ETC技術を活用した「ETCX」サービス開始 125cc以上のバイクに乗ったまま様々な施設でキャッシュレス決済が可能に

ETCソリューションズ株式会社(以下:ETCソリューションズ)は、駐車場など高速道路以外の施設でETC技術を活用して料金支払いなどができるサービス(以下:ETC多目的利用サービ ス)である、会員登録制の新サービス『ETCX』(イーティーシーエックス)を開始しました。どのようなサービスなのでしょうか

バイクこそ便利! 「乗ったまま」キャッシュレス決済が可能に

 ETCソリューションズ株式会社(以下:ETCソリューションズ)は、駐車場など高速道路以外の施設でETC技術を活用して料金支払いなどができるサービス(以下:ETC多目的利用サービ ス)である、会員登録制の新サービス『ETCX』(イーティーシーエックス)を開始しました。

ETC技術を活用して料金支払いなどができる新サービス「ETCX」の利用イメージ

 2021年4月28日より会員登録申し込みを開始したETCXは、ETCカードとクレジットカードを用いて、予めETCXに会員登録を行ったのち、会員登録時に利用したETCカードを車載器に挿入することで利用できるサービスで、ETCX加盟店の施設で車載器が搭載可能なバイク(125cc以上のもの)や自動車に乗ったまま決済を行うことが可能になります。

 ETCXにおいては、民間への普及を目的としているため、現在の高速道路で利用されている「ノンストップ走行」を前提にした仕組みでは なく、「一旦停止」が前提の「ネットワーク型ETC」を採用することで、低コストでのシステム化を実現したといいます。

 なお、ETCXの主な特徴は以下の通りです。

1)料金支払・精算時に現金、クレジットカード等の受け渡しやスマートフォンの操作などが一切不要
2)無線通信を利用したタッチレス決済で、接触機会の低減による感染症予防対策の実現
3)車載器情報(車種・車番・車長など)を利活用したソリューションの提供

※ ※ ※

 ETCソリューションズによると、サービス導入の第1弾として2021年4月29日(木・祝)より新名神高速道路の鈴鹿パーキングエリア(上り線)のピットストップSUZUKAのドライブスルーにてETCXによる料金支払が可能になるほか、2021年7月1日(木)より、静岡県内の伊豆中央道と修善寺道路の各料金所において、有料道路では日本初となるETCXのサービスが開始予定といいます。
 
 飲食店やガソリンスタンド、駐車場など、今後は3年以内に約100箇所での導入を目指すという新サービスのETCX。バイク乗りにとっても便利なシステムだけにスピード感のある普及に期待したいところです。

【了】

【画像】新サービス「ETCX」の利用例と利用までの流れを画像で見る(10枚)

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