普通自動車免許があればバイクに乗れる?今さら聞けない付帯免許とは!

運転免許には付帯免許といった仕組みがあるのをご存じでしょうか?大は小を兼ねるといった言葉があるように、上位の免許があればそれよりも下のクラスの乗りものを運転することが可能となります。免許を持っている人なら誰もが知っていそうな付帯免許ですが、普通自動車免許で乗ることができるのはどのクラスのバイクまでなのかおさらいしていきましょう。

付帯免許とは?

 付帯免許で一般的に知られているのが、普通自動車免許を取得している人であれば排気量が50cc以下の原付一種の運転が可能であることでしょう。原付は実技試験が必要なく、交通ルールなどの学科試験のみで即日免許が交付されるため取得が簡単な免許となっています。そのため、バイクのように不安定な二輪の乗りものであるにもかかわらず、クルマの免許取得する際の交通ルールと知識があれば、50cc以下の原付に乗ることはOKとされています。

普通自動車免許で50cc以下の原付に乗ることはOKです

 日本では普通自動車免許で運転できるのは50cc以下の原付のみとなっているのが現状ですが、欧州では排気量125ccまでのバイクを付帯免許として運転することが可能な国が多くあります。日本の原付には法定速度30km/h、二段階右折、2人乗りの禁止などの独自の交通ルールが存在しているため、普通自動車免許で原付に乗れるのはありがたいが規制が多すぎて乗りたくないといった声が挙がっているのも事実です。

 しかしそんな中、日本でも普通自動車免許があれば125ccまでの「小型限定普通二輪免許」が付帯されるといった噂が流れはじめました。

原付二種も普通自動車免許で乗れるようになる?

 2016年9月に神戸で開催された「BIKE LOVE FORUM」で、経済産業省の担当者から将来的な二輪車のあり方について「125ccまでのバイク免許取得を今までよりももっと簡単に」との発言がありました。明確な内容までは公言しませんでしたが「バイク市場が昔のように盛り上がっていけるような規制緩和や仕組みを」と語ったことで、普通自動車免許で原付二種が乗れるのでは?との期待の声に変わった背景があるようです。

小型限定普通二輪免許を取得する際は技能教習が必要です

 しかし、小型限定普通二輪免許を取得する際は技能教習が必要なほど走行感覚や運転技術が必要になるため、バイクに乗ったことがない初心者がいきなり公道デビューという訳にはいきません。小型限定普通二輪免許を教習所で取得する場合、バイクの安全講習はもちろん、発進・停止、加速・減速のほか、S字、クランク、一本橋などの技能講習と試験が待っています。バイクの中でも比較的扱いやすいと言われている原付二種でも、運転に慣れるまでには時間を要するのです。

 普通自動車免許で125ccのバイクを運転することはまだ先の話になりそうですが、2018年7月に道路交通法施行規則が改正されたことで、原付二種の免許が取得しやすくなっています。1日に決められていた教習時間が3時間から4時間へと変更になったことでAT限定であれば最短2日でAT限定小型限定普通二輪免許を取得することが可能になりました。土日を利用して取りやすくすることで、バイク離れが進む若者にも興味をもってもらう狙いもあるのではないでしょうか。

※ ※ ※

 普通自動車免許で独自の交通ルールがない125ccのバイクが乗れるとなれば、バイク市場はかつてのような活気を取り戻すことは間違いないでしょう。各メーカーも50ccの原付よりも原付二種の販売に力を入れ始めており、運転のしやすさや経済面、デザインにおいても原付二種がこれからのバイク入門の主流となりそうです。

 付帯免許ですべての原付二種が運転できる可能性は低いかもしれませんが、AT限定やスクーター限定など、一定の条件であれば実現される可能性はあるのではないでしょうか。

【了】

【画像】付帯免許で乗ることができる車種(6枚)

画像ギャラリー

最新記事