【バイクのニュース×MOONEYES コラボ企画】”YAMAHA PAS City V”カスタマイズの道~Vol.6~遂に来たぜ、最終回!! MOONEYES オフィシャル 電動アシスト付自転車完成!! そして減量アシスト付広報も完成!!

アメリカン・カルチャーの伝道師とでもいうべき存在であるメーカー「MOONEYES」とバイクのニュースのコラボによる、ヤマハ「PAS」カスタム企画も遂に最終回。その全貌を公開します。

ガチガチのハードな世界「Bonneville Speed Week」

 今、僕(MOONEYES 広報 Pan スミ)がこの原稿を書いている時に、遠くUSAのユタではBonneville Speed Weekが開催されています。広大な塩湖の上で最高速を競い合うLand Speed Raceです。今年から MOONEYES は新しいマシンで参戦していますので気になる…気になってしょうがない……。

最高速を競い合う Land Speed Race 「Bonneville Speed Week」に参戦するMOONEYES製のマシン

 この場所でしか経験出来ない事がとにかく山ほどあるのです。僕は、Race Car を運転するわけではなく、撮影クルーとして2008年から過去4度幸運にもこの瞬間を体感する機会がありました。普段、一眼レフカメラを使用して撮影する事を業務の一つとして触り続けてきていますが、この場所は通常の撮影に対しての常識が全く通用しない場所だと思っています。
 
 行く度に、自分の撮影の不甲斐なさに悔しい気持ち満載で帰国というのがお決まり。日本に帰ってきても「あの時、こう撮影すれば良かったのか!!」と考える事がよくあります。日本のお盆時期というタイミングと天候不順でレースが中止になったりと、僕は2013年を最後に行けていませんが、今年も MOONEYES USA 社長の Chico Kodama (Chico-san)がレースカーを操り、MOONEYES 代表である Shige-san も会場で見届けているガチガチのハードな世界です。

最高速を競い合う Land Speed Race 「Bonneville Speed Week」に参戦するMOONEYES製のマシン

 この場所でしか会えない人達もレースチームも沢山いますから、僕も行きたい気持ちはもの凄くあります……がしかし、ただ行くだけじゃ全く意味がありません。強烈な環境の中、自身の撮影で表現出来る世界を増やしてみせる! という自信と根拠がない限り、僕のような人間が行っても意味がないような気がしてなりません。とにかく、その時が来た時、「イエッサー」と自信満々で返答出来る様に、日々の業務に臨むしかありませんね。頑張るぞー!!

 あ、頑張りますって禁句でした僕の場合。MOONEYES に入社当時、散々失敗した時のおまじないみたいに「頑張ります」と連呼していたところ、静かに Shige-san に呼ばれ「頑張っている人間は星の数ほどいる。こういう時は、結果を出しますと言えば良い」と言われたんですよ。一気に自分の頭の中の認識が変わった瞬間でした。なかなか口に出して言えませんから「結果を出します」って。
 
 この言葉を言いきる為には、日々の行動と積み重ねた経験で自信が無ければ言えません。もう逃げられねぇぞ!! と自分に言い聞かせるしかありません。「頑張ります」の何倍も重みがあるように感じました。それからです。海外出張時や大一番の仕事で自宅を出発する時、「結果を出してきます」と真顔で奥さんに宣言してから出発するようになったのは(カッコつけているのではありません。本音はビビって泣きそうです)。Bonneville に行く前に、まずは良い結果を積み重ねないと!!

遂に完成したPASカスタム、気になる車名は……

 さぁ、今回でバイクのニュース様とのコラボ企画も今回で最終回。YAMAHA PAS City-Vも完成となります。そう、先週最後に製作しているPASの名前を付けなければ!! MOONEYES 代表である Shige-san に名前を付けてもらわなければ!! と書いたのですが、間髪入れずに現在 USA に滞在している Shige-san よりメールが届きました。レスポンスが早い……時差ってなかったっけ? ……今何時なんだ…。

 メール開封。Shige-sanより命名をお願いした事について「プレッシャーだな」と返事が返ってきていますが、読み進めると、えぇー!! 候補の名前が8つ並んでいます……。散々、商品や広告のキャッチコピーや、イベントキャンペーンタイトルを即決でShige-sanが決めていっているのを、目の前で見てきていますけど、ここまで沢山の名前が頭に浮かぶとは。
 
 ん? 同じタイトルでShige-sanからメールがまた届きました。「追加でこれも」…最終的に9つの候補から選ぶ事になりました。野球チームが完成しました。そんなファミスタのピノみたいな速さで名前を生み出した Shige-san より「どれか決めたら教えて」と連絡がきました。ぉおっと、プレッシャー返し……。どれにしよう。これか? いや、カッコ良すぎるかな、もっとライトなこれかな、いや、やっぱりわかりやすくMOONEYESらしい名前のこれだ! でしょう! 自信を持てよ!!

 恐る恐る選択した名前を送信!! MOONEYES USA のShige-san よりたった一言のメールが届きました。

「だよね」

 おぉ~安堵ぉ~。いやぁ良かった遂に MOONEYES Official になった気がします。

 自宅ガレージよりMOON Garage に戻ってきた、目の前の Pas City-Vの名前は、名前は……

「MOON Streetliner」!!!! 

 いやぁ良い! もはや製作企画が全て終わったかのような気になります。いや終わっていませんって。急げ、急げ。企画スタート時、3週間分のストックがあったこの企画も既に貯金ゼロ。数日後には最終回です。すぐ Wildman 石井の Studio に直行です。MOON Streetliner のレタリング入れと、YAMAHA のエンブレムの配置位置、全体的なピンストライプの位置、カラーと色数を急いで決めていきます。

ついに最終仕上げの段階を迎えたPASカスタム。Wildman 石井によるピンストライプがスタートしました

「準備出来たから始めるよー」Wildman 石井からの連絡に、急いで MOON Garage に向かうと既にレタリングデザインのラフ案が出来ています。

「どのフォントでいこうか?」「これでいきましょう!」高速餅つきみたいな掛け合いで即決し、ここから鬼のスピードでWildman が描き進めていきます。途中Wildman宛の電話が入りました。

ついに最終仕上げの段階を迎えたPASカスタム。仕事の電話をしながら、筆を進めるWildman 石井の神業が炸裂します

 普通、作業の手を止めるじゃないですか? レタリングブラシで細かいレタリングを一発フリーハンドで入れているわけですから。違うんですよ。そのまま仕事の電話をしながら、筆を進めているんですよ。しかも「そうですか、はっはっは~」みたいなお腹にチカラ入れて出す声まで出しています。
 
 年上の大先輩ですが「ちょっとちょっとぉ~」ってめちゃくちゃ不安になります。絶対に筆先が「はっはっは~」に合わせて、ガタガタにブレてるでしょ! もう!! と思うじゃないですか? だがしかし、筆先はまったくもって、滑らかに動いているんです。もう僕みたいな凡人にはもはや理解不能な技術です。猛スピードのまま、全ての筆入れを終わらせ完成。

ついに最終仕上げの段階を迎えたPASカスタム。仕事の電話をしながら、筆を進めるWildman 石井の神業が炸裂します

 最後は、電動アシスト自転車についているバッテリー用に MOON Product である “MOON Tank”のBadge を制作します。”MOON ELECTRIC TANK” の完成!! これ絶対に最後にやろうと企んでいたんですよ。いやウソつきました。僕の仕事が遅くて気が付いたら最後でした。バカバカバカ!!! まぁ良いでしょう。よーし! カタチになった!!!

PASカスタム用に製作されたバッテリー用のバッジ

 製作企画の最後の最後に行うお披露目用の撮影の日を迎えました。

 いやぁ~遂にこの日が来たぜ~。今日の天気予報は雨!!  ……どうりで寝起きからソワソワしてましたよ。でも大丈夫ですって!! まだ降っていないですから。降り出すまでに終わらせる!!

 MOONEYS に入社する15年前まで、カメラなんて工事現場で「施行完了」って書いた看板を撮影する時ぐらいしか持った事がありませんでした。そんな人間が、MOONEYES での環境と、沢山の人達のお陰で、今日も楽しくカメラに触れて撮影が出来ています。

 部署を飛び越え皆が、早朝撮影の準備を手伝ってくれます。阿吽の呼吸というか、こういう時、MOONEYES のスタッフである事を誇りに思うんです。シャッターを切るのは僕ですが、正直撮影は一人じゃ絶対に出来ません。沢山の人達の協力で成り立つ業務です。いつも何かを言わなくても絶対に皆が手伝ってくれています。こういう周りの皆からパワーを感じる瞬間が堪らなく好きです。(下の写真はこの時手伝ってくれていた商品開発部の先輩 “Oh”角谷さん)

遂に完成したPASカスタム。部署を飛び越え、MOONEYESのスタッフが手伝ってくれます

 よーし撮影開始!! ドーン!!

 僕は、よく撮影する行為を文字で起こす時、「ドーン」って言葉で表現します。本当ならカシャとかパシャリとかなんでしょうけど。だけど「ドーン」って言葉が何故か一番しっくりきます。僕は写真家ではありません。MOONEYES の業務として、カメラのファインダーを覗くごく普通の会社員です。
 
 ですが、必ず何かしらの目的と、しっかりと対象物をお客様に伝える義務があります。ファインダーを覗いて、映し出されている数値を確認しながら、目の前の対象物が最高にカッコ良い状態に写る四角形を切り取っていくのが仕事です。なので恐ろしく地味にブツブツと色々考えています。気が付いたら呼吸も浅くなっています。こういう状態になると恥ずかしいのですが、真冬でも汗がとまらなくなります。全ては「キタ~カッコいい~!! ここだ!!ドーン!!!」の瞬間の為です。

YAMAHAの電動アシスト自転車「PAS City V」

 脱線しまくって申し訳ございません。完成した Yamaha Pas City-V “MOON Streetliner” を皆様ご確認ください!! (この数分後に土砂降りです。セーフ!!!)

ついに最終仕上げの段階を迎えたPASカスタム。MOONEYES初の電動アシスト自転車カスタムです

 細かい変更箇所については、以前の記事をご確認くださいませ。MOONEYES が提案する初めての電動アシスト自転車のカタチになります。

ついに最終仕上げの段階を迎えたPASカスタム。MOONEYES初の電動アシスト自転車カスタムです

 沢山の社外の方達にもご協力頂きながら、無事完成を迎える事が出来ました。この場をお借りしてお礼申し上げます。有り難うございました。

ついに最終仕上げの段階を迎えたPASカスタム。MOONEYES初の電動アシスト自転車カスタムです

 この企画のスタート時、自転車は大好きでしたけど、電動アシスト付自転車って……という不安の方が正直、勝っていたのかもしれません。でも、そもそも仕事とプライベートのON/OFFなんて必要ない楽しい事が大好きな人間ですから、とにかく楽しもう! といつの間にか考えていました。いや、実際に楽しかったです。

ついに最終仕上げの段階を迎えたPASカスタム。MOONEYES初の電動アシスト自転車カスタムです
ついに最終仕上げの段階を迎えたPASカスタム。MOONEYES初の電動アシスト自転車カスタムです

 カスタマイズという行為は、自分が思っている程、まだまだ日本では認められていない部分、根付いていない部分があると思います。そこの部分はしっかりと自覚しています。ですから、安全の部分に対してその道のプロの意見を聞く事を大前提に進めていきました。また、大掛かりな難しい事や金額的に掛かる事をしなくても誰でも楽しめるという事をお伝えしていこうと常に考えながら進めていきました。

 そして、普段 MOONEYES から発信する情報を見られていなかった人達に対して、「バイクのニュース」という世界をお借りして情報を発信出来た事は貴重な経験でした。広報冥利に尽きます。有り難うございました。

ついに最終仕上げの段階を迎えたPASカスタムの指揮を取った筆者(MOONEYES 広報 Pan スミ)

 最後に、この記事をお読みくださった皆様、誠に有り難うございました。気になる部分がございましたら、お気軽に MOONEYES にお声かけください。お客様の為の1台に対し、ご一緒に考えていきたいですね。カスタマイズは「自由」ですから、MOON Streetliner と全く違う1台を見たい!! 僕もアドバイス的な事は言えないかもしれませんが、楽しくなりそうな事をご一緒に企みます!

 又、皆様にお会い出来るのを楽しみにしています!!

 有り難うございました。

Go! with MOON!!

MOONEYES 広報 Pan スミ
(最終回タイトルに「減量アシスト付広報も完成」とドサクサに紛れ入れましたが企画スタート時から12kg減量し、自身もカスタマイズしました(ノンフィクションです) 、これは、MOON Streetliner の航続距離を伸ばす為です(これはフィクションです)。

【了】

【画像】大変身! MOONEYESによるYAMAHA PAS City Vカスタムの画像を見る(20枚)

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