇中のフランスに優勝を与える結果に。国籍、排気量が異なるライダー同士の一斉スタートは独特の緊張感と迫力に満ちています

 なかでも1947年からスタートした「MOTOCROSS OF NATIONS(モトクロス・オブ・ネイションズ)」は、“モトクロスの国別対抗世界選手権”とも言える団体戦で、年に1度、各国の代表選手が競い合う大会です。「モトクロス界のオリンピック、ワールドカップ」などと呼ばれる大人気イベントです。

 日本での知名度は低いものの、ヨーロッパやアメリカでは熱狂的な各国の応援団やモトクロスファンが押しかけ、毎年どの会場でも数万人規模の観客が集まります。

 2019年の会場となるアッセンは、ロードレースのサーキットとしても有名ですが、コース内に大量のサンドを投入したモトクロスコースが存在しており、世界選手権の会場としても熱戦が展開されています。

 記者会見では日本代表チームメンバーとして、3名のライダーが発表されました。

#61 成田 亮(なりた あきら)選手(MXGP:4ストローク450cc)
#63 富田俊樹(とみた としき)選手(MX OPEN:4ストローク250ccまたは450cc)
#62 能塚智寛(のうつか ちひろ)選手(MX2:4ストローク250cc)

 また、チーム監督にはTeam HRC元監督の芹沢直樹(せりざわ なおき)氏が就任することが発表されました。

写真左から芹沢直樹(日本代表チーム監督)、成田亮選手(MXGP)、能塚智寛選手(MX2)、鈴木哲夫氏(MFJ会長)

 モトクロス・オブ・ネイションズは3クラスの混走レースが計3回行われます(MXGP/MX2、MX2/MX OPEN、MXGP/MX OPEN)。各国内のワーストリザルトを除いた順位をポイントとして、最も数字が少ない国が優勝となります。

 日本はこれまで、2000年フランス大会の高濱龍一郎、熱田孝高、成田亮各選手、2003年ベルギー大会の成田亮、増田一将、熱田孝高各選手の代表チームが、過去最高位タイとなる6位を獲得、2007年アメリカ大会は7位を記録しています。

 その後、日本のモトクロス界は低迷が続き、欧米のレベルから大きく引き離されてしまい苦戦が続いています。

 しかし例年行なわれることのなかった記者会見の開催に、MFJ新会長の鈴木哲夫氏も駆けつけ、本年度の大会への強い意気込みが感じられました。鈴木氏は長らくHRCの代表を務め、国内モータースポーツの牽引者でもあります。

 全日本モトクロス選手権の最高峰クラスで12度のチャンピオンに輝き、日本代表選手として今年で10度目の参戦となる成田選手(39歳)は以下のようにコメントします。

「年齢は最年長ですが、いまだに自分のスキルが向上しているのを感じます。多くの日本人が苦手とするサンド質のアッセンだからこそ、自分が出てみたいと思い、志願しました」

MXGPクラス(4ストローク450cc)に参戦する#61 成田亮(なりた あきら)選手

 また、2019年度ヨーロッパのEMXに参戦する能塚選手(22歳)は「日頃から練習している環境ではあるので、若さでチームをひっぱりたい」と意気込みを語ってくれました。

 そして負傷により記者会見には参加できなかった富田選手(28歳)は、アメリカのモトクロス最高峰AMAモトクロス選手権の450MXで活躍中です。

 海外レース参戦経験が豊富なライダーが集められた、日本代表チームの活躍に期待したいところです。

【了】

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